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Author:不動ゆり子



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芸の幅を広げるべく、コストパフォーマンスの高さを武器に転職を繰り返して不動産業界を漂ってます。

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自社ビル一歩手前にて

そこは社員さんたちパートに優しくて。『不動さん!ずいぶん顔色悪いですよ。今日はもう帰っていいから!』時計を見ると定時まであと3分。『ありがとうございます。あと3分だけ頑張ります。』『体調悪いのにごめんね。今から片付け始めて定時になった途端に出てくれていいからね。』

社員さんたち優しいけど、パートはお客さんみたいな雰囲気で、会社の具体的な動きは教わっていませんでした。勤務するビルには遠くに置いていた事業所が集まってきて、自社と関係ない会社がだいぶ少なくなっていました。私は全ての事務所を借りきって買い取るつもりなのかな…って思っていたけど真相はわかりません。そんなことより最大の関心事はお腹が痛いこと…。あと1分半!

後に『不動産業界におけるマネジメントの違い』を説明するメルマガ原稿 『 敢えてのもしドラのブーム終息後 』 を書くぐらいに、その違いを理解できるようになるのですが。当時の頼りない私の記憶によれば、そのうちの何Mとかいう名前(忘れた)の部署が二つ上のフロアに入っていて、偉い人がたくさん居るから不用意に近づいて粗相しないように…って注意を受けていました。一つ下と二つ下のフロアは社内の特に気を遣わなくていい部署ばかり入っているそうで、私の職場の有るフロアのお手洗いが混んでる時は、非常階段を使って女性が特に少ない一つ下まで降りていました。

やった定時!『お大事に』って社員さんたちに言われながら事務所を出てまっすぐお手洗いに向かいました。!!!女子トイレの中で社内の女性たち(女性は当たり前か)が、何か深刻な顔で話し合ってる?社内で何か重大なことが起こっているのか、単に人間関係のもつれかは知りません。とにかく、この雰囲気には入っていけません。社内全体で異常事態が有ったとしたら一つ下の女子トイレも深刻に会議中?上に近づいて粗相があったら取り返しつかないし、でもタイムリミットが…。

全てのフロアを確認している猶予は無さそうなので一気に会社関係者の少ない三つ下まで階段を降りて…約5分後に晴れやかな顔で出てきました。私の体調なんて5分もあれば解決できるものなのに、心配かけてしまったことを申し訳なく思います。あの深刻な女性会議は何だったのか?デリケートな問題かも知れないから聞かない方がいいと思って迷宮入りです。私の体調不良についても、お食事中の方には聞かせたくないし、後日昼休みとかに聞かれずに済んで良かったです。

清き一票を♪
トイレ話は尽きませんが、ほどほどにしておきます(´-ω-`;)ゞ

受話器のカンペ

社名は上品そうな不動産会社なのに、ひどく雑な話し方をする営業マンからよく 物件確認 の電話がかかってきます。弊社の 気持ち長めの口上 が気に食わないようです。不動と名乗る前に、『ハイ、もういいから!』って怒鳴られます。そういうアンタ誰だよ!って反射的に言いたくなりますが、全然興味ないからいいです。大人なんだから有難うぐらい言う方がいいとは思いますが、何か?

不動産業界って大企業の新卒さまは別かも知れませんが、新人を丁寧に指導することって滅多にありません。その中では我ながら丁寧な説明をしているつもりですが…。店長の知り合いというオバチャンは、久しぶりの社会復帰だったらしいのですが、『もっときちんと教えてもらって当たり前』って感じの方でした。オバチャン特有の弱点を理解していなかった私も悪かったのですが、かなり丁寧に書いたのに、『読めないから書き直してくれないと困る』っておっしゃって。(大人になると小さい字を裸眼で読めなくなるけどメガネ姿なんて辱めを受けたくない…って思う方も居るようです)

なんで遠視では読めないサイズの文字で受信の口上を書いたのかと言うと、受話器を持ち上げた時に見える、受話器のあった場所にちょうど収まるサイズの紙いっぱいに口上を書ききりたかったからです。店長の知り合いなんだから、受話器の下にセットする紙を3倍の大きさにして三つ折りにすべきだったのかも知れませんが、面倒くさくて放置しました。若い衆は一日で暗唱してきたもん。

