不動産屋さんの壁(ショーウィンドウの内側とか)一面に、色んな間取り図が貼ってあるのをよく見かけます。閉店時間でも通りすがりのお客様に見て頂ける場所、費用は紙とインク代だけですから、『貼って展示しなきゃ損!』って感じですね。大手の系列なら、親会社の敷地内にも展示させて頂けるみたいです。信託銀行の壁にも貼ってありますね。私は<パネル>と呼んでいるのですが、色んな業者さんが色んな呼び方で呼んでいるのでしょう。それを作るのもパートの仕事の一つです。
ただやみくもに作って貼ればいいというものではありません。広告にはルールがあります。『最高の立地』とか、『今買わなきゃ絶対損』位のわかりやすい間違いは、書かないと思いますが。
書いちゃいけないことだけでなく、書かなきゃいけないこともあります。取引態様とか宅建番号とか、それはそれは、たくさんあります。字が極端に小さすぎると書いてないのと同じとみなされます。限られたスペースの中で、書かなきゃいけないことを全部書き、なおかつ、いい部分はアピールしたいので、工夫しています。※文字の大きさは
7ポイント 以上というルールです。
とっくの昔に売りやめになった物件を展示するのもいけません。自社物件ならそういうぬかりはないと思いますが、
業物 の場合は要注意。マメに物件確認しましょう。電話がなかなかつながらないとか、確認の電話に、『多分あります』…なんて答え方をする業者さんの物件は避けたいですね。反響いただいた時にクイックレスポンスできなくなって困りますから。
登録しているデータを使ってボタン一つで 『しゅるしゅるしゅる~』 …と、パネル用にレイアウトされた図面が自動的に作成されるシステムの会社もあれば、エクセルやワードその他の汎用ソフトを使って手作業で作るしかない会社もあります。面倒くさいですが、お仕事を通してパソコンの腕をあげるチャンスです。パートの分際で、『この会社のシステム間違っている!』…などと文句を言わずに、諸先輩方の<作品>を参考にして、いい<作品>を作りましょう。
そうして出来た<会心の一作>が売れてしまうと、ちょっと寂しい気持ちになります。いえ、決して営業マンに、『物件を売るな。』と、言っている訳ではないのですよ…。