お会いするお客様が男性客だけの場合は別でしょうが、女性のお客様、特に主婦の方とお会いする場合は、不動産のような大きな財産を扱う女性は地味にする方が懸命だと思います。…みたいなお話は、『
事務員の指先 』で、書きました。えぇ、えぇ、確かに私が書きましたよ。
ただ、そこでは社員さんみなさん過剰にキレイ目だったんです。取り扱う物件の性質上、男性かキャリアウーマンとしか出会わないので、くたびれた主婦からの嫉妬の心配はございません。私もネイルを楽しみながら働いておりました。許される範囲ならオシャレしたいですし…。
社内の女性全員がネイルしていて、私が一番地味な爪でした。しばらくして、地味な後輩パートさんが入って来られました。お仕事のご説明をしながら指差した時、『まぁっ!主婦のクセに爪なんて塗っちゃって!』と、言われました。爪に色がついていてもお米はとげますが、何か?
社内には、子育てしつつ、長い爪にネイルアートしている女性もおられるので油断しておりました。黙って見ていられないほど不快だからこそ、言いにくいことも言ったのでしょう。翌日から私はバージンネイルに戻りました。他人に不快感を与え続ける自分というのが許せませんので。
結局、私は社内で一番地味な人となりました。地味だった後輩パートさんは、その姿を消してしまいました。彼女は不動産屋の仕事を覚えるにつれ、メイクが派手になりました。髪形も変わってしまい、爪は私がしたこともないスカルプチュアという段階に達しておられます(地爪の表面を削って、アートの施された長い付け爪をプロに接着して頂くもの)。転職する度に芸風の変わる私が言うのもなんですが、短期間で大変身して、ご家族が
心配 している気がいたします。
大きな山が当たれば、営業マンは大金を手に入れることが出来るのかも知れませんね。私が頂けるのは就業した時間×時給のみです。それでも、会社が潤えばみなさんが幸せで、幸せな不動産屋で機嫌よく働けることは私の幸せです。営業マンが忙しさのあまりに倒れてしまわないことを祈りつつ、無事に契約がまとまりますように願いつつ、残業しています。
忙しくない時は、スピードを緩めながら(
一番難しい テクニックです)、定時であがることを心がけております。何時から何時までと決められた時間で人件費の大雑把な計算がされていると思われ、計算外の残業は避けなければならないはずです。最近は大きな山のお陰で連日残業なので、朝から晩までフルスピード対応しておりますが、時給が1.25倍に上がる前に帰れるような時間配分を心がけております。残業し過ぎると、上司が色々上から問われるらしいので。
今日中にどうしてもしておかなければならない部分を、残りやすい時間のうちに仕上げました。すると突然、営業マンがスイーツを下さいました。『残業手当は別途きちんと申請して下さいね。これはそれとは別の、私の気持ちです。』ですって。どこそこの
マカロン じゃなきゃダメとか贅沢は申しません。コンビニのプリンでも大歓迎!夕食作る前にプリン食べちゃおう♪
上機嫌で帰り支度をしていると、営業マンから声を掛けられました。『ごめんなさい、さっき作って頂いた表の…』おや?パソコンに強そうに見えたのに、そうでもなかったんですね。ココをこうしてこうすると…ハイ出来ました♪そんな感じで、帰ったことになっている私は時給に換算すればマカロンを買えるぐらいの時間残っていました。それでも私は機嫌よく過ごしてましたし、上司もパートに目立つ残業をさせたとか言われませんし、プリン1個でみんなが幸せです。
女性ならではの細やかさは大切ですが、勤務先で主婦ならではのセコさを発揮し過ぎてはいけないような気がいたします。勤務先は滞在時間に比例した給料を払う立場、お金を稼いで帰りたいパートと実は利害が対立する関係です。セコい理由を作って残業しようとする人を見ると、やめて欲しいなぁって思います。短期雇用で嫌われたら終わりじゃないですか。
私は嫌いになったらさっさと出て行きますが、それまでは、嫌われないように気を遣います。私の最大の武器はコストパフォーマンスの良さ。決まった時間の範囲内でお仕事はキッチリ済ませたいですね。安い時給のために残業しているセコい主婦と思われるのもイヤですし。
夕方近くになってから、『謄本とって』って頼まれると、結構緊張します。
早く帰りたいんだもん。地番が簡単にわかって共同担保目録(読み方ですか?『きょうどうたんぽもくろく=
きょうたん 』です)から芋づる式に出てくればスグに済むのですが、毎回そううまく行くとも限りません。
時々、無駄な謄本をとってしまうことがございます。与信を使ってネットで取得しているのなら、もうちょっと安いはずですが、『だいたい1筆千円』と、覚悟しております。不動産屋が出すようなお茶が何パック買えたことでしょう。そんな時は、叱られなくてもかなり落ち込みます。
何筆も無駄に取得してしまった上に30分も残業したなんて…と、落ち込んだ時、たまに思います。調査にかけた費用に比べて、パートの時給は安いです。契約に至るかどうかもわからない案件の調査に必要な費用って私の日給何日分?そう考えながら働くと悲しくなってしまうので、何も考えないで仕事に集中することにしております。
紙切れ1枚の値段が高過ぎる気はします!
クレーマーにしては落ち着いていました。怒っているお客様というのは、最初の2分ぐらいは興奮していて何を言いたいのかわからないことが多いのですが。今までの経緯を丁寧にお話し下さいました。数年前の話ということは、その不動産屋では当然のことですが、今はいらっしゃらない方が担当でした。そこもご理解頂いているようですが、初対面である受付の私にもわかるように説明して下さいました。『だから、○○さんが窓口だそうです。』責任者ですものね。
『○○さんが直接したことではないことも存じてますよ。でも、そのご退職なさった方に私はお世話になりまして、そのことで今、困っているのです。』背景もだいたいわかりました。『○○さんにはご説明済みですが、その証拠の書類をお持ちしました。』敢えて出入り口から遠い側の応接へお通ししております。話が長くなりそうなので、急ぎの用のある○○さんを今のうちに逃がさなくてはなりません。『ありがとうございます。コピーとらせて頂いてよろしいですか?』
○○さん不在だと言っても話だけ聞いて欲しいとおっしゃるので、そのコピーを見ながらお話を伺いました。これは完璧に、弊社の重説漏れですね。私レベルでも理解出来ました。コピー機と【間違えて】シュレッダーに原本を入れてしまうべきでした。『お困りということは、よくわかりました。』弊社の立場も、とてもお困りなのですが。出る所に出れば、絶対に負けます。
その日は窓口と言われた責任者が 逃げた 私の接客中に出掛けてしまった! ため、諦めてお帰りになりました。本当の窓口である、『お客様サービスセンター』をご存じないことが幸いでした。でも、不定期的にやってきては、正しいことを主張し続けられそうです。弊社が完璧に悪いのですが、認めるのを先延ばしにしたいのです。お客様が待っているのは、『○○さんが時間に余裕があって充分に話せる日』?弊社が待っているのは、お年を召したお客様の……?
