失ってから初めてその価値に気付くもの。いつも隣で笑っていたかったのに、行ってしまった営業マン。憧れて入ったけど、何となく辞めてしまった不動産屋。
あと、若さとか・・・。一番後悔するのは、ちゃんとありがとうって言えなかったこと。最後の挨拶がシンプルに、『お世話になりました』…っぽいものではなく、目に涙を浮かべながら、『こんなに頼ってたのに、行かないで~!』だと、『ん?パートさんまで食ってたのか?』みたいな疑惑が生まれ…残る私が困ります。
幸か不幸か、パートの雇用契約は短期間で、それを更新して頂けるのかどうかはギリギリまでわかりません。居心地の良い現在の職場を当たり前に存在するものと思ったことはありません。自分の居場所があるということだけでも感謝、契約更新して頂けたとしたらその奇跡に感謝。そういう気持ちで働いています。その方が自然と勤務態度がよくなるように思います。
友達が、弁護士の卵(司法浪人と名乗るニートのこと)を青田買いして、自ら住む部屋にお持ち帰りしました。ちょっとイジって合格済み弁護士に迫る方がてっとり早かったかも知れません。何年も居座られました。ほかの女に男を持っていかれるとイタイ年齢になってしまいました。入籍に到らない不安定な状態の間、エステやジムに通い常に美貌を保っていました(ニート1人養いながら)。主婦では持てない緊張感があったのでしょう。(
合格&結婚おめでとう!安心した!)就業時間が社員さんより短いのに、更に5分前後、理由もなく遅刻して来られる方を見かけてきました。お仕事を教わる間は気にしないフリをしておきますが、もう教わることがないと思った瞬間に言ってしまいます。『いつもキッチリ4分20秒ですね!』慣れ過ぎてダレ過ぎているという感じが、働き方を見ていてもわかります。周囲の士気を下げてまで来なくていいです。…いじめられたくなかったら私の真似をしてはいけません。苦言を呈するのは社員さんのお仕事です。
若いのにとんでもない所に飛ばされてしまう社員さんを見かけることもございます。意地悪な上司の嫌がらせだったり、わがままな上司の理不尽な報復であったりすることもあります。『大手に転職出来た=俺って生まれつきエライ』って勘違いしてしまったり、『仕事にだいぶ慣れてきた=俺って無敵のデキる男』って思ってしまったりして、たまたまオイシイ所に居られることへの感謝の気持ちを持ってなさそうな態度の方も、そういう目に遭われています。
ヘンな所に飛ばされないように…とか、男に捨てられないように…とか、雇用契約更新してもらえるように…とか、下心を持ってしまうのも仕方の無いことですが、出来れば自然と、今ある幸せに感謝の気持ちを持てると良いですね。持ち続けることで周囲に伝わる気がします。
敢えて言葉にします。いつもありがとうございます。