嫌な意味で大人になってしまいました。老化でなくて熟成かも知れませんが、何か?不動産屋さんでパートをし始めた頃は、自らが正義と信じるものを貫き、間違っていると確信すれば過ちを正そうとして参りました。嘘をついてでも決済までいきつけばいいと思っている営業マンを見ていると私の心臓にも悪いのですが、目的のための手段全てに正当性を求めるのは子供だったかも知れないと、最近は思うようになりました。
営業マンの、その時間配分。宅建合格のための勉強時間は取れるのでしょうか?…とか思っても何も申しません。『今年こそは受からないとヤバいです。』って仰られたら、両手で作った握りこぶしを振って、『頑張って下さい!』って励ますのみ。パートのおばさんが資格試験の個人指導をしてくれることなんて、望まれてないでしょう?
『マンションは建て替えるのに確か、過半数以上の決議が必要って法律で決まってるんです。だから、建て替えられないと思います。』…少なくとも3回は聞きましたが、私が聞き耳立てる前からずっと言ってきたっぽいです。若い頃の私なら1回目で、『区分所有者の4/5以上かつ議決権の4/5以上の賛成で建て替え決議。大規模滅失の復旧でも区分所有者の3/4以上かつ議決権の3/4以上の賛成が必要です!』って言い放っていたでしょう。『誰も教えてくれないなら私が教えてあげなくっちゃ!』って信じていましたから。『決議要件が法律で厳しく規定されているので実際は難しいでしょうね。』って曖昧に答えてもいいのかしら?正確に覚えられた方が合格が近づきますけれど。
受かってほしい。トラブルなく売れて欲しい。効率よく働いて適度に息抜きして欲しい。私には想いを伝える資格が無い…と、分をわきまえるように悟ってから、余計なことを言わないことに注力するようになってしまいました。営業マンの学習意欲を高め、正しい知識に導き、トラブルを回避させる存在。そんな方が現れて欲しいと心から願っているのですが、パートのおばさんがそれに立候補してはならない…気がします。保身のため、本人には直接言えません。でも、このブログ記事のように不特定多数の営業マン宛てに書いたら、いつか私の想いは届くのでしょうか?…勉・強・し・て・ね☆