受話器に受信の口上を書いた紙を貼り付けている店舗で働いたこともございます。受話器、耳に当てたら受話器そのものを見ることは出来ないじゃないですか。だから貼る場所オカシイです…って指摘は出来ませんでした。お局様の筆跡だし、彼女は自分が間違ってても逆切れするタイプだということは知っていたから、みんな黙って暗唱してきたのです。それを初めて指摘して逆切れさせていたのもやはり大人世代のパートさんで、色々行動パターンの違う労働者も来る可能性があるから、それに合わせた対応をしないといけないな、と思いました。ちなみにそのカンペ、電話機を新しい物に交換されるまで、ずっと受話器に貼り付けられたままで手垢まみれになっていました。

清き一票を♪

不動産屋体験一軒目

このブログを読んで下さった女性から頂くメールで、『私も不動産屋さんで働いてみたい。』って書いてあることが、よくあります。多くが水曜定休なので土日祝日の出勤が当たり前のように求められがちという当たり前のお話のほか、不動産業界には男女共に気の強い社員さんが多いので(中略)、主婦のパート先としてベストな選択でないかも知れないという内容で返信することが多いです。

営業事務という職種は人当たりの良い営業マンと接する機会が多いから楽しいということと、従業員はさておき不動産が楽しいということが働くモチベーションになっていれば、社内の人間関係が(中略)どうであれ継続できるかも知れません。悪趣味かも知れませんが、私は感情に言動が大きく左右されてしまうタイプの人が好きなので、傍観者として見ているだけでも楽しく感じます。

そこそこ美人でそこそこ人当たり良くてそこそこ賢い女性ならパートとして雇ってもらうのは簡単かも知れませんが、そこそことまで言い切る自信がないなら宅建主任の資格に合格していれば高確率で雇ってもらえる自信も付くでしょう。思いついて三日で取得できるほど簡単な試験でもないし費用もかかるので、資格がなくても雇ってくれるお店の求人に応募する方が近道だと思います。

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遠回りなり近道なりして念願叶って不動産屋さんのパートになれたとして、女性特有の勘で『この環境ヤバイ』って思うことがあるかも知れません。私は経験ないけど、椅子にダニやらノミやら大量発生していて全身かゆくなるとか(嫌じゃない?)。やっぱり経験ないけど、鼻を塞ぎたくなるぐらい社内が臭いとか(客商売として終わってる?)。多くの場合は人間関係に関する嫌な予感(だいたい当たると思います)のはずですが。健康被害が深刻な場合は命あっての物種と言いますし、早めに逃げて下さい。ガマン出来なくはないけど嫌な環境なら、転職を視野に入れて就業しましょう。

不動産屋さん一軒目より二軒目の方が雇ってもらいやすくなっているはずです。もちろん、同業で働いた経験が物を言うからですが、ダニやらノミやらに負けて一日で辞めてしまった場合は経験値が付かないので、その一日は無かったことにしましょう。現在の職場で覚えられることはもう無いとか、だいたい覚えたからもういいとか思った時点で、『業界経験者です』って言えることを武器に、より有利な転職活動が出来るようになると思います。新しく覚えることがなくなったとしても、『ここ好き♪』って思えるような職場なら極力長く居れば良いのです。一軒目でアタリの可能性もございます。

私はそうやって転職し続けてきました。転職回数が多いとドン引きされかねないので、三社分の経験値を一社分にまとめて申告するようなことがあるかも知れません。経験が多過ぎるとドン引きされるのは恋愛も同じですね。マンガに出てくる高飛車な人みたいに、『私が本気で付き合うほどの男とは思えなかったのよね。』…なんて痛いこと言い続けてた同級生が居ますが、途中で現実を受け入れないと…本気で付き合おうとしてくれる男とやらには出会えなくなってきます。(アッという間に三十路だよ!)限り有る人生、寿命が尽きる前に皆さんステキな不動産屋さんを見つけられますように。

清き一票を♪

安い地図と高い地図

たまに、『エクセル以外のソフトを使わずにこんな詳細な地図を手作りできます』って方法が雑誌なりインターネットなりで披露されると、主に男性と思われる正社員から苦情が来るようです。『専用ソフト使った方が早いって。』パート1人が使うパソコンに有料のソフトを買ってもらえる訳ないとか、無料だからって何でもかんでもダウンロードすることを禁止している会社が多いとか、色んな事情もあってニーズは有りそうです。ただ…私は業務上、専用ソフトでしか地図を作成しておりません。

不動産屋さんが時給で雇ったパートが、地図を一枚作るのに没頭して一日のほとんどが過ぎてしまった…とか効率悪いことするぐらいなら、有料のソフトを使う方がいいという理由が考えられます(業務上、地図を作成する担当者は毎日かなりの数を量産することになります)。あと、お客様に見せる地図の縮尺がパートのさじ加減一つでおかしくなるのは良くないことでしょう。

インターネットで詳しい地図なんかいくらでも見放題なのに、大手不動産会社の作った図面に載っている地図が大雑把過ぎてわかりづらいと感じたことはございませんか?大きな会社だと目をつけられやすいから、営利目的で無断借用しないというルールを徹底した結果、使用料金の安い専用ソフトで作成した大雑把な地図を渋々使用しているせいです。いい地図って高いのだそうです。それに対して小さな会社はライセンス料を払わずに無断借用してても目をつけられないものですか?