一棟まるまる自社ビルなんてリッチ(そう)な不動産屋さんで働いた経験がなく、いつも雑居ビルの中に収まっています。途中階でエレベーターを降りて行く方の様子を見るのも楽しみの一つ。『やっぱりね~IT系の方だと思ってたのよね~』と、見たまんまな風貌のお兄さんの背中に聞こえない声で話しかけてみたり。…私の業種も服装などから推測されているのかしら?
正午前後はエレベーターが混んでいます。昼休みをとるのなら仕方ないけれど、お仕事のおつかいは、出来ればこの時間帯を避けたいもの。そんな混む時間帯にエレベーターの中で何度かお会いしたことのある方で、ステキなおじさまがおられます。密かにお気に入りです。
特等席は、おじさまのスグ隣です。そのうち朝ラッシュのように混んできますが、おじさまの隣は安全です(さすがにビル内に白昼チカンは出ませんけど)。あとから乗って来るサラリーマンたちが、おじさまを見るなり、背筋をピンと伸ばして、『こんにちは!』と、挨拶します。そして、次々と乗ってくる人たちにおじさまが押し潰されないよう、おじさまの前にバリケードのように立って守ります。きっとどこかの会社の重役さんなのでしょう。厚かましく私も一緒に守られます。
パートの面接は、直接お仕事の指示を下さる上司と数分話す程度で済みますので、自分の勤務先の重役の顔なんて知りません。一生お会いすることもないでしょうから問題ないような。お気に入りの重役さんにペコペコするサラリーマンたちが、どことなく同業っぽくも見えるのですが、上の方の階に会社の偉い方がおられるとは伺ってますが、もしかして、私は同じ会社の方をバリケードにしていたのかも?便乗女の正体が社内のパートとはバレない気はしますが。
同じ場所で同じ仕事を続けていると、マニュアルでは不可能とされてきたことを可能にする裏技があることがわかってきます。とってはならない手段ですが。不動産屋さんならわかりますよね?お客様に、『ほら、レインズに(一瞬)登録したという証明書ですよ。』って確かに見せたハズの物件がレインズを検索しても出てこない裏技とか…。
エンド さんを騙すのは悪質ですよ!
被害者が出ないなら、出来ないこともないかも~って思います(ダメですけど)。販売活動に集中して頂きたい営業マンを苦しめる、多すぎるノルマ!…を、達成しているかのように見せる方法もございますね。書けそうな例をあげると、件数が少ない方に
締切後でも、ねじこむ方法。
登録した日付はあとから変えられませんが、内容はあとから『修正』出来ます。許可を得て余裕のある営業マンが登録していた余りある案件の一部の『担当者』を、統計を取る日だけ…。メリットは、最下位営業マンがその時だけ叱られないこと。デメリットは、会社のためにならない『修正』を、多忙な時に2度繰り返さなければならないこと。不正が発覚すると大変そうですし。
最大のデメリットは、誰のためにもならないということです。『またアレやってよ♪』が、口癖の営業マンは、どんどんダメになっていきます。他のパートさんにまで、『出来て当然なんだから、やってよ!』と、無茶を言うようになります。『俺のために危ない橋を渡ってきてくれてありがとう!』って言われたはずのことをしても、『当然いつものようにしてくれたんでしょ?』にかわってしまうのも、面白くありません。『パートだからわかりません!』を口癖にするのが賢明です。
当然、不動産屋さんごとに社風の違いというものはございます。それでも、アリの大群の中に必ず女王アリが居たり働きアリが居たりサボりアリが居たりするように、それぞれの中に似たような方がおられます。今回は、サボりアリではなくて、トップセールスさんについて書きます。
共通する特徴は、相手を不快にしないことプラスアルファの話術にたけていることですね(当たり前ですけど)。あと、『鳴かせてみようホトトギス』って言いそうな、度胸があるというか、物怖じしないというか、強引に押せるというか、私に無い、ある種の『良さ』をお持ちです。
酔った勢いで思ったまま言ってしまったことがございました。『トップさん(仮名)ってぇ…マルチまがい商法とかやってもガンガン売れちゃいそうですよね~♪』褒めたつもりでした。そこでキレないのが大人。営業マンに必要な要素、『忍耐力』だってお持ちなのでしょう。言われました。『あっ、わかる?俺、前はマルチの営業やってて、日本一になって表彰されたことがあるんだ♪』その名誉に酔ったそうですが、歩合で稼げる不動産屋に転職してみたのだそうです。
コレは褒めてない部分ですが、机の上が散らかっていることがとても多いです。外から電話で、『俺の机の上の~探して』って言われるのが、ちょっと重荷。私なら片付けてからでないと仕事をする気にならないのですが。あと、私なら営業マンになる前に宅建をとります(とったけど営業してませんが、何か?)。多分、私と同じ価値観ではトップセールスになれません。
女性の中にも、『私のお気に入りをナンバーワンに育てるわよ!』ってギラギラ闘志を燃やして投資する方がおられるみたいですが、そういうタイプの方が不動産屋さんに転職すると、営業職につくようです。きっと熱心にお仕事して歩合を稼がれると思います。事務員はあらゆるタイプの営業職のサポートをする役なので、比較的ギラギラしない傾向がございますね。
以上の点を踏まえた上で申し上げますが、事務員に人気のある営業マンは、必ずしも会社に貢献しまくっているトップセールスさんとは限りません。誰からも嫌われないタイプは、ど真ん中っぽい感じの方です。男性なのに特別気が利く方は、女性の敵になりにくいようです。
『押してダメでも押してみよっ』主義の男性は多いですが、あまり女性に人気がありません。生まれつき価値観が違うので、うまく説明出来ませんが、そういうものです。『押してダメなら諦める』って言われると、『え?もう来てくれないの?』って逆に追いかけたくなりません?ならないお客様もいらっしゃるせいか、慎重な方の成績は、中ぐらい。クレームが少ないのが特長です。
