このブログを読んで下さった女性から頂くメールで、『私も不動産屋さんで働いてみたい。』って書いてあることが、よくあります。多くが水曜定休なので土日祝日の出勤が当たり前のように求められがちという当たり前のお話のほか、不動産業界には男女共に気の強い社員さんが多いので(中略)、主婦のパート先としてベストな選択でないかも知れないという内容で返信することが多いです。
営業事務という職種は人当たりの良い営業マンと接する機会が多いから楽しいということと、従業員はさておき不動産が楽しいということが働くモチベーションになっていれば、社内の人間関係が(中略)どうであれ継続できるかも知れません。悪趣味かも知れませんが、私は感情に言動が大きく左右されてしまうタイプの人が好きなので、傍観者として見ているだけでも楽しく感じます。
そこそこ美人でそこそこ人当たり良くてそこそこ賢い女性ならパートとして雇ってもらうのは簡単かも知れませんが、そこそことまで言い切る自信がないなら宅建主任の資格に合格していれば高確率で雇ってもらえる自信も付くでしょう。思いついて三日で取得できるほど簡単な試験でもないし費用もかかるので、資格がなくても雇ってくれるお店の求人に応募する方が近道だと思います。
遠回りなり近道なりして念願叶って不動産屋さんのパートになれたとして、女性特有の勘で『この環境ヤバイ』って思うことがあるかも知れません。私は経験ないけど、椅子にダニやらノミやら大量発生していて全身かゆくなるとか(嫌じゃない?)。やっぱり経験ないけど、鼻を塞ぎたくなるぐらい社内が臭いとか(客商売として終わってる?)。多くの場合は人間関係に関する嫌な予感(だいたい当たると思います)のはずですが。健康被害が深刻な場合は命あっての物種と言いますし、早めに逃げて下さい。ガマン出来なくはないけど嫌な環境なら、転職を視野に入れて就業しましょう。
不動産屋さん一軒目より二軒目の方が雇ってもらいやすくなっているはずです。もちろん、同業で働いた経験が物を言うからですが、ダニやらノミやらに負けて一日で辞めてしまった場合は経験値が付かないので、その一日は無かったことにしましょう。現在の職場で覚えられることはもう無いとか、だいたい覚えたからもういいとか思った時点で、『業界経験者です』って言えることを武器に、より有利な転職活動が出来るようになると思います。新しく覚えることがなくなったとしても、『ここ好き♪』って思えるような職場なら極力長く居れば良いのです。一軒目でアタリの可能性もございます。
私はそうやって転職し続けてきました。転職回数が多いとドン引きされかねないので、三社分の経験値を一社分にまとめて申告するようなことがあるかも知れません。経験が多過ぎるとドン引きされるのは恋愛も同じですね。マンガに出てくる高飛車な人みたいに、『私が本気で付き合うほどの男とは思えなかったのよね。』…なんて痛いこと言い続けてた同級生が居ますが、途中で現実を受け入れないと…本気で付き合おうとしてくれる男とやらには出会えなくなってきます。
(アッという間に三十路だよ!)限り有る人生、寿命が尽きる前に皆さんステキな不動産屋さんを見つけられますように。