以前勤めていた石橋不動産(リアルに仮名)の社訓は、『石橋を叩いて渡れば怖くない』…だったような、違ったような。忘れてしまいましたが、警戒心の強い会社でした。例えば、マスク着用を『思いやりの象徴』として推奨しており、マスクをしていない従業員は、会社の空気を読めないだけでなく、思いやりに欠ける人間だと言われます。そこまで警戒していたので、風邪が社内で流行することはありませんでした。異様なマスク集団に見えますが、健康的でいいでしょう?
転職経験は強調したくないので、『前の会社ではこうだったのに!』という主張はしない主義です。それでも、石橋不動産との違いが大き過ぎて最初はとまどいました。くしゃみも咳も、マスクしないどころか手で押さえもしない人が多いのです。顧客や取引先だけでなく、電車の中でたまたま居合わせた方にも嫌がられていると思います。でも、面と向かって忠告いたしません。
私は、咳エチケットのなってない方が一人出た時点ですぐにマスク着用を始めました。顔の中で目しか出さない(女性用小さめサイズのマスクより普通の大人用の方が安く買えたので…)マスク姿は社内で私だけ。『オオカミが来た~!』状態でみなさんに大騒ぎされました。『まさか不動さん、インフル?!』『違います。婦女子と言えども最後の一人となるまで戦う決意の表明です。』『あっ、防御することで風邪と戦うのね。』私はマスクしないオヤジと戦っているんです!
風邪でもないのにマスク姿の私を初めてご覧になった方は、牧場に狼がやってきたかのように驚かれたものですが、皆さんもう慣れたようです。不衛生な社内、当然、風邪が流行して業務遂行に困るほどの人数がお休みされました。相変わらず私はマスク姿で出勤中。大きなマスクなのでどなたも気付かれないようです。熱で顔が火照っているのに…。先発隊が復帰されたらすぐに私も休みたいものですが。敵は社内に潜んでいるものかも知れませんよ、
ご用心 。

少年でも少女でもない女は熟女?そのうち復活いたします