パートを採用するための面接をして下さる方と、一緒に働く方とは、違う場合が多いです。パートは人事を左右するような立場の方には近づけない身分だからです。受からないことには働けないので、面接では、えらい人に気にいられるようにします。無理しないと気にいられなさそうな感じなら、そこはご縁のない不動産屋なのだと割り切って早く切り上げて頂くだけにします。
『出勤日や時間については、全面的にそちらの都合に合わせるようにしますので…』など、面接で調子のいいことを言われることは多々ありますが、守られる確率はかなり低い気がします。先方も無理していたのでしょう。『新しく入ってくるパートに気を遣え』って命令におとなしく従うほど従順な部下なんて居ません。調子の良い約束は、社交辞令程度に受け止めます。
よく言われることの一つに、『今まで働いていた所で学んだことをぜひ、こちらでも勉強させて下さい。』っていうセリフがございます。上司がそう言うと、社員さんたちもその場では、『ぜひ、お願いします!』っておっしゃいます。最初は本気にして、『じゃ、あとはヨロシクね。』って上司が居なくなったあとに、『さっそくですが、この部分は…』って言うと、全員から睨まれました。
上に立つ方は本気で、『悪い所を全部改善してくれる人を入れたい』って思っているのかも知れません。同じ職場で何度も言われたこともございますし。社員さんで、『あとから入ってきた人の言うとおりに変わりたい』…などと思う人は皆無です。パートから何か学びたいなどという人はほとんど居ません。上司と2人の時だけ、『はい、全部を改善します!』って答えて、あとは、『みなさんのやり方を見習いたいので教えて下さい』…的な態度にならないと、居られません。

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