不動産会社を経営しているという若い男性に意味のわからない自慢をされました。『衣食住、全ての業界を経験し、この不動産業界に落ち着きました。』心の中で、『ケッ!』と毒づいてしまいましたが、無関心を装いました。その年齢で他業種にもフラフラ行っていたんなら、不動産屋さんの転職回数は私より下に決まってるわ。どう見ても私の方が年上なんだもん…(悲)。
女性が経験の豊かさを語るのは得策ではございませんよね。だから私自身が他業種で働いた時の経験談は書きません。もちろん異性との交流経験を自慢する気もございません。そこで、自称『不動産ほぼ一筋』の私ではない人の、衣食住勤務経験について語らせて頂きます。
【
衣】カタログを一時間以上熟読して選んだ勝負下着に、ほぼ一瞥もくれなかったせっかちな彼氏にムッときたことはございませんか?女の子ってデートの時に身に着ける物にこだわりたいのに、無視ですよ、無視。でもアパレル勤務の男性は違います。『あっ、流行りの○○買ったんだね!超似合うよ~ぉ♪』デートの最初から機嫌よくなれます。もちろんシメの時も(*^^*)
【
衣】で、アパレルの男と一緒に住むと、宣言されます。『部屋の中が野暮ったくなるなんて嫌だから、百円ショップに売ってるようなプラスティック製品を俺の目に付く所に置くな。』当然、貧乏人の味方、カラーボックスもご法度。稼ぎ大したことない癖に見た目にばかりこだわるんです。
【
食】安定路線の食品業界に努める彼とのデートは、給料日には予約一か月待ちの名店、金欠の時には安いのに美味しい穴場の食堂…と、グルメ三昧を楽しめます。美味しい物を頂くことでストレス解消になりますし、彼と一緒にいる限り、ストレスなんて貯まらないかも?
【
食】こうして飲食の男と一緒に住むと、当然のごとく、自炊を求められます。舌の肥えた彼を満足させるように料理の腕を磨くことが必要になります。プロの目は素人が考えるより厳しく、まな板の洗い方が雑だと、『この家の衛生管理を任せてるのに、なんでこんないい加減なんだ?今こうしてるだけで生菌数が上がってるんだよ!』毎日かなりうるさく文句をつけられます。
【
住】社外秘というほどでない情報ですが、住まいを仲介するプロなら、ここが施工した物件にだけは住んじゃいけない…っぽい情報は持っています。担当エリア内の
事故物件 は知っているはずです。だから、不動産屋さんが住んでいる部屋なら一緒に安心して住めますよね♪
…と、不動産業界を持ち上げておくことにします。浮気とか短気とか淋しそうな伝染る病気とか、同居人に望まない要素が異業種の男性と比較して多いかも知れませんが、何か?