たまにはお役に立てるかも知れない話題を。どうしても大きくはない不動産屋さん限定で働きたい方向けですが。大手では絶対に言われない理由で落ちるケースがあるので、そこは知っておいて損はないかと思います。それは、『学歴が良すぎ』。本人の自己評価では大したことないと考えておられるとしても、そこは相手のあることなので…。ヤンチャ過ぎない高校卒であったり、何はともあれ四年制大学を出ていたりする方がそう言われたら、諦めて良いかも知れません。資格は有れば有るほど良いし、学歴も高ければ文句無いでしょう?…って価値観が通用しない場所もあるものです。
『あ!!履歴書に日付を記入しておりませんでした。』…って言って書き加えようとしたら、『不動さんは学歴が良過ぎなので、こういう所には向きませんよ。』と、静止されました。ケアレスミスする程度にバカなんですが、『なんかもったいないので、汚れる前にお返ししておきますね。』…って、気を遣って頂いたので、私がバカかそうでないかは議論しないことにしました。お茶、ごちそうさまでした。知識で武装したがるタイプが苦手な場所があるともお聞きしますし(社長さんは強そうかつ賢そうには見えたけど)、ご縁が無いのにお茶をおごられて失う物は無かったということで、納得です。
『こういう営業マンが欲しかった!』ってみんなでワクワク入社を待っていた若者がおられまして、私も楽しみにしていた一人です。格闘技を身に着けていて、証明写真が指名手配写真みたいな迫力。特技は格闘技ではなく、『英語』。そして、990点満点のはずの英語の試験でスコアが450点と書いてこられました。こういう根性ある人って絶対に強いと思うんですよね。別に筆記試験なんてしないし、あとは社長面接のみ。
この社長さんが、ビジネスとしてどうなの?ってコネで人を入れてくるとかする方で、時々判断基準が理解できないというのが私の感想なのですが。『ああいうヤツ、大嫌い!』って、拒否されたので、根性ある武闘派クンには入社して頂けませんでした。『こういう所でこそ彼の根性は活かせるのに、もったいない!』と、私は名残惜しく思ってましたが。『第一印象で嫌いって言われるような子なら、あの社長の下で長続きしないだろうから、最初から入らないのが彼のためにもいいと思うよ。』って意見を聞いて、『若者の職歴を無駄に汚す必要もないか…』と、納得したものです。
新卒で高学歴で宅建等資格持ちって条件が揃えば就職しやすい…とは限らない世界もあり、想定外の理由でご縁がなくなったりすることもあります。面倒だから社会人経験ない人は要らない!って明言されていたり…。あと、社長さん本人が熱心にスカウトしてきたなら別ですが、何らかの縁で、求めている人物像と全然違う人材をコネ入社させられたら、既存の社員が迷惑そうに接するケースがあります。小さい所は物理的にキャパシティーが足りないタイミングが多発します。経営者とコネがあるはずなのに断られたとしても、悪く思わないで下さいね。採用・不採用は理屈じゃなくてフィーリング?そこは単にご縁が無かっただけなので、気に病まれませんように。