相手によって本音は敢えて語らないようにしております。直接雇用をお願いしたくて不動産屋さんの面接を受ける際は、『主人の会社(=勤務先を指す)が色々とうるさいみたいでスミマセン…』ですし、無関係の親族やら友人やらには、『よくわかんないけど難しい決まりが有るらしくって…』ですし、派遣元には、『不器用なもので、毎日の家事をこなすのに時間がかかるんです…』って感じで。本当は、『堂々と使えるお金が欲しいしお勤めには出たいけど、身体が疲れ過ぎない程度にしたいわ…』って本音をそのまま伝えると感じ悪いから言い換えているだけですが。パートで働きたい理由です。
社会的な見られ方(主婦していると明後日の方向から色々文句言われますので…)という点で一番おトク(私の偏見)だと思うのは、フルタイム勤務の終身雇用正社員です。色々辛抱する点も多いでしょうけど、安定性とか色々羨ましいもの。見られ方も悪くなく、勤務による疲れ方も悪くないと思うのは、時短社員。社員としての権利は保障されつつ、パート勤務のような働き方ですが、『育児中の正社員』等の適用条件が有るので簡単にはなれません。社会的な見られ方がパートよりも良くて、時短社員よりはお仕事による疲れが大きいイメージなのは派遣社員。派遣元が色んなハラスメントから守ってくれようと頑張って下さるのは心強いですが、交通費が個人負担でボーナスも出ないことが多い等、『経済的に損してる』って気分になる機会が多いものです。
それより損(やはり偏見)で他の従業員より下に見られるパートという働き方を選ぶ理由?『身体が疲れ過ぎない程度で…』って言いづらいし、表向きは、『社会保険料とか配偶者控除とか配偶者特別控除とかを考慮して家計からの支出をセーブしたいので…』ということでしょう。私がOLだった頃は、『派遣社員さん100万円の壁が有るから来月から来られないんだってー。』って言われてなんとなくわかった気になっておりましたが、壁って一枚岩じゃないんですね。収入以外に、労働時間の壁もございますし。
時給はほぼ最低賃金、労働時間は扶養範囲内なので交渉不可…って条件でパートの求人されている不動産屋さんが多いとは思いますが。『フルタイム勤務できる方歓迎、時短勤務も相談可』って書いてある場合は、面接前に自分が望む収入の範囲と労働時間について把握しておく方が良いでしょう(スラスラ言えると賢そうに見えるかもです)。
注意しておくべきことは、ご主人の年収が高い場合は配偶者控除が無い場合もあるので、主張する前に要確認。労使合意していれば従業員501名以上の企業でなくても社会保険にパートが入りやすい(週20時間以上かつ月収予定88,000円以上等の条件になります)環境にはなっているはずですが、『御社の従業員数ですと…』って言い方ではなくて、『社会保険料の負担をしたくないので労働時間を…ということでよろしいでしょうか?』っぽく聞く方が感じ悪くなさそうです。あとで調べて頂けるでしょう。
今年2018年分の収入に関しては、パートが今から12月末日までに受け取れる賃金の合計(9月~11月勤務分?)はなかなか90万円ぐらい(住民税はお住まいの自治体によって異なるので要確認)を超えないでしょうから、初めて働く方は今年の
年収の心配
は不要そう?何らかの計算間違いで?ご主人の勤務先で社会保険加入を断られ、ご自身の勤務先では加入条件を満たせない場合、国民健康保険料や国民年金保険料を自分で負担する必要がございます。その手続きが完了しない間に病院や診療所で治療を受けて全額負担した場合も、遡って国民健康保険加入者だったという扱いで3割負担として返金を受けることは可能です。あまり我慢せずに早めの診察を受けて下さいね。