引越しシーズン到来、不動産業界の繁忙期なので、お引越しのお話をタイムリーに書いておこうと思います。最近テレビを見ていて疑問に思うのですが、容疑者または被害者の近所の人がインタビューで、『よく挨拶をしてくれるいい人だったんです』って答えるのをよく見ます。幼稚園児だって挨拶ぐらい出来るでしょうが、それ以外に特徴は無かったのでしょうか?
既存のコミュニティに新入りとして仲間に入れてもらうということですから、引っ越す時は下手に回って当然挨拶するでしょう。私の場合、ピアノを弾く、敷地内に駐車場必須、駅近物件限定…と、面倒な条件を付けながら賃貸物件を探すので、なかなか決まりません。空室が多くてお困りの所に無理矢理入れて頂いたのが、特別条件付でした。『本来楽器演奏不可ですが、周囲に迷惑かけないなら許可します。周囲から苦情が出たら2度と弾かないで下さい。』
2度目の苦情で強制退去になってしまうのでしょうか?苦情発覚を防ぐための挨拶を考えました。同じ階の全ての部屋、上の部屋、下の部屋、管理人さんに対して。『ピアノを弾くことがございます。音漏れには気を付けますが、万一お気づきのことがあれば、スグにこの番号にお電話下さい。』…と、携帯電話の番号を渡していました。やりすぎでしたが、それによる不利益は幸い無く、苦情も電話も来ません。家賃が高い分、住民モラルも高かったのでしょう。
引越し先での挨拶 について詳しく解説しているサイトを拝見しておりますと、初対面の人に対して私は警戒心が無さ過ぎたのかも知れません。ちょっと反省しました。私は夫婦揃って『善良な隣人』っぽいオーラを放ちながら挨拶して回ります。女性の一人暮らしをフロア全体にアピールするのは無用心ですから、お一人様にまで私と同じ方法はお勧め出来ません。
オートロック付マンションで一人暮らししている事務員さんに聞いてみますと、『隣と下と管理人さんにしか挨拶しなかった』…とのことでした。我が家と違って
騒音も出さないでしょうから、上の部屋には迷惑をかけないと思います。あと、郵便受けと玄関に表札の類は出さないようにしているそうです。郵便屋さんが困りません?『住宅地図の後ろのページ見たことないの?』
…そう言えば載ってますよね。マンション名と号室と苗字がズラ~ッと。ストーカーよけ対策として名前を知らせないようにしているのだとか。そういう主義の方は、マンション内で引越しの挨拶に来られても居留守を使うことがあります。私はそういうことを知らずにインターホンを鳴らしまくるという愚行を同じお部屋に対して3回以上繰り返したことがございます。これまた反省。
こちらはピンポンダッシュも歓迎です!