不動産業界に入って以来、当たり前に使っておりました。『エンド』って言葉。そう言えば、普通には使いませんでした?『エンドユーザー』の同義語として普及しているものとばかり思っておりました。私たちが、『エンド』とか、『エンドさん』と言えば、一般のお客様のことを指します。
もちろん、お客様の前では、苗字に『様』なり『さん』なり付けて呼ばせて頂きますので、エンドさんに向かって、『エンド』と発言することは無いはずです。また、具体的なお客様について話題にする時に、『エンドの~さんが…』とも言わないと思います。接客業のはしくれとして、お客様をリスペクトしておりますので。
では、どうしてそんな呼び方をするのでしょう?『遠慮なくお電話下さい。』ってスタンスですので、どなた様からでも、掛ってきたお電話には爽やかに対応するようしつけられております。数えきれない本数の受信をして来ましたが、ただの一度も、女性を狙ったいたずら電話には遭ったことがございません。不動産業者全体を『リスペクト』して頂いているってことなのかしら?
遠慮なくお電話下さるのは、エンドさんだけではありません。同業者として共同仲介するつもりでお電話下さる方かも知れません。同業者として、物件を
抜く つもりでの偵察電話かも知れません。抜き業者さんとは付き合いたくないので、『商談中です』とか、『終わりました』とかしか言わないようにしています。本物のエンドかどうかを瞬時に見分けたいものです。…で、『業者』の反意語が、『おきゃくさま(5文字)』ではなく、『エンド(3文字)』になった…のかな??