パートなんてフルタイムで働いている訳ではないし、慣れた職場できちんと勤めつつ次を探すのは比較的容易だと思います。正社員の場合は仕事に時間をとられながらの転職活動か、辞めちゃったあとで残高がゼロになるのが先か次が決まるのが先か…と焦りながらの就職活動になるので大変ですよね。特に時間と手間のかかるのが履歴書の量産です。
パートさんに教えられたくない…とかお思いでしょうが、正社員採用担当者の意見を色々伺ったまま書くので、興味があればご覧下さい。印刷された履歴書は確かに増えています。当然、読みやすい字ですよね。美しい字でもないのに敢えて手書きにするメリットと言えば?→心象をよくします。時間と手間をかけてくれて真面目に入社希望しているのだな…程度には。
『うち蹴ってまで他社に行くはずがない』っていうぐらい待遇の良い不動産会社もあるでしょうが、『おお!ついに弊社にもこんな有望な人材が来たか!』って思われた人の99%が、『社長面接のお知らせ?スミマセン、他社に決まってしまいまして…。』って断って来る所だと、本気度を探りたくもなるものです。職務経歴書(印刷が普通)のアピール部分がどの業界に行っても印象に残らないことしか書いてないような内容だと、本気じゃないと思われることもあるそう。
でも一杯ひっかけながら書いたのか?ってぐらい汚くて判別できない手書き文字で出して来られたら、『社会人として付き合えない』…とのことなので、本気が絶対に勝つということでもありません。手書き文字がギリギリ判別できるレベルの悪筆だからこそ印刷履歴書を出して入社できた人もおられるので、本気度の伝わる内容なら印刷でも落ちないみたいです。
負けた例→●面倒くさがっている手書きで、学歴欄は一つだけ…何年何月大学卒業。職歴が多すぎるから学歴スペースを節約しているという訳でもなく、やたら空白が目立つ。
勝った例→○読みやすさを重視した印刷履歴書で、志望動機欄は熱弁。御社の特性を理解して共感していますアピール満載で、職務経歴のこの部分は御社に役立てると思いますと説得。
もちろん、書類でアピールするのが得意な方、不器用そうだけど対面したお客さんに同情してもらうのが得意な方等々、その時点で欠員している人物像にも左右されるので、必ずしも例と同じ勝敗結果が出るとも限りません。『お断りするのがもったいない人だけど今一名しか増やせなくてソッチ系キャラは足りてるから残念ながら…』って惜しみながら不採用通知を出した例もあるそうです。結局、ご縁の有無が最終的な決め手になっているように思います。