事務職に必要な細かいテクニックは、そんな営業マンから教わりました。キチンと書類の中心をコピー機の中心と合わせてコピーをとること、キレイに折ること…。契約書を印刷して折っておくようには頼まれますが、私は折り目をキレイに揃えた状態で大きなクリップでとめたまま、ホチキス留めしないでお渡しします。気を遣われるので、『不動さんの揃え方で妥協出来ない』とは言われません。神経質な方にも認めて頂ける細やかさを身につけるのが私の目標です。
転職先で、『パートにも気を配ってくれて、感じのいい事務員さん』に出会ったら、気を遣うこと。良家の子女がコネを使って社会見学に来た時は、お客さん待遇で気を遣われて当然ですが、そうでないなら、その不動産屋があなたを観察しながら値踏みしている段階かも知れません。
特徴的なセリフ、『こんな会社だからごめんなさいね。』を、連発する方は、99%の確率で愛社精神の強い方です。つられて、『おっしゃる通り、薄暗くて汚いお店ですよね~』なんて相槌を打ってはいけません。へりくだられたら、基本、『そんなことないですよ~』と、毎回否定すること。
『貧乏な会社だからロクなソフトも用意出来なくて、こんなの使って入力して頂くんです。』って言われた時、油断していた私は言いました。『確かにコレはひどい!明らかなバグがこっちもそっちもあるのに、全然直さないんですね。これじゃあ皆さん使いにくいでしょう。』すると、低いトーンで、『時間があれば直すんですけど…。コレ、私が作ったんです。』って言われました。罠かと思ってしまいましたよ。自信作をへりくだって紹介していたということだったようですが。
新人さんに最初の説明をする段階で落とし穴を掘ってしまうと、ショックを受けられること間違いなしです。私が自作のテンプレートファイルを新人さんに使って頂く時には必ず、胸を張ってご説明します。『スゴイのがあるから使って下さいね。コレ、私が作ったんです!へへん♪素人が作ったものだからおかしな部分もあるけど目をつぶって下さいね。』素直になるのが一番だと思います。
不動産屋は毎年のように、『マイホームは今年が買い時☆』って話すのが商売ですが、私は毎年どなたかに、『もうちょっと待つ方がいいよ』って話しているような気がいたします。営業マンは説得力のある話し方をされるのか、意外にそれが真実だったのか、話を聞いてすぐに買う方が多いようです。逆に、私に止められて一年以内に買わなかった方は居ません(空しい…)。
正しい根拠を列挙しているつもりの私に対して、こんな反論をしてきた人が居ました。『30年ローンを組むから今年のうちに買いたい』って。ローンを組むために物件探すの?よくよく聞いてみると、『定年は60歳だけど、最近は早期退職で55歳ぐらいで辞める人が多いみたいだし、30引いたら25歳…急がないと!』焦る理由を私はすぐには理解出来ませんでした。
ありがち営業トーク、『30年ローンを組むんだから、私と一緒に真剣にマイホームを探しましょう!』って言われ続けているうちに、物件価格とか頭金とか金利とかとは無関係に、『家を買うには返済期間30年のローンを組まないといけないものらしい』って思いこんでしまったそうです。
案外、そういう誤解をしている
エンド さんって多いのかしら?フラット35のテレビコマーシャルのせいで、『絶対に25歳までにローン組まないと!』って思う人が増えたかも知れませんね。テレビでフラット50
※の方も宣伝して頂けると、『10代のうちにローン組まないと!』って思いこんでくれる人が増えるはずです。
※36年以上50年以下の期間を選んで組める、長期優良住宅向けローンです。
アンジェリーナ=ジョリーのように(触ったことないけど)柔らかそうな唇の間から聞こえてきた言葉は、私にとって衝撃的でした。『置かしてネ!』ここに座っているのが営業マンだったとしても、彼女は全く同じように言ったのでしょうか。あんな綺麗なお姉さんからそんなこと言われたら、お仕事に集中出来なくなりそうです。何でも好きなだけ置いて頂けるよう、机周りを片づけて受け入れ体制を整えることにいたしました。『置いちゃうネ!』って言って頂きたいものですが。
その日は朝からまとまった量の鼻血を出して、何とか出勤前に鼻栓をとることが出来ましたが、簡単に再発しそうです。ここでマンガみたいにドバーッと出たら恥ずかしいなぁ…。下を向くと流れてくるような気がして、無意味に蛍光灯を見上げました。夕方まで油断は出来ないと思い、その日はやたらと上を見ていました。お姉さんの声が頭の中で響きます…危ない、危ない。
まぁ、いつも机の散らかっている営業マンには、同じセリフを使わないことでしょう。『俺の机の上のどこかから○○見つけたら電話ちょうだいね!』って電話一本で遠隔操作されながら、よくつぶやきます。『ったく、こんなに机がグチャグチャなのになんで仕事が出来るのかしらね。頭の中がどうなってるのか、一度割って見せて欲しいものだわ!』…残酷ですか?
私は仕事をしていない時間でも、こんな仕事の日記を書いています。通勤電車の中では不動産のことばかり考えています。なのに…仕事中は、綺麗なお姉さんの声が永遠にリピート再生されるのを止めることが出来ず、ドキドキしています。私の頭の中は誰にも見せられません。
私がアルコールに弱いということを知った場所は、高校の理科室でした。腕の内側にアルコール浸しになった脱脂綿を載せて様子を見るという実験がございました。…かゆかったです!両親がお酒に弱いのですから、遺伝するのが当然なのですが、大人の楽しみの一つを今後の人生で満喫出来ないと宣言されたようで、残念に思ったものです。不公平だと思いません?
