On-the-Job Training すなわち、実際にお仕事しながらの研修ということで、働きながら先輩が仕事を教えて下さるという研修制度のことを申します。ろくな研修を受けさせられない不動産屋ほど、求人広告に、『OJT制度を取り入れているので初心者でも安心!』って書きたがります。執拗にネットリと研修させる所でも、最後の仕上げがOJTだったりするのですが。
研修で、『オレたちってイイ会社に勤めてるから無敵☆』っぽい自信を付けた若造ばかり送りこまれることが、事務員にとっては不満ではありました。やはり現場でないとわからないルールってあると思いますし。研修している所とは全然違うエリアならではの『常識』は、頭を下げて先輩から教えて頂くほかありません。
自信はお客様から手数料頂いてからつけても遅くありません。自信過剰な若造にどう接するか…営業マンによりますね。それでも丁寧に教える方も、いらっしゃいます。丁寧に教えてもその分の報酬は出ないのですよ。先輩に感謝して、次の若造が来た時に会社に恩返しして下さいね。人当たり良さそうな営業マンが新人のOJT担当をするって聞いた時は、『今度の新人は幸せ者だな!』って思いましたが。初日から驚かされました。
どんな新人が来るのか楽しみにしていましたが、午前中に先輩だけ帰社してきました。『あの…新人クンは?』平気で答えてました。『ちょっと面倒で地味な調査があるから、役所回ってきてもらってるんだ。専属の後輩つけてもらえると、仕事がはかどるよ♪』そんな先輩も居ます。
私も新人時代は専属で丁寧に教えて下さる方は居なくて(そんな余裕のある会社でもなかったみたいですが)、色んな所で叱られながら、失敗しながら、しばらく間違ったままだったのを他社の方に教えて頂いたりして、覚えました。
公図 の夢を見てうなされた時期もございました。
『調査方法』なども、わかりやすい図で丁寧に教えて下さるサイトが出来たみたいです。パシリをさせるだけの先輩に当たってしまった新人クン、こちらのサイトで研修してもらっている気分になって下さいね。意外に他社の営業マンのお世話になることってあるものですよ。