その不動産屋さんに採用されてから知るのが、パート前任者の退職理由。まあ、建前上の理由は面接の時に聞かされますけど。『パソコン入力の苦手な方で、時間がかかり過ぎるので雇用契約を更新せず、交代で入力スピードに自信のある方を募集することにしました。』…とか。
私の試用期間も過ぎて慣れてきた頃に、だいたい事務職の方から本当の理由を教えて頂くことが多いです。複数証言を総合するに、どう考えても前任者の就業態度が悪過ぎるのが原因…ってこともよく有る話です。全然パソコン操作と関係ないのに?…ってそういうのに慣れないうちは思ったものですが。面接受けに来た人に社内に居たみっともない従業員の愚痴を聞かせる行為も恥ずかしい…ってことで隠蔽していたのかな、と。部外者扱いから昇格したことを喜んでおきます。
若い方でも就職が難しい時代になったんですね。未婚女性でパートという方にたまにお会いします。既婚のパートですら、『私より楽な仕事だけして私の主人と同じぐらいのお給料か…』って羨ましく思うことは正直、ございますよ。正社員に楽をさせるためにパート採用制度があるのでしょうからそれを言っちゃパートの存在意義がなくなる…とか、気にいらなければ私が辞めて出て行くことで関係なくなる人たちだし…とか、思って納得しておきますけど。まあ、腰掛けみたいな感覚。
『きちんと就職したいから』って理由で辞めた未婚パートさんは、次の就職先が決まっていないとおっしゃっていました。『これから本格的に活動されるんですね、きっといい所に落ち着けますよ。』って言うと、『あーあ、この人何もわかってない』って顔をされてしまいました。そこで何らかの不満(同年代未婚女性と待遇が全然違うこと?同じ待遇の女性は既に年貢を納めて落ち着いているのしか居ないこと?)が有ったのだと気付いたのですが、具体的に何だったのかはわかりません。
私も就職活動すると言って辞めたことがあります。直後に別の不動産会社のパートになりましたが。会社の体質なのか、組織の運営がいい加減で、出される指示もいい加減。コロコロ変わる方針に呆れて関わりたくなくなったのが本当の理由ですが、そこまでハッキリ言えなかったので。
だいたいのパートさんはご家族の都合で退職することが多いですが。事務員さん(多くは正社員)と仲が悪くて前任者が辞めた分の補充で私が来た…って(部外者扱い期間経過後に)聞かされることはございますが、同じ理由で同僚が先に辞めた例は思い出せません。結構ひどい扱いをする会社だったのになんでかな?って考えてみましたが、常にパートで一番短気な私が前面に出て戦い、最初に辞めるからですね。変な退職理由を作って欠員補充の言い訳に使われたのでしょう。
フットワークの軽さという最大の強みを面接でアピール出来ませんが、何か?