でもまだ事務職だから良かったのかも知れません。契約や決済は昼間にすることが多いですが、不動産屋さん同士が、『お近づきになりましょう』って食事をするのは、たいてい夜です。ほぼ強制的にアルコールを飲む義務がございます。営業マンの肝臓が心配になって参りました。
私の困ったところは、お酒に弱いだけでなく、飲んだらイタイ人になることです。脱ぐなどすれば一つの芸として成立したでしょうが、私のサービス精神は普段より低下します。酔った私を見て、『共同仲介したい』…と、思って下さる方は皆無でしょう。思われなくても結構ですが、素面の時に築いた物を崩すことだけは避けたいもの。アルコールから逃げる方法を模索しました。
(1)ドクターストップでビールを飲めない上司の真横をキープする→呼びつけて飲ませるタイプの上司より偉い場合は、有効でした。(2)『今日はお酌に徹します♪』→正攻法ですが、玉砕率は高いです。(3)若干酔った勢いで仕切る。『今夜はゆりちゃんルールだから、1cm飲んだらグラス空いたことになりま~す♪』→無理矢理飲ませるタイプの上司に1cmだけつがせて終わりに出来ますが、イタイ人の烙印を押されることは免れません。飲まなきゃ言えませんし。
100%逃れる方法は、(4)車で来る。朝から停めておくと駐車場代が大変なことになるので、定時で上がり、一旦家に車を取りに戻ります。『【特に皆さんが気を遣うべき人】を送るために車で来ました!』って最初に宣言すると、気を遣って頂けて、最初から最後までウーロン茶というのを認められます。運転する分疲れますが、酔客だらけの電車に乗らずに済むのもメリットです。

夜景っぽいイラストが欲しかったので、
真面目なサイト から勝手にバナーを拝借しました。
ごめんなさい!謝っておきます。久々の更新なのに、つまらないことを書かせて頂きます。話の続きが飛ぶと読みづらいような気もいたしますので…。
飲み会でアルコールから逃げる手段 として、全くお勧め出来ない方法がもう一つございますので、書いておきます。
(5)ノンアルコールカクテル。飲み会のお作法…よく存じませんが、あると思います…に反します。まとまった人数で飲み屋に来店した際は、『とりあえず全員ビール』で、飲み物のオーダーを最初に済ませ、無難な食べ物をさっさと注文するべきです。席が落ち着いてからオーダーすべきカクテルなんて面倒な物を最初から注文してお店の方の手を煩わせるのはルール違反。
よっぽどのチャンスに恵まれた時、私はカクテルを注文することがございます。八百屋さんのお勤め品コーナーにライムが百円未満で並んでいたら買って帰って自宅で作るものですが、『サラトガクーラー』が、お気に入りです。しかし、余りにベタなので、『こいつ、アルコール飲んでるフリだけしてやり過ごす気だ!』ってバレてしまい、マイナス効果に終わる可能性が高いものです。不動産屋に嘘つきは多いものですが、嘘を見破るのが上手な人も多いのです。
同業者に嘘をつく時は、一枚上をいく必要がございます。どうせなら、誰も知らないノンアルコールカクテルで攻めてみましょう。たまに、そのお店のオリジナルメニューがいっぱい載っているものです。ド定番の方が美味しいに決まっていますが、敢えて注文。それで他人を欺こうとしたバチが当たったのか、単に運が悪かったのか、最低な結果に終わったことがございました。
注文をとった方が新人さんで、お店のメニューを覚えてなかったみたいなのです。最初は、『本日のお勧め』を覚えるだけでいっぱいいっぱいなのも、わからなくはありません。ただ、もっと小声でお願いしたかった…。『え?なんとかスペシャル?そんなカクテル無いはずでしょ?!』『
メニューの最後のページに載ってました。』『最後のページ?あぁ、ノンアルコールの
ジュースを注文してたんですね!アルコール入ってませんけど、構いませんかぁ?』
…卑怯者ですが、何か?
昔、テレビのバラエティ番組で見ました。くたびれた感じの主婦が、『一回ホストクラブで遊んでみたい』って言うのです。女性から平気でお金を受け取れる男性全般が私のタイプではないので、遊んでみたいだなんて思う方がおられることが不思議でした。『話し上手な優しい男の子がいいな♪』とのリクエストでしたが、本物の話し上手さんは多忙らしく、話し下手な新人君が相手していました。ほとんど喋らずに主婦の話を聞いているだけでしたが、満足されていました。
この番組で、『話を聞いていれば相手に満足されるんだ!』ということに気付き、実践しております。聞くのが面倒なぐらい疲れている時は、『ふーん』9割の中に、『マジで?!』っていう返事を混ぜると、真面目に聞いていると思われます。そんな手抜き会話で無難に過ごして参りました。
それで会話に不自由しないつもりでしたが、話し上手と好評なハズの営業マンと飲んだ時に困りました。アルコールが入っていなければ、頭を働かせてもうちょっと気の利いたことが言えたのかも知れませんが。お互いが出方を待っている、にらみ合いみたいな状態が続きました。プライベートな情報をほとんどさらさず、相手が聞かれて困りそうな話題を避けました。
『俺の車、ベンツなんだ♪』『マジですか?!おっ金持ち~♪♪』…続かない。外車に興味ございませんし、話が広がりません。『海とか行かないの?』『私、泳げませんから。』…続かない。ここで、『昔は競泳の選手でした』…的な嘘をついても自分が苦しむだけだと思いますし。膠着状態ののち、突然キレられました。『ハッキリ言って!何の話題になら興味あるんだ?!』飲みながら仕事の話をするのは野暮だと思うので言えませんでした。不動産のお話が好きです。
同じ場所なのに、地番と住居表示という2つの表記方法があって、どの住居表示の時にどの地番になるのか、絶対に間違いなくわかる方法というのがございません。不動産屋なら揃えているであろう、ブルーマップを参照しても…枝番が間違っていない訳でもないのです。お金を払って
公図 を取得し、地形をヒントに照らし合わせるという面倒な作業をすることがよくあります。
この公図も、隅の方に、『絶対に正しい地図ではありません』…っぽい言い訳が書かれております。でも、そこそこ正確ですよね。運悪く、取得したい土地が4つの公図に分かれていたことがございました。営業マンには公図原本のほか、4つを切り貼りしてつなぎ合わせた、欲しい土地が中心に来る形にしたものをお渡ししなくてはなりません。工作は得意な方ですが…。
お金を払っているのに、なんでこんなことまで強いられるのかしら?と、思いながら切っていますと、4つのパーツがうまく合わないことに気付きました。1つだけ、縮尺が違いました。何倍にコピーすべきかを計算して…紙をいっぱい浪費しました。法務局が全てではありませんが、『役所って大したコストのかかってないものでもお金とるのね!』って言いたくなったものです。
公図と比べて
路線価図 って素晴らしいですね。今なら平成20年分があれば良いと思います。クリックして、都道府県を地図から選び(日本地図をクリックするので探しやすい)、やたらデカい字の『路線価図』を押すと、その先も無料で押し放題。町丁名索引の横に5ケタの番号が並んでますが、当てずっぽうに押してもお金の無駄になりません(無料ですから)。
時間を節約したいなら、その町名分の番号の下2ケタを全てメモしておくと、当てずっぽうが外れた時に次を選ぶヒントになります。土地勘のある町なら、索引図で地図を見ながら瞬時に飛べるでしょう。『国税庁、やるわね!』って独り言を同僚に聞かれてしまい、『あなた、何様?』ってツッコミを入れられてしまいました。ご存じのとおり、不動産屋のパート様ですが、何か?