社外に広めるための地図は安い専用ソフトを堂々と使って作成、社内は詳しい地図を使って作成…というルールを守るように徹底している大手不動産会社は何社も有ると思います。社内というのも料金コースが有って、社内全般コースの利用料は高め、部内限定だと少し安くなり、課限定だともっと安いと聞きました。詳細な課限定地図で作ったおいた物件資料を社外の方に出すために、安くて大雑把な地図に張替えるのもパートの業務の一つ。営業マンが慌てて出かける時に言われると、慌てて張替えなければなりません。課長がルールに厳しいので間違いのないように…。

他社ルートで回ってきた物件資料が、この世で一つ私の作った資料だと気付いたことがあります。隣の課は営業マンが好き放題しているので、お値段そこそこ部内限定料金 一番安い課限定料金 (しか払ってなかった!) の地図を貼った図面をそのまま持ち出したのでしょう。張替えられてない地図の中に入れておいた印を解読すれば、何月何日誰担当で部内に公表…といった情報がわかります。社外秘なのにどのルートで流れていったかという追跡は…。これ以上目をつける気にならなかった取引先だったようで、今後は隣の課の営業マンとかあの会社とかには注意しようねという課限定の合意のみで打ち切りとなりました。目をつける気になられない=おトクなポジション…ですか?

清き一票を♪

本気の季節

『ちょっと!善良な主婦をこんな時間に…あんまりです!』『何年不動産屋で働いてきてるんだよ?わかるだろ?空気読めよ。』 四半期決算 で仕事が増える時期、時給を払って頂けるなら残業は引き受けますとも。『あーあ、この残業のせいで夜ご飯作れなくて家庭が崩壊したらあなたのせい。』『夜ご飯?帰って何を作る気なんだ?』『…海鮮丼。』『それって飯炊いて切って載せるだけのやつか?』『お米は研いでタイマーかけてから出社してきましたし、切れてるお刺身が冷蔵庫にございますが、何か?』馬鹿トークは続けつつも、手は動いています。『やる気マンマンじゃないか。』

日が沈む前に帰宅できるのがパートの良さだと思ってたのに…とか言ってる場合じゃない時期は、繁忙期モードで働くこともございます。そうでもしないと仕事が回らないのがわかっておりますので。言葉が乱暴な営業マンも、お礼とは言わずにただ、『買ってきてやったぞ。』って私が好きだと言ってたアイスラテを翌日持ってきてくれるはず…ということもわかっておりますので。『来月は中旬が一番契約が多くなりそう』って事前に言ってくれてたし、こういう人のためなら無理もします。

普段は用心深い営業マンも、珍し過ぎでかえって記憶に残るぐらいの頻度で、慌ててパートに仕事を頼むことがございました。『お嬢様方、先に好きなお味をお選び下さい。営業マンはその残りな!』シューアイス?ぱくぱく。『営業マンのみんなが忙しくさせてるのは承知の上でのお願いですが、午前中に!お願い!!』ぱくぱくぱく…冷たっ!お礼を先に食べちゃったから無理せざるを得ません。

用意周到な方はコピー機が混雑する月末には余裕で居られるようにするものですが、だいたいの営業マンは月末最後の最後まで忙しくて、当然のように周囲に迷惑をかけます(仕事だから別にいいですけど)。いずれにせよ、そういう忙しい時期に、決算期には間に合わなさそうな案件って後回しにしたがっているように見えます。儲け少ないのに時間のかかりそうな不動産を売りたいなら、夏枯れと言われる暇な時期が始まる頃に持って来れば、丁寧かつ真剣に動くような気がいたします。

清き一票を♪

引継がれ

ベテランパートさんがその不動産会社に入ってくる前から媒介取りっぱなしの売れ残り物件だったそうです。担当のおじいちゃん営業マンは高額案件しか片付けない人なので興味なさそうでした。ご退職後に若い営業マンがその物件の担当となりました。『これからの時期ってベストシーズンだ♪』

