異臭を放っているとか嫌悪感を抱かれる風貌をしているとかいうこともなく、敬語に堪能ですから、接客要員として、私は悪くない人材であると自負しております。そういう意味では、不動産屋のパートは向いていると思っております。ただ…人のお顔を覚えるのが苦手なのです。
昔から、よく言われてきました。『こっちはスグに覚えたのに。』って。常に騒音を発しているとか発光しているとかいう訳でもないのですが、私は目立つそうです。数人同時に入ってきても、私の顔と名前を最初に覚えた…と、よく言われます。『こっちは覚えたのに覚えてくれてなかった』…というのは感じ悪いと思いますので、決めました。極力、目立たない!覚えてもらわない!!
その職場では、地味~に働き始めました。『はぁ?』と思った手法にも、大人しく従いました。極力、存在を気づかれないように、ご奉仕させて頂くことにしておりました。受信したファックスが大量に放置されているのが気になったので、みなさんに声をかけてみました。『どなたか、○○町の図面、集めてらっしゃいませんか?全部で20枚ぐらい届いてますよー!』シ~ン…。
『不動さん、デッカイ声で○○マンションとか○○ハイツとかのファックスお願い電話、掛けまくってなかったっけ?』『……。あっ、私でした!スミマセン。』『今度の新人さんは、おっちょこちょいだなぁ。』待って!覚えないで!!【他人を疑う前に、自分が犯人でないかの確認を最初にする】もしくは、【頼んだ図面が届いているか、ファックスを見に行く】という基本を守っていれば、目立たなくて済んだハズでした。仕事を覚える前に、人の顔を覚えることに注力すべきかも?

顔を覚えて下さらなくて結構ですが、クリックは忘れないで下さいね。