営業一筋の方なら特に気にならないでしょうか?事務の仕事に専念していると、時々壁にぶつかりますよね?『なんで都道府県名って3文字だったり4文字だったりするんだろう?』って。不動産屋でパートのお仕事をしていると、データ入力に慣れてなさそうな方が昔作ったとかいう、使いにくいデータファイルを丸投げされることが多々あります。『あとで加工しやすいような入力ルールを守ってよ!』って言いたくなるものですが、それでは私の存在意義がなくなります。
私は、たまに4文字の都道府県名があることを、ありがたく思います。路線価図みたいに、完全に地図で確認しながら選べるサイトだと、名前はさほど関係なくなるものですが、地図を使わずにプルダウンメニューで地名から選ばなければならない場面は多々あります。町名まで来るとそうとは限りませんが、都道府県名があいうえお順で並んでいることはほとんどないでしょう。
偏見かも知れませんが、北海道と沖縄県を多用される方だと、そこに不便を感じなさそうです。一番上とか一番下とか、わかりやすい所にありそうなので。それ以外の都道府県名の場合、並ぶ順番が、ものによって違うのです。そんな中で、神奈川県・和歌山県・鹿児島県(北から順にしました)が1文字だけ飛び出していて、目立っています。それを目安に早く見つけられます。
目視で探す時にはお役立ちですが、データ管理する時は文字数にバラつきがあると苦労しますよね。あとから加工しやすいように、出来れば県名と市町村名は別、苗字と名前も別、細切れに入力して頂けると助かります。くっつける作業は分ける作業ほど難しくないので。社員さんと違って丸投げ出来る相手は居ないので、やれと言われれば自力で何でもいたしますけれど。
不動産屋は月末が多忙です。特に
クォーター の月は(成績の締めの都合)。皆さんが一斉に紙を使うので、プリンタの用紙切れにもなりがち。そういう時には忙しい分余計にイラッと来ると思うのです。それを未然に防ぐため、『絶対に紙を切らさない』のはもちろん、出来れば、『補充している姿を誰にも見られないタイミングで』を目標に、コッソリ補充しています。用紙を発注する係の方には、『ぼちぼちA4を発注して下さい』って進言するのでバレてますが。
控えを社内にとっておくとかいうレベルの量ではなくて、同じ内容のものが大量にプリウントアウトされてくる場合、パソコンのコントロールパネルを開いて確認します。『プリンタ』の印刷キューで、受け付けた物から順に表示されます。前に受け付けた物が何らかの理由で遅れている時に、『あれ?押してなかったっけ?』と、連続して『印刷』ボタンを押す方が居るようです。10回以上連打する方もおられました。勝手に重複分を右クリックしてキャンセルしておきます。
前に受け付けたジョブ(印刷しなさいという命令)がエラーで詰まっていることもございます。『印刷』する前に原稿サイズの設定を変更しておかなかったことが原因であったりします。それでジョブが詰まっているタイミングで、私が紙を補充しようとしていると、イライラしながら声をかけられたことがございました。『紙の交換なんてしてたの?!』
交換じゃなくて補充ですが、何か?非難されているようです。給紙トレイを閉めて、紙の束を抱えたまま脇によけると、勢いよくプリンタに寄ってきて、色んなボタンを押していかれました。『来てないなぁ、もぅ!』勢いよく戻られたので、再度トレイを開けて紙を入れていると、また来られました。『またココ開けてたの?』何だかとてもご立腹の様子なので、他の紙の補充はしばらく見送ることにしました。
面白くありません。パソコンのコントロールパネルを開くと、同じ文書だけ10回分ほど貯まっていましたが、他の方がそのプリンタを使うまで、それを放置してしまいました。…意地悪ですよね。給紙トレイが開いているとかの理由で印刷が遅れても、閉じれば再開されます。足を運んでプリンタを見に来るのではなくて、パソコンからエラーになっているジョブがないかを確認すれば済む話だったのです。気分によっては、知っていることを教えたくなくなる日もございます。
私ってバカみたい!気付くのが遅すぎました。長居する必要のない不動産屋で、私はどれだけ無駄な時間を過ごしたことでしょう。人格を踏みにじられるような発言を、私の顔を見るたびに、義務のように繰り返す方もおられました。それでも、『不動さんが居てくれると助かるよ。本当によく頑張ってくれてるよね。』って上司から言われて、それを励みに続けてきたのです。
それはそれは一生懸命に働きました。『時給に例えると何千円ぐらいの働きをしているなぁ』…と、自分でも思っていました。実際に頂いている時給との差額分、勤務先が儲かっていると思うことこそが、私の喜びでした。お世話になっている所の、お役に立ちたかっただけなのです。
そういう見方をしたことがなかったのです。『同じ時給を払っているのに、既存のパートは働きが悪い』って考えることも出来るって。私一人でパート3人分ぐらいの働きはしていたと思います。他のパートさん2人がサボっていて会社が損している分も私が働くので、会社は支払った給料分を損していないって考えるべきだと思っていました。上司に歓迎されていたのは事実ですが。
同僚たちには全く歓迎されない存在だったのです。私の登場によって自分の存在価値を否定されたと思って、私を排除しようと躍起になっていたのでしょう。昇給も要求せず、押しつけられた仕事は全て文句を言わずに片付ける。さぞかし不気味な存在だったと思います。どんなイジメにも耐えてましたから。もっとも、『感じ悪い人たちね』…程度にしか思いませんでしたが。
私のようなバカは滅多に居ないので、普通は、イジメに遭えば辞めます。また、ちょっと賢い人なら、イジメに遭うことを防ぐため、先輩たちよりちょっと下ぐらいのレベルでしか働きません。従業員が真面目に働かない会社には、(よほどのバカを除いて)どんな人材を呼んでも、既存の従業員未満の働きしかしないのです。手加減なしで精一杯働きたいなら、そういう環境を探すことから始めるべきだと思います。真面目なパートを歓迎して下さる職場を求めて。
政治と宗教の話題を避ける。トラブルを避けるのに有効です。詳しくないのに不動産バカな私には、どちらの話題にも元々ついて行けませんが。『僕みたいな爽やかな営業マンに媒介させて下さいね~♪』ってブログを書いておられるなら、気を付けておくべきポイントのような気がいたします。宗教法人の経営する不動産屋さんの場合は、この限りではありません。
営業マンなら、『休日なので子供を連れて公園に行きました。』っぽいお話で好感度アップを狙えそうな気がします。『妻子の存在を隠して若い女の子と遊びまくってます。』って人より信頼出来そうに見えます。男の人が家庭を大事にしているのは微笑ましいです(素人っぽい意見?)。
女性の母性は、強調しない方が良い場合がございます。『父母会』みたいなホンワカした空気の職場なら構いませんが。事情を知っている私が事前情報を伝えていなかったのを反省すべきだと思います。全然マッタリしていない職場に、『おっかさん』 オーラを放つ新人パートさんが入って来られました。話すのが大好きな方のようで、自分のペースで雑談を始められました。