そもそも土地勘もない遠方で相場より高いから売れてないのか、放置しているから売れてないのかも知りません。『見てみましょうか?あ、飛行場からそう遠くないですね。無理すれば日帰りで往復できるかも。』『不動さん、鬼だなあ。金曜に入って月曜から仕事するとかダメ?』

どういういきさつで遠方の不動産会社がこんな所の物件を扱うようになったのかは知りません。担当者が調査に出向くのも面倒くさがるような遠い不動産屋さんより、近場の不動産屋さんに任せる方が話は早かったことでしょう。ただ、行ったこともない不動産屋さんの会ったこともない営業マンに任せるのは嫌ってことで、何らかのコネで売主様のご自宅近くに有る弊社に来たのでしょうか?

最近まで担当だったおじいちゃん営業マンは、片手仲介とか低額案件とかお嫌いだったんですよね。だから、客付け 業者さんに BK 付けるなんて発想も無かったはずです。おじいちゃんの体にはこたえる出張も、若い営業マンには魅力的な無料旅行にしか見えなかったのが幸いしました。

『おめでとうございます^^さすがですね!』『つらかったんだよ。観光地でのぼっちご飯は、そこそこ美味しいの経費で食べられたからまだガマン出来たんだけどさ。』ランチに千円以上か、羨ましい…。『往復の飛行機、カップルだらけだよ。俺だけ1人でスーツ。みんなウキウキしてるのに黙々と本読んで過ごすの、つらかった。』この経験を踏まえて、彼は二度と遠方の案件に手を出さなくなるかも知れません。人生経験の浅いうちに担当してもらえた物件にとっては、良いお話でした。

清き一票を♪

少数精鋭マイナス1

たまには真面目に事務員さんのお話を。コストのかからないパートさんが意外によく働いてくれてると言って喜んで下さると…嬉しいのですが。管理職の皆さん、正社員の事務員さんを大事にしてあげて下さい。店内で一番かけがえの無い存在は、何と言っても正社員の事務員さんでしょう?

節約を徹底した不動産会社では、事務をするのがパートだけという店舗もございますが。普通は事務員さんが疲れ過ぎないようにフォローする目的でパートも雇っていますよね?ほとんどのパートさんは真面目な主婦なので一生懸命に働きますけど、お仕事より優先順位の高い物が有れば簡単に辞めていくものです。そして、その代わりをすぐに見つけて営業を続けるでしょう?

高額の現金を扱ったり、金庫のお金を出し入れしたり。いくらでも代わりを見つけて引継いでもらう…ってことの出来ない業務を正社員の事務員さんが担当します。そういう業務以外は全部パートに任せておこう!って方もおられますが、何でも自分がしないと!って責任感を強く持っている方もおられます。ある大きな支店で残念なことに、過労がたたって事務員さんお1人入院されました。

残った事務員さんが二人分頑張っておられましたが、お1人退院されて間もなく、過労のためお1人入院。1人足りない時がたまたま儲かっている時期と重なってしまったのが不運でした。『登記印紙と切手の在庫を数えるぐらいの能力はパートのおばさんにも有ると思うんですよね。今日は半袖だから手品師みたいな小細工もしませんし、私に任せて頂けませんか?』長い沈黙のあと(言う通りにするべきか否か迷っていたのか、オヤジギャグはスルーして良いのか迷っていたのか?)、『よろしく』と、手渡されました。手癖の悪くない人なら誰でも出来るような雑務もいっぱいで大変そうでした。

『今後もこの支店は増益するに決まってます!』と、特に根拠もなく支店長に主張し続け、本部から事務員さん増員の許可が降りて、事務員さんが交代で有給消化の海外旅行にも行ける不動産会社に変わりました。見た目ちょっと遊び好きっぽく見えるかも知れませんけど、正社員の事務員さんたちは真面目に会社に尽くしています。倒れられる前に出来る限りのことはしてあげて下さい。

清き一票を♪

対ご機嫌ななめ

サトラレ(さとるの化け物の反対で、人の心を悟るのではなく人に心を悟られる人)みたいな営業マンが居ました。『昨日会った担当者は子持ちとは思えないぐらい若々しくてかわいらしい人で♪午後から伺うお客さんは上品なおばあちゃんで、いつも上等のお菓子を用意して待っててくれるんだ♪♪』機嫌のいい日は不動産屋の営業マンって幸せな職業だなーって思いながら聞いていました。

