空気は悪くないし、野菜と地価は都会の半額以下のように感じるし、一応は鉄道が通ってるんだから長い通勤時間を我慢して郊外(の、その向こう)に住むのも悪くないかも、と、甘く考えていました。家賃安いですし(仲介手数料が安すぎて?大手不動産会社はこの町に皆無です)。『田舎暮らし』という言葉からイメージするような面白そうな生活は期待できない町ですが、郊外(の向こう側)の暮らしをナメていたみたいですね。色々トラブルがあって、高速インターネットという今まで当たり前に享受できていたインフラに長期間ありつけず、ブログの更新がかなり遅れてしまいました。
ネットサーフィンできない夜も星空を眺めて過ごせるのは良いことだと思っています。裸眼でも今は火星がハッキリ見えますし(それは都会も同じって?)。天の川が見えるぐらいの田舎だったらもっと楽しめそうですが、おそらくもっと想定外な何かで苦労しそうなので、まずは郊外(よりもうちょっと郊外)生活に馴染んでいこうと思います。
都会からちょっと離れた所で暮らしてみようと思っている方が同じ落とし穴にはまるかも知れないので、私の失敗例を書いておいて参考にして頂くことにします(主にネット接続関係)。来て頂ければすぐにわかる話ですが、ネットカフェが見当たりません。若い層が少ないからでしょうか。そして、当たり前に光回線の入っているマンションやアパートがなかなか見当たりません(これは調べないとわからないでしょう)。
都会だとターミナル駅とか地下鉄の駅周辺は便利なものが揃っているイメージですが。電車通勤する人が少ない町では、国道とか官公庁周辺の方が便利になっています。地元のケーブルテレビのカバー範囲も官公庁から数キロ以内とのことでした。光回線がダメ、ケーブルTV回線もダメということで、次に選択したのはポケットwifiです。長い間借りてきて、建物の中でも電波が通じる機種を選ぶ等のコツは習得できましたが、何カ月も借り続けるには安くありません(にわかユーザーの偏見だったらすみません)。
通話用とは別に持っているスマホに格安SIMを入れてテザリングすることで、費用をもっと安くしてみました(知らない用語に戸惑った方、推奨しない方法なので説明は割愛します)。好きなタイミングで繋げられるようにロック解除して電源入れっぱなしに設定を変えたところ、翌朝には端末が熱くなって膨れてスマホカバーが外れて入らなくなり、バッテリーが膨張して何ミリか盛り上がってしまいました。携帯電話に過酷な仕事を押し付け続けたのが敗因、充電が全然もたなくなったので長く充電する必要が出来ましたが、結露しないように気を付けながら冷ましたりして騙し騙し使い続け…。
新聞は今まで通りオンラインでダウンロードしたり、インターネットで動画見たり、使い方が激しかった?ある日突然、接続速度が極端に遅くなってしまいました。使い放題プランでも使い過ぎると速度制限という制裁を受けるシステムのようでした(他社もそうかはわかりませんが)。スマホのアプリをダウンロードしたり更新したりするサイトにもアクセスできない速度、これではブログも書けません。でも新聞のダウンロードは続けたいので、その分の接続料だけ通話用スマホから課金しました。
色々試して私の場合はブログが書ける速度のインターネット回線を得ることが出来ましたが。自宅でオンラインゲーム三昧という生活は田舎のほとんどの場所では出来ないらしいことを初めて知り、まだまだ私には勉強が足りないということがわかりました。ほとんどの場所ではADSL回線の新規登録は出来ないようですが、このサービスが終了する時に代替の接続方法が来てなくて困る地域も有りそうですし。かと言って人口の少ない所に新しいインフラを整えるのも大変そうですし。解決案が浮かびませんでした。
ブログ更新が出来ない間も、遅い回線で当ブログを閲覧することが可能であることは確認出来ました。色んな環境の方に読んで頂けるような地味なブログ記事を作り続けていきたいと思う所存です。更新サボりっぱなしのブログにずっとアクセスして頂いていた方々へのお詫びと感謝の気持ちを、文字でお伝えする方法があれば良いのですが。