通常、転勤族の皆様にはマイホーム購入を勧めていません。損か得かで言うと損になることが多いからです。
転勤族ならではの事情 が有って、それをご主人の前では言いづらい(妻子だけ卒業させて下さい的な…)ケースも有るでしょうから、絶対にダメとは申しませんけど。
何年かおきに転勤される方は
社宅 居住中であることが多いはずですが、それでもマイホームを買う理由。住民同士の人間関係が原因でしょうか。仲良く共同生活していれば、設備の問題はみんなで厚生部に掛け合って修理してもらう運動起こしてみましょう…ってなりそうですし。
個人で借りた賃貸住宅なら、ご近所トラブルがあれば穏便なその場限りのウソを理由に出て行くのは簡単でしょう。パートを突然辞めるのにも有効なお役立ちフレーズは、『実家が病気でゴニョゴニョゴニョ…』で、それを応用して使うのも簡単。どうせ賃貸で二度と会わない人たちだし…って夜逃げのように突然去るのも簡単。簡単に悩みから開放されたはずでした。
社宅を出てもご主人は同じ会社で働き続けるのですから、下手なウソは使えません。理由も告げずに退去するのは難しいでしょう(会社で聞かれるから)。『人間関係悪い社宅出て賃貸マンション借ります』って言うのもサラリーマンとして避けたい話。そんな時に使える切り札の一つが、『マイホーム購入の為』です。次の転勤まで辛抱し続けることで病気になることを思えば、1年も住めないとしても悪い話ではありません。そんな方に理想的なマイホームの選び方とは?
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終の住処と思わない。】最短、来春の人事異動で退去です。趣味の悪いオプション工事を付けても運び出せないし、無駄なローンが残るだけです。まだリタイアしないなら最高に素敵な家なんか探さないこと。【
貸しやすさ又は売りやすさ重視。】転勤後の空家にローン払うだけなのももったいないので、より多くの方に住みたいと思って頂ける、無難な物件を選ぶこと。
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返済は余裕を持って。】空家にローン払うだけの期間が生じても毎月返済できる額でなければなりません。【
余計な固定支出も考慮。】住んでなくても固定資産税、都市計画税のほか、マンションなら管理費や修繕積立金を払う必要があります。住所地の自治体のほか、物件所在地の自治体に住民税を課税されることも視野に入れるなど、不動産投資家になる覚悟をして購入して下さい。住宅ローン減税再適用の話は営業マンが好きそうなので聞いてやって下さいね。
狭い社宅なら、五つ子ちゃん生まれるから広い家に引越しますっぽい理由もありそうですが、何か?