誰よりも遅く出てきて誰よりも早く帰るパート、或いは、遅く出てくるけど社員さんと同時に退社するパート…色々経験しましたが、毎朝の業務を引き継ぐ関係で、社員さんと同じ時刻に出社しなければならないパートも経験しました。洗濯機を朝から回せない生活だって慣れれば平気。ですが、それだけの問題でもございません。
持ち回りで朝礼で短いスピーチをするという当番も社員さんと同様、回ってくることになりました。拝聴しながら分析したところ、路線はどなたも意識高い系。若い方の方がやや謙虚寄りな内容のようです。パートは一番若い社員さんよりも若い立ち位置が望まれると判断し、『若輩者ながら精進します』…っぽいのから始めました。
『至らなさを猛省し、資格を取りました』…とか基本姿勢は上昇志向。苦言じみた忠告には笑いを取りつつピリッと締めるスタイルで。やや安易な?『今朝の日経新聞にも載っていましたが…』から始めて良いのは管理職だけのようです。ビジネス誌とか意識高い系なら朝一番に読んできて当然と思われる書物は、上司に勧められた箇所を初めて読んで知りましたって姿勢が望まれるようで、下っ端は一切ネタに使えないんですよね。
ただ、ブログはいいでしょう、パートの立場でも。日経新聞にも載ってたんですけどね…。就業する女性は増えたけど、女性就業者に非正規が多すぎるんですよね。扶養控除範囲内にこだわる主婦なら、時短勤務=非正規って選択肢もあり得ますし、すぐに辞める前提でちょっと働きたい転職癖のある女性(はーい)だって、どうせ辞めるんなら正社員に拘らずにすぐ稼ぎたいって気持ちにもなりますよ。長期で雇用契約を結ばない癖に相手の転職回数に難癖を付けるとか、偉そうな不動産屋だなーって逆に難癖を付けられてるんですよ(これを逆切れと申します?)。いえ、私みたいなのはいいんです。
社員さん並みに残業するパートさんとか、フルタイム勤務って契約だけどパートって呼ばれるパートさんとか、会社に不満を持っているに決まっているじゃないですか。それでいて、居なくなったら会社が困るような業務を押し付けておいて、会社を困らせたらかわいそうっていう女性たちの優しさに甘えています。フルタイム勤務を長年続けたまま定年まで勤めてボーナスを一度ももらったことない…なんて話もよく聞きます。
私だったら会社に不満があって仕事も割が合わないなぁと思えば、一カ月以上前に予告して引継ぎして辞めてしまいますけど(少数派らしい)。お子様の教育環境順守のため他所には通えないとかで?これといったアクションを起こさないまま不満を言いつつ就業し続けている女性たちが多いです。不満だらけの従業員に頼りっぱなしでいいのかな?って甘え癖のついた企業さんのことが心配にもなりますよ。あ、すみません、日経新聞と同様、オチのない話です。笑いの一つも取れない、オチもない、新聞そのままの内容でスピーチするとか、管理職の方々は勇気あるなぁと初めて気づきました。