勤務先のコーヒーはとても美味しいです。朝一番に女性社員さんがドリップしてくれています。それを頂くというだけで十分厚かましい話です。しかも!あとから来るパートの私に、そのコーヒーを入れて下さいます。最近は「私の好きなコーヒーの分量」を覚えて下さったようで、ミルクと砂糖を入れて混ぜてから出して下さいます。幸せです。バチが当って死んでも文句言えません。毒を盛られて死んでも文句言いません。
とても「ブラックに憧れているから一日1グラムずつ砂糖を減らして下さい」とは注文できません。会社では「私好みのコーヒー」プライベートでは「徐々にブラックコーヒー」を飲み、ある日突然「私、ブラック飲みます」宣言をするのが、最もお手をわずらわせない手段ではないかと考えています。ヘタすると女性社員さんに甘えてしまって「ブラックコーヒー」の目標を見失いそうになりますが、気を引き締めてプライベートで砂糖を減らしていっています(苦い…)。
パートですから、頼まれた仕事は文句を言わずに引き受けていきます。慣れてくると「よきにはからえ」と言われれば、具体的な指示がなくても、よきにはからいます。
住居表示と氏名から地番を割り出し、登記情報提供サービスで「謄本」と「公図」をオンライン取得。隣地が
共同担保に入っているのでその分も取得。隣地は苗字が同じで名前が違う人との共有だったので二人分、身辺調査の申請を専門の部署に出す。OKが出たら上司の印鑑をもらってファイリング。
…という作業を、パートに頼む人と頼まない人が居ます。私は頼まれればしますし、頼まれなければ何もしません。頼むことで自分の時間を有効利用して件数を多くこなす人も居ます。なぜか甘え癖がついた途端に成績が下がる人も居ます。多分、私は後者のタイプだと思います。職場で当たり前に美味しいコーヒーが飲める幸せ…に溺れないよう、気を引き締めます。