今までファッションの話題だったのに、突然育児の愚痴を話し出されました。わんぱくな坊やに手を焼いていて、男の子なんて面倒なのを産まされた自分は何かの天罰が下ったのだ…みたいなお話。場が凍ったのに気付かなかったみたいです。軽く流してから話題を変えました。
死産でしばらく入院していて、復帰したての社員さんがその場に居たのです。事務員さんは、営業マンには出来ない(
事務員さんが何をしてくれているのか 知らないから )お仕事を担っています。手を抜くことが出来ずに、ついつい無理をしがちなのかも知れません。
そこだけ強調すると、お母さんが自分を責めてしまうのが心配ですよね。うまく言うのが難しいですが。この業界では流産・死産する事務員さんを多く見てきました。話題に気を遣うべき業界なのかも知れません。気を遣われてるなと思っても落ち込むもの。雑談の難易度は高いです。
顔も見たことのない業者さんから電話で怒鳴られたり、得意の工作で、『ちょっとどうなの?』って書類を作ってドキドキしてみたり、『不動産屋のパートのお仕事は毎日刺激的』というのが相場のはずです。そこで、私だけ『見込まれて』ひたすら地味なお仕事をしていました。
『パソコン好きで地味な性格ってひと目でわかりました!』とは言われなかったと思います。いいように解釈して記憶しているところによると、『絶対向いているから』…とのことでした。確かに向いていると思いました。システムのバグを見つけて、解決策を探る日々。3時間以上同じ所で引っ掛かっていてもスネないってある意味才能です。ペンとメモ用紙と時間を浪費しました。
少なくとも丸一ヵ月間は、その作業に専念していました。両手で頭をかきむしったり、目がショボショボになってコンタクトレンズが入らなくなったり、もがいている様子を遠巻きに見て、他のパートさんたちは私に同情的でした。『どんなお仕事してるんだっけ?』って聞かれても、私の説明が下手過ぎて、みなさん、『?』顔でしたが、『つまらなさそうなお仕事ね!』って。
私のしていることに誰も興味を持たなくなった頃、別な仕事を担当するようになりました。『デリケートなデータを扱って打ち込んだあと、預かった紙データをすぐに回収されてシュレッダー処理』という、足跡の残らない業務でした。社外に対する守秘義務を守ることはもちろん、社内でも言うべきではないことなので、その内容は誰にも明かしませんでした。極力忘れました。
すっかり、『地味な仕事だけしてる地味な人』ってキャラで落ち着いてきた頃、私の業務内容をご存じの社員さんが、他のパートさんたちの前でおっしゃいました。『不動さんは毎日担当しているからご存じのことですが、実は…』当然、『裏切り者!』って顔をされてしまいました。
秘密を守るためには、『そもそも秘密なんて無い』ってフリをするのが簡単です。だから、『言えない仕事をしている』って、言えなかったのです。既に知っていることを、『実は…』って言われても、『えっ?本当?!』って驚いて見せる方が簡単。『私は秘密の仕事をしているということ自体、秘密にしています』って念押ししておくべきだったのでしょうか。居心地が悪くなりました。
十人十色とは言うものの、残念ながら偏りはございます。『全ての女性は警戒心が強い』って実感なさる方が居る世の中で、『警戒心の無い奥様が多い』って実感し続ける方もおられます。もちろん、『女性は一律、警戒心が無い』って実感し続ける方もおられるはずです。不公平?
私が未婚の頃、『近くまで来てるから』って先輩に呼ばれて一緒に飲んでいると、突然手を握られました。今までそんなことはしない方だっただけにショックでした。その手に結婚指輪が輝いていて、極悪非道な行為の共同正犯に担がれたような、イヤな気持ちになったものです。
左手の薬指を拘束される立場になってようやく理解出来ました。安定とか安心と引き換えに、スリルとか背徳感を楽しむ権利をはく奪されたのです。贅沢な不満ですけど。特に人妻から、『イイワヨ』って言うと単独で極悪人扱い。『イイ』と思ってる男性にも軽蔑されちゃいそうですよね。
『場合によってはアリかも』って思われたのか、『この人の自制心を信じてスリルを楽しんでみよう』って思われたのかはわかりません。やわらかそうな物を二つも見せてスリルを手に入れた奥様は、若さと美しさを保ったまま
営業マン の心の中で生き続けることが出来ています。
百人の読者様の心の中で生き残ることが出来れば、不老不死の薬を手に入れたようなものでしょうか?二つも柔らかい物を晒す訳には参りませんが…片方だけならいいってものでもございませんね。『あの不動産屋にあんなパートさんが居たなぁ』ってたまには思い出して頂けるように、良い仕事をして参りたい所存です。みなさんの心の中で、私を生かして下さいね。
たまに、お茶くんでコピー取るだけだから誰にでも出来る仕事…って思われているみたいですが。ええーっと。ま、誰にでも出来ますね。営業部門には多数の営業マンが居て、営業マンは外へ営業しに行くことが多いものです。その間の留守をごく少数の事務員が守るものです。従順さと正確さを求められるので、我の強過ぎる人には向きません(営業職には向いてそう)。
少額の取引を繰り返すような業種だと、たくさんの伝票が毎日のように届くと思います。その書式は各社が好きなように作ってくるものです。毎回色んな書式の伝票を見ながら、自社のルールで入力することになります。そこで取引先に注文をつけることなく、黙って相手に合わせるスキルが必要ですね。コンピューターを扱えないと今時は厳しいと思います(営業職でも)。
高額な不動産の仲介業の場合、そう頻繁には取引しません。取引する前提の物件資料のやりとりが多くなります。他社さんから嫌われていると、『
商談中でーす 』って言われて資料すら頂けないことがございますけれど。頂けたとしても、その資料の書式は業者によって異なります。
黙って相手の書式に合わせるのは当然です(頂けるだけでもありがたいと思うべきです)。早く取引先のクセに慣れて、入力スピードをあげていく必要もあるかと存じます。いつまでたってもスピードアップしないからという理由で雇用契約更新を断られる方もおられます(多くの場合、パーソナリティの部分がクビになる本当の理由みたいですが、本人に自覚がないのが普通)。
焦って多くを飲みこもうとしてしまったせいかも知れません。10回以上資料を頂いた業者さんだったので、価格だの所在だの、必須入力項目への目線の移動にも無駄がないつもりで、文字を頭の中で音声に変換することもなく、機械的に指を動かすような読み方をしておりました。
毎回、『
国土法 届出要』って書いていることにフト気付きました。『市内にそんな広い土地、あるかなぁ?』休憩がてら、手を止めてよく見渡しました。あってもなくても、『
私道負担 m2 』って印刷されていて消されない書式のようですね。常に『国土利用法』って印刷されており、届出必要な時のみ、その後ろに『要』って書かれる仕組みのものだとわかりました。10回以上分、入力し直し!
ヘンな 他社の 書式に焦って慣れようとせずに、自然に慣れるのがよろしいようです。
これでも一生懸命にブログを書いてきました。どこに伏兵が居るやらわかりませんので、予防的に、『環境のためになるとかいうブログパーツ』
※注 を貼りつけております。不動産屋がシニカルな話をコツコツ書き続けることで、地球にグリーンが増えるのだそうです。なんていい大義名分!
