『悪い不動産屋にこんな目に遭わされた!』って話をどこかのサイトで読めば、『よくある話だから実話なんだろうな。』って思うことがあります。その話に対して、『だから不動産業界は悪い人だらけ。』って決め付ける反応をする方も多く、『一緒にするな!』って言いたくなります。いい業者、悪い業者、おられると思いますが。次の場合は不動産業者なら私と同じ感想を持ちません?どこで読んだか失念してしまったのでウロ覚えですが、だいたいこんな内容でした。
収入が減ったんだったか家族が減ったんだったか、ご本人は、『俺って世界で一番不幸!』って思っておられるような何らかの事情で、収入の割に広過ぎる物件に住んでいるという状態に陥って、高い家賃を払えなくなったけどタダで住み続けていたそうです。所有物件を無料で占有されて困った大家さんは、不動産管理会社さんに何とかしてくれと言いました。
それで追い出された占有者が大家さんに迷惑かけたことを詫びる気持ちがあったか否かは書いてませんでしたが、プロの占有屋さんとは物の見方が違う気がしました。そもそも有名な
ノボリ を掲げた不動産屋に仲介してもらったことから始まる実話なので、そのノボリには気をつけましょう…っぽいオチが付きました。直営店でない地場業者であることにも触れていました。
この話で一番かわいそうなのは、占有されていた大家さん?知らない所で叩かれてる
客付け 業者さん?フランチャイズの直営会社?正解は何でもいいんですけど。要約すれば、『家賃を払わずに住み続けようと思うなら、そのノボリの不動産屋さんで部屋探しを頼まないでね。』って受け取れる文章でした。素直に読まれたら、そのノボリに近寄らなくなるのでしょうね。
ってことは。家賃を払わずに住み続けようと思っている人ではなく、家賃を受け取れるなら部屋を貸そうと思っている人が素直に読めば、『そのノボリを掲げている不動産屋さんに募集をお願いしておけば、踏み倒すようなお客さんはこの先来なくなります』って誘い文句に見えます。
書いてあることが事実とすれば、ノボリを掲げた不動産屋さんに客付けされたら何ヶ月間か家賃が入らなくて困った…という大家さんが居たという告知になります。ノボリの会社にとっては経費を使ってまで広告したくない話でしょう。『じゃあ、誰に頼まれてその文章を書いたのか?』って疑問が、残りますよね?時給ゼロ円で文章を打つパートが言うのもなんですが、何か?