『あれっ?この図面、ヘンですよ〜。』間取図どおりの記載ですが、書いてある言葉がヘンでした。『木造4階建、居宅』…ですって!木造なら3階までしか建てちゃいけないんです。私、ちゃんと勉強してきました。キレイな物件しか扱わない不動産屋では、『木造4階建…』なんて入力したら、エラーが出て先へ進めなかったはずです。
『相変わらず、机の上でしか不動産扱ってないんだねww』営業マンに嘲笑されちゃいました。いわく、建てちゃいけないにせよ、木造の4階建は実在してしまっているのだそうです。本当は4階建なのに、『木造3階建』って広告する方が悪いことなのだとか。建築は現場で起きている!不動産を語るには、その土地に自分の足で行ってみなくては、です。
その後、遠出する度に建物の観察をするクセが付きました。建ち方を見れば用途地域がだいたい想像出来ますね。平穏に暮らすなら、やっぱり住居地域が良いかも知れません。頻繁には行かない親族の家を訪問した折には、低層住居専用地域と思しき周辺を散歩してきました。徒歩圏にコンビニの1軒も無い…。家屋の観察に集中しました。
瓦屋根の古いおうちは、一番高いとんがった所で呼吸している感じがします。新築っぽい家屋では、給気口周辺から雨水が入ってこない工夫がしてありました。『この家、どこで呼吸するのかしら?』ジロジロ見上げながら歩いていると、お住まいの方と完全に目が会ってしまい、意味なく会釈してきました。道路の舗装、ゴミ集積場の状態、排水、壁のひび割れ…。無意識のうちに目で追ってしまいます。不審者?私は低層住居専用地域に住んじゃいけない人なのかも。

今一度、私の居場所をご確認下さい。