同年代及びそれ以下のお友達と遊ぶ時は、妙な責任感があって
黄レンジャー という大役に立候補し続けてきた私ですが、一番好きな役は違いました。ちょうど2組に分かれて何かを競わないといけない時に人数が奇数だと争いづらくなります。そんな時、頭数に入れられない、『ごまめ 』という役がありました。たった1席しかないこの枠、通常は誰かの妹とか弟とか、最年少の者が強制的に落ち着くはずでしたが、同年代しか居ない時、私は積極的に立候補しました。
何の責任も求められず、みんなと遊んでもらえる…こんなおいしいポジションってありません。年上のお友達グループと遊ぶと立候補するまでもなく『ごまめ』席をゲット出来るので、本当は年上の人と遊ぶのが好きです。一切の責任をとることなく社会勉強が出来ます。それが人生の役にたっているのかいないのか、微妙ですが、私の人格形成上影響があったとは思います。
不動産屋さんの場合、営業マンは第一線で戦う兵士と言えます。事務員さんは最前線に出る兵士ではございませんが、桃レンジャーと同じく必要な存在です。社員さんだけでゴレンジャーとして戦えるはずなのに、ゴマメのように、或いは戦力に入らない黄レンジャーのように、『パートさん』がチョロチョロしています。よく聞かれます。『なんでパートなの?社員になりたいと思わないの?』…面白くなさそうな役なんかに落ち着いていていいの?って意味ですよね?
小さな頃からグループの端っこでみんなと違う行動をとるのが好きだったので、そういうポジションが落ち着くみたいです。ドッジボールをしていても、自分からボールを掴もうとしなかったので、『敵』をやっつけた経験は皆無です。絶対にみんなと同じ方向には逃げないので、『クラス一の戦士』が反射神経だけやたら発達した私を狙ってボールを当てることもありませんでした。最後の一人となって挟み撃ちを目論まれた経験は数え切れませんが、当てられたことがありません。ほとんどボールに触れないまま試合が終了します。…それも楽しかったですよ。
ゴレンジャーごっことかドッジボールの場合、どんなに活躍しても賞金は出ませんが、不動産業界では功績に比例してお給料をたくさん頂けます。パートはゴマメなので、どんなに息を切らして走り続けても頂くお金に変化はありません。でも、参加しているというだけで楽しいのです。パートのメリットと言えば、決まった時間に退社して、毎日のように予約通りの時刻に通院できることでしょうね。社員さんにいっぱい
かわいがられ た結果…虫歯だらけになりました(泣)。
大根おろしや大根役者と同じで、「当たらない」んです。