※記事の内容とは無関係で、ブログ更新し続けていればグリーンが増える仕組みらしいですが。しかし、人前にグリーンを出しておくのに、それが枯れかけていれば、『私は手入れが出来ない人間で、それを恥ずかしいとも思っておりません!』ってアピールしていることになります。だとすれば、グリーンなどはじめから出さない方が良いですね。個人的には、造花を生けてあるのも、『私は不精です!』ってアピールしているものと受け止めておりますが。
『最近働き始めた不動産屋さんでは、お店の目立つ所に飾ってある草が枯れています』ってお話を伺うと、お節介ながら、『それはよくないです!』って言っております。人のフリ見る前に我がフリ直せって感じですよね。あんまり更新をサボるので、私のブログパーツがしおれてきました(泣)。まだブログでいいこと一つもしておりませんので、もうちょっと頑張らなくては、です。
恥ずかしい証拠写真で恐縮です。

くたくた~
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かなり年上の男友達に教えられました。『絶対に覚えてて!男はベッドの上で嘘をつくから、騙されちゃダメだよ!!』絶対と言われたので何年たっても忘れないことにしておりますが、男性が嘘を付く場所は密室ではないような気がいたします。ひょっとすると、『俺って嘘をつきたくなったらベッドに登る癖があるんだ。』って宣言したかっただけなのかも知れません。
営業マンは話好きなものですが、聞き下手な私はその場でのリアクションがイマイチです。申し訳なく思っているので、極力内容を暗記しようと思いながら耳を傾けます。頭の回転が遅いので、『やっぱりさっきの話には矛盾点がある』って気付いても、指摘するタイミングが過ぎていることが多いです。『その話、全部嘘でしょ?』ってその場で言うのも意地悪かも知れませんが。
裏はとっておりませんが、私は彼の話を信じておりました。お気に入りと思われる事務員さんと飲み会の席が隣の時に、暗記した話を使ってみようと思いました。ご家族の自慢話をしていらっしゃるので追加情報を。『さすがはお父様、お医者様だけあって聡明ですわね!』
『え?おやじは医者じゃないよ。』『あれ?先月お昼ごはん食べながら、医者の家系なのに俺だけ不動産屋してるんだっておっしゃってませんでしたっけ?』『じいちゃんの兄貴が医者だけど、おやじは違うんだ。』『……すみません。』 医者も出た家系≒医者の家系?【じいちゃん】→【祖父】
男の人と食卓を囲んでいる時の話こそが、聞き流すべきものなのかも知れませんね。
ぎっくり腰になった不動産屋さんに、『いつまでも若い訳じゃないから気を付けて…』と、申し上げて間もなく、私も腰を痛めました。軽そうに見えたのでよく考えもせずに持ち上げた箱、中身はジュースか缶詰か、鉄の容器に入った重たいものだったようです。女性の多い隣の部署宛てのお中元、腰を痛めて受け取った私に回ってきそうにありません。残念、残念。
頂く物に注文を付けるのはよくないことですが、『これは困った!』と思うお中元は、果物類でした。とっても高級なマンゴー。切り分けるのが大変ですが、これは特別美味しいので歓迎。自宅にあるようなまな板や包丁がないため切り分けるのが大変なのに、味が普通なスイカ。人数分切っても、『そんな物いらない』って拒否されることも多く、私もスイカは好きでないので、余った時にまた困ります。お人よしそうな営業マンに懇願して、多めに食べて頂くことに…。
『オ・ネ・ガ・イ☆』に、きちんと答えて下さる営業マンには後光が差して見える気がいたします。地味でどちらかと言うと愛想のない方でも、頂くお中元がマカロンのような上物だったりすると、それだけで株があがります。『あの部署にはマカロンとかいい物を送ってもらえる営業マンが居るらしい』って伝説にもなります。『上物送るように言ってきて下さい』とまでは申しませんが。
私は洋菓子が好きなので、洋菓子らしい包みが届いた時点で大喜びです。中身が全部スプーン付きのゼリーだと、日持ちするし、配るのも簡単、洗い物も出ないし、夏バテしてても美味しく頂けるし、最高です(推奨!)。但し、『洋菓子数種詰め合わせ』だと、争いの種となりえます。
私はいいポジションに居るのでだいたい『大当たり』を頂けますが、勝てば良いというものでもございません。みんなの欲しがるような物を送ってもらえない営業マンに、『いいなぁ、女の子は優先的に美味しそうな方をもらえて…』ってつぶやかれると、不本意ながら、『中当たり』品とトレードすることもございます。ここまでしてあげたのに、なぜスイカを食べて下さらないの?
色んな方がおられて色んな物が届きますが、良いポジションを維持するには、いつでもどなたにも愛想よく、元気に応対して何でも素早く受け取ることです。『誰宛てに誰から何が届いたか知ってるわよ。』って無言で主張出来ます。最前線で跳び回ってきたのですが、腰が…(汗)。
こう言われた時、無条件にひれ伏すのが大人のマナーというものです。『今まで精いっぱいしてきましたが、コレが最後の手段です』って言われれば、当然折れるべきです。
飲んで気の大きくなったヒロシさん(仮名)が、この不景気にタクシーで帰宅することにしたそうです。『今の所を左だったのに…』到着直前にメーターが上がってしまい、紳士的な運転手さんは、『余計に走った自分のミスだから料金を引きます』って言いました。その言葉に従って言われた額を支払って降りれば良かったのですが、酔って頑固になってしまったようで、『道の説明が下手だった自分のミスだから』って高めに支払うと言い張ります。押し問答の末…。
運転手さんは手袋を外し、『ヒロシ…』 ※(C)スチュワーデス物語 とは言わず、『私はこういう世界で生きてきました。筋を通してミスを認めるようにしつけられてきたのです。』と言って、欠損した小指部分を付きつけました。さくら組とかB組とかよりしつけの厳しい組のご出身だったようです。
酔いが回ってますます頑固になったヒロシさんは社員証を出して、『私は現役でこういう世界を生きているから見慣れてるんだ。そんなの見せられても怖くないよ!』と、激しく抵抗(?)。多めに払うと言って聞かないお客さんより、少なめでいいと主張する運転手さんの方が大人だったらしく、受け取ることにしました。ヒロシさんは無事、鼻息を荒げたまま帰宅しました。
相手がいい塩梅に大人だったから良かったのですが、本当はひれ伏すべきです(反省済み)。但し、無作法な男性が汚い物を見せて女性にそう言ってきた時には、ひれ伏す必要はありません。『精いっぱいでその程度なの?』等のコメントも不要。危険を感じたら速やかに逃げましょう。 ※誤解があるみたいですが、不動産屋でも『そんなの』見慣れてない人はたくさん居ます。
かなり昔のお話。紀元前…どころではなく、創世記の頃のことですが。隠すべき物を隠さずに過ごしていた成人男女が、食べちゃダメと言われていた果物を食べた途端に恥ずかしさというものを覚えて、葉っぱで隠すようになったことをきっかけに、楽園を追放されたのだそうです。
俗世間に慣れてしまった私は、見苦しい物はとことん隠しておいて頂きたいと願います。私も人様には見苦しい物を見せないように心掛けております。中高生ならアリかも知れませんが、大人の女性は素顔をさらけ出してはいけません。かと言って夏の厚塗り化粧は見た目にも暑苦しく、自然に隠すテクニックを求められます。毎朝隠して毎晩落とします。これも原罪の償い?
