不動産屋の営業マンの名刺に多いのは、社名と見た目の割に立派な肩書きと、宅地建物取引主任者の資格が書いてあるもの。時々、FP(ファイナンシャルプランナー)が併記されていますよね。こちらは持ってなくても困りませんが、持っていれば書けばいい資格だと思います。
まれに、宅建持ってない方の名刺を拝見しますが、そういう方の前では気付かれないように気遣っています。どうしてもその日しかなくて法定講習のある日の晩に飲むことになったのですが、『いかにも宅建持ってまーす!』って主張する大きな紙袋に入ったテキストを自宅に置いて帰る時間がなくて、事前に用意しておいた大きめの違う袋に詰めかえて後ろ手に隠しながら持ってきました。『バーゲンで大人買いしてきた帰りでーす♪』って顔で。
今年こそは頑張って下さい。
『お名刺に資格が書いてありませんが、何か?』とか聞くと意地悪じゃないですか。書けないから書いてないに決まってますし。そう思っていた営業マンの契約が近づいて参りました。店長に重説頼むのかしらね。そういうことに気付いてない素振りで、契約書をチェックし始めました。

普段からボ~ッとしておられるし、いつも寝癖ついてるし、同僚にオイシイお客さん横取りされかけてたし。今回は鬼スピードで電話の取れる新人パートが味方してたから大丈夫だったけど、社内だって敵だらけなんだから気を付けて頂きたいものだわ。それにしても、『いかにも仕事出来ません!オーラ』を噴出している頼りない営業マンが、よく契約なんて取れたものだわ。
色々考え事をしながら読んでいて、二度見してしまった箇所がございました。いえ、当然、誤字脱字は多々あったのでそれぞれ一度見て訂正しましたけど。契約書の最後に、宅地建物取引主任者としてその営業マンの名前と番号が書いてあったのです。結構昔に取得済みのようでした。すっかりシンプルな名刺に騙されてしまいましたよ。相手を油断させる作戦は大成功だと思いますが、その作戦、デメリット多くないですか?…いつものウッカリで刷り忘れてただけ?
沈黙は金ってことなのかも?
文脈とは全然関係ないけど、暑中お見舞い申し上げます