逆に、乱暴に音を立てて荷物を机に投げつけ、『ったく。庭から変な物がゴロゴロ出てきたって呼び出されて平謝りしてきたよ!』と、機嫌の悪い日もございました。調査ミスしたのは私じゃないのに!って不満に思ったものですが、何考えてるかわかりやすい人なので付き合いやすかったです。

ほとんどの営業マンは、『言っていることイコール思っていること』ではないタイプの方のように思います。不動産という大きな財産の売買仲介をする商売では、『念願のマイホーム買うぞ♪』とか『結婚するから家も買うよ♪』って上機嫌の買主様だけを相手にする訳ではありません。別居とか離婚、治療費のかさむ病気のため、住宅ローンの融資を受けた時には想像していなかった経済状態になったためなど。大切な財産を不本意ながら手放す売主様を相手にすることもございます。社内の人にはお馴染みの、ハイテンション・トークのノリのまま接していて媒介が取れるとは思えません。

機嫌の悪いお客様が機嫌の悪くなる事情がらみで他人と接する時にどんな感じになるのか。営業マンはなかなかその愚痴を言いませんが、何となく想像できます。身内に不幸があった時にとった葬儀屋さんへの態度は我ながら最低でした。あと、お寿司屋さんにもすみません。そもそも上機嫌ではない人と付き合う商売だとわかっているプロだから、慣れているのかも?うん、きっとそう。

売買の仲介だけが接客つらいってことは無いと思います。賃貸管理業で、滞納者のお部屋に向かうこともございます。『お腹に電話帳』は合言葉ですよね?先輩営業マンが新人クンに言ってました。『行くの怖いか?俺は怖くないぞ。お前の体軽そうだからひょいと持ち上げて盾に出来るもんな。』そこでクスッと笑ってしまいましたが、新人クンの返しも好きです。『いや、俺の体薄っぺらいんで、貫通するから無意味っすよ。』営業マン二名も同時に失いたくないので、くれぐれも用心して下さいね。

清き一票を♪

相続順とか

その昔、日本軍が使っていた戦艦を見に行きました。何年かして、日本軍が使っていた戦闘機を見に行きました。更に何年かして、日本軍が使っていた自転車を見に行きました。だんだん小さくなってきましたが、何か?色々見て気付いたのですが、予習してから本物を見る方がいいですね。百聞してから一見しようって昔の誰か言ってませんでした?予習しよう!って構えると難しく思いがちだし、『80歳以上のおじいさんが何人も登場する話』って私の下手な紹介では良さが伝わりませんが。

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戦闘機のことをよく調べられていて、こういうの読んでから見に行った方が良かった!と思いました。知識を得てからだとどこをどう見たらいいかよくわかるものですから。まだ読んでない方には是非とも読むようにお勧めします。よく売れている本だけに何度も読み返したくなるぐらい感動します。

ベストセラー小説の中にはスケールの大きさ故に夢が有ることが評価されているものもございます。潤沢な資金を持ったお金持ちが酔狂で…みたいなタイプの。その中に、残念ながら著者はそこまでお金持ちでなかったのか?相続についてよく調べていないらしいのが気になる物もございました。私もお金持ちではございませんが、不動産屋さんって宅建の勉強を通して親族法の基本的な知識は持っているじゃないですか。それが出版業界では知れ渡ってないのではないかと。

フィクションだからって民法まで勝手に改正しちゃいけません。莫大な相続財産問題の当事者や法律の勉強をした人以外にも知って頂けるように、インターネットで正しい情報を広めておくと良いと思い立ちました。紹介したかった本とは全然関係ありませんが、同時死亡時の相続人について図解しているサイトにリンク貼らせて頂きます。『あなたっ!一時間でいいから長生きして!』って感じ?

同時死亡の場合の相続@弁護士河原崎弘先生

図を見て頂くとわかりやすいですが敢えて要約しますと、舅と夫が同時かも知れない順番で亡くなった場合は夫は舅の財産を相続しません。舅の方が先だったと証明できれば夫は死の直前でも一旦舅の財産を相続しています。この場合は夫の相続財産の中に夫取り分の舅相続財産が含まれます。面白い小説だったけど、『あっ、舅さんより先とかダメよ!』ってことだけ気になったものがございます。親族間でややこしくなるのが嫌なら、弁護士先生と相談しながら遺言書を作成しておいて下さい。私なら各ページの一番下に遺言書作成キャンペーンとかアピールしそうですが、何か?

清き一票を♪
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