見た目は社員さんもパートさんも仲良く共存してそうに見えた…って言うか、いつもおられる=フルタイム勤務の方でも正社員でなくてパートだということにそこで初めて気づいたのですが…。新卒で入社間もない事務員さんから、給与管理システムについての説明を受けておりました。『有給を消化した日はこのように入力されていまーす。』
『あ、なるほど。シンプルながらよく出来ていますね…。』あとはコチラとかソチラとかを微調整したら速く正確に入力できるように改善できそう?『社員の分は全然問題ないんですよ。パート
さんが
面倒くさいんです!特に社員の定時より長く残業された日なんかが。』ええーっ?!該当者に聞こえるボリュームで面倒くさいとか仰います?『残業時の給与計算のシステムが
複雑になっているってことですね。入力ミスが生じにくいように気を付けないといけない状態なんですよね、承知いたしました。』
『そして
最悪なのが、社員より短い契約のはずのパート
さんの残業時間が長い時なんです。』パートさんが面倒くさいっていうネガティブな文の主語を置き換えて、システムが複雑という物主主語で無機質な文にすることは即座に出来ましたが。サイアク~なんてギャルみたいな言葉をオフィスで聞かされるとは全くの予想外で、うまく捻ることが出来ませんでした。『ハイ、それもシステムが
複雑ということですね。入力しやすいよう改善してみましょう。』投げやりっぽい軽さで文頭にハイを入れてしまいました。
『では、社員
さんの分はこんな感じで大丈夫だと思います。』って報告すると、少々ムッとされてしまいました。『さん』付けを敬う気持ちで付けてこなかったとしたらパート勤務者(もうパートの定義が何だかわからなくなってきましたが…)に『さん』なんか付けない方が良いとは思いますが、何か?そもそもお姫様扱いの正社員がラク出来るためだけに繁忙期にコキ使う相手をいつまでも非正規扱いにする会社が悪いのかなとも思いましたが。散々な扱いをされたり散々な言い方をされたりしても眉一つひそめることなくコツコツ働くお姉さまは本当に大人の対応が出来ていて素敵だと思いました。