20代従業員の多い不動産屋さんにお勤めの事務員さん(=お若い女性)は、こういう悩みに遭遇しにくいような気がします。当然に『女の子は、か弱い存在だから自分が守らなくては!』って営業マンも店長も思っているから。仮に強そうに見えるとしても、いくつになっても女性は弱いものですが…30代のパートを守るのは面倒なの?王子様皆無の不動産会社で苦戦しているパートさんのために書きます。今すぐペンを剣に持ち替えて…より具体的なお話です。
物理的に触ってくるとかいうレベルのセクハラは普通に訴えるべきだと思いますので、今回は言葉による暴力限定のセクハラに対処する方法のみ書きます。被害者は30歳以上の女性という前提です。20代の女の子がそういうこと言われてるの知ってて知らないフリするなんて、老化とは縁遠い20代男性がしないと思います。が、援軍の居ない20代の方も参考にして下さい。
30年以上生きてきた…色々あった…進行形で色々ある…疲れてる…職場で愚痴るのは大人気ない気がする…ストレス…。子供から大人まで、色恋沙汰しか考えられない世代は除いて、一番スッキリ出来る時間は、勧善懲悪型のわかりやすい話を見ている時のはず。自分が
桃レンジャー なり黄門様なりの役をする番が回ってきました。さぁ、懲らしめてやりましょう。
ただし、むしゃくしゃしてたからストレス解消のために殴った…は、大人としてまずいです。そもそも殴るのは正当防衛や緊急避難と言ったケースでないとまずいです。そこで、殴ることなく気分よく懲らしめるためのケース別ルールを作りました。パートの給与を支払ってくれる会社=善であると仮定して、会社に損害を与える存在=悪と考えるとわかりやすいです。

【タイプじゃないイケメン】…が加害者で自分が被害者の場合。なぜか、経験ないです。
【もろタイプ】…言うだけならいいんじゃない?『昼間から勘弁して下さい…クスクス。』ぐらい言えばストレスなんて残らないです。会社の損害とか無視してますが、じゃれるのは程ほどに。
【消化試合世代】イケメンでもなくタイプでもなく、会社の業績に貢献してないけどずっと社内に居るオジサンが加害者の場合。波風立てたら問題なのか?中年世代の正社員が見て見ぬフリするケースです。『年下の女性=気が弱い』って偏見を持っているらしいので、
見下した目で『ハァ?』 感情を包み隠さぬ表情で『何か?』 …って言うと再発しなくなります。私の場合。
【青二才】大きめの声で、『その話、業務に必要なんですか?』と言い、小さい声で、『仕事できない人ほど口は減らないんですね…』的な何かを臨機応変に加えたらストレス解消になります。この手のタイプはすぐ辞めるので、ストレス解消要員として温存できませんが。
【会社に貢献はしてる人】『ったく、仕事は出来るのに余計なこと言う残念な人だこと!』これもお腹から声を出して言えばストレス解消効果あり。何を畳みかけられても、『この余計なお喋りさえ無ければ良かったのにねぇ。』…と、発言するということに対してのみコメントし、発言内容に関しては完全にスルーします。例え嫌いな営業マンでも、指示が適切なら手伝います。
【女性】男性のように、ついつい性的羞恥心を狙ってしまった末の犯行ではなく、一番言われたら嫌なんだろうなと思うことをわざわざ考えて言ってきているケース。姑とか小姑に対処するように対処するのが正解だと思います。女性からの嫌がらせを止める方法?一つ止めてもまた別なことして来るから毎回止めるだけ無駄かな?…有れば教えて下さい(笑)。
【懲らしめに行こう!】
応用編です。目つきの悪さ気の強さ…持って生まれた才能を、自分のためにしか使わないのはもったいない。上記対処法をクリアして余裕があれば、出張もします。若い不動産屋さんでは若い事務員さんは守られてるのでパートのおばさん必要ないのですが、中年社員が定年間際世代を野放しにしているような場合、この大きな地声がお役に立てると思うのです。
【オーバーに驚く】『え?!今のナニ?聞き間違い?!』周囲の社員が見て見ぬフリしていようと、被害に気付いたパートが飛んで来る。まずは心の支えになりましょう。
【思う存分罵る】社員さんに出来ないことです。パートでも出来る人は少ない?大きな声で好きなだけ言うとストレスだいぶ解消されるのですが。ここで重要なのは、揚げ足取られて困るようなことは言わず、その罪のみを合法的に非難すること。セーフな例:『こんな気持ち悪いこと言われるのが業務だなんて、そんな酷いこと有り得ません!』/アウトな例:『こいつ、○○のクセに』…的な、本件加害行為である発言内容と無関係な部分を攻撃すること。
コレ、本当にやったことがございまして。周囲の見て見ぬフリ中年社員たちに、『これは氷山の一角に過ぎません!会社全体の問題として、真剣に取り組むべきです!!』って言うと、ずっと無言で書類を作っていた営業マンから一言、『いや、俺とか絶対関係ないし!』って言われ、他の人たちからは吹き出されました。提案を即座に否定された私は不愉快な顔をしてしまったものですが、後日、被害女性の上司に対して加害者から謝罪の言葉が有ったと聞きました。