不動産屋のお仕事では、『上手に隠す』テクニックを活かせます。居住用物件の案内図に載っていて喜ばれるのは、無難な店舗とか交番とか診療所とかかな、と。それは隠さないように気を配ります。場所の特定に欠かせない駅は絶対に残します。そうやって遠慮しながら、噴き出しを書き入れたりします。悪臭とか騒音の発生しそうな建物は隠したいです。極力自然に。
不自然な角度の噴き出しを重ねている時、『アダムとエヴァが不自然にイチジクの葉を載せているみたい?』と、ご覧になった方の怒りを買うことを恐れます。『これじゃあ全部隠れないなぁ』って思う反面、『全部隠すとわざとらしいかも』って悩みます。時々パソコンの調子が良いにも関わらず、地図ソフトを立ち上げたまま私がフリーズしていることがございます。購入前にお客様ご自身でも周辺環境は調べられるでしょうから、そもそも無駄な抵抗かも知れませんが。
過剰にグリーンの多い不動産屋がございました。何かの記念で取引先に一斉にお知らせを出した時に、鉢植えが大量に届きました。手入れの面倒な植物なんて届きません。滅多に枯れないし、水をやらない日があっても大丈夫…という便利な物ばかり。しかし、パートの仕事がその機会に激増しました。忙しいからって水やりをサボって枯れたりしてもカワイソウですよね。
一カ所に集中して置いておくと、水やりもラクですが、『植物の間』を作る意味もありません。全体的にまんべんなく配置しておりました。お客様の目に触れる所にグリーンがあるのが望ましいと思われ、各応接室に一つ以上の鉢植えを並べておきました。が、接客中は水やりに入れず、お客さんが出た瞬間を狙って水やり…疲れました。勇気あるパートさんが進言しました。
『ここは充分にグリーンがあります。レンタル契約している方の鉢植えは、全部解約してもいいんじゃないですか?』飲み屋さんのおしぼりみたいに、いつの間にか業者さんが来てキレイなのと交換しておいてくれるサービスがあるようで、そこで借りている鉢植えには水をやるなと言われていました。見た目が同じなのに水やり不可だの必須だの言われるのも不便でした。
進言の結果…。レンタル分は残りました。そのパートさんは大きな一戸建て居住中で、『好きなだけ持って帰っていいよ。』って言われたので、非番の日に車で職場に乗り付けてまとめて積み込んだのだそうです。私も、『どれを持って帰るか選びましょうよ。』って誘われましたが、辞退しました。狭い部屋を借りている身、大きな鉢植えのための家賃を払う余裕はございません。パート間格差を感じてしまいましたが、水やりの手間が省けたことは素直に喜びました。
通勤時はそれなりのオシャレを楽しみたいものですが、勤務中はナースサンダルを地味に履いております。自動車運転時に求められる靴のマナーは、『ヒールが高すぎないこと』と、『かかとがカポカポ動かないこと』だったと思います。オフィスの靴マナーでは、ヒールの高さの制限は少なく、『つま先をのぞかせないこと』という条件が加わることがございます。でも、ナースサンダルだけは爪が見えても許されるみたいなので、愛用しております。ラクですし。
たまにオシャレな同僚に言われます。『なんで義務でもないのにナーサン履きなの?』『ラクだからですが、何か?』『ヒールの高い靴を履いて、脚長効果を狙わないと絶対に損よ!!』
この不動産屋でそこまでモチベーション上がらないなぁ。 『ラクなのが一番いいんです!!』
その時はちょっと反発してしまいましたが、ファッションリーダーの意見を自ら伺いに行くこともございます。私は
網タイツ 愛好家ですが、悩みが出来ました。私よりも目の粗い網タイを愛用する彼女なら、解決策をご存じのはず。
※網目が粗くなるほど履きこなしの難易度があがります。『汗かくような仕事したあとって、普通のストッキングじゃなくて網タイ履いてたら、歩く時にペタペタ音がして気持ち悪くありません?』裸足でスリッパ履いているような感覚です。つまらないことですが、普通のストッキングを履くべきか、真剣に悩んでいました。『ナーサンだもんねぇ。』
密着性の高いハイヒールだと、絶対にペタペタ鳴らないそうですが、コツを教えて頂きました。下まで思いっきりずらして、靴と密着する足の裏の部分だけ、網じゃないみたいに繊維を寄せます。かかとから上はストレッチを効かせることにより、網目を大きくしておきます。ペタペタ鳴らなくなって上機嫌の私に言われました。『それだけ網目が大きいのにナーサンなんて色気ないの履き続けるの?』
職場でハイヒールを履くのはモチベーション上げて下さる方が現れてからですが、何か?
ブログ記事の日付を入れて驚きました。私の世界ではまだ6月です。こんなにサボっているのに毎日たくさんの方にお越し頂いてありがとうございます。ちょっと考え直さなくては…。
本当はファッションとかクッキングのお話が好きですが、政治や経済のお話をする方が賢く見える…ことぐらいは存じております。
あまり 全然興味ないから難しいお話は出来ませんが。こんな私でも、そんな話題でいっぱいの雑誌を読むことがございます。ブームは去りつつあるかも知れませんが、不動産の特集をされると人ごととは思えなくて。人からどう見られているのか知るのはオシャレの基本ですし(オフの日にも『不動産屋』って名札を付けてる訳じゃないけど)。
『もう長く持たないかも知れない会社ランキング』は熟読します。勤務先が載っていてヘコんだり、嫌いな所の方がもっとヤバそうって書かれていて何故か喜んだり、でもよく考えたら、あんなに大きな所が潰れる訳ないだろうって考え直してみたり。楽しめますよ…心が病んでます?
1ヵ月以上前だったと思いますが(…と、6月30日付で書くからややこしい?)、
両手 仲介禁止にすべきって書かれているのを見つけて、電車の中なのに、『えっ?!』って小さく叫んでしまいました。当たり前にしてきたことを急に言われても…。売却専用会社と買受専用会社を急いで立ち上げて分社化…私でも思いつく手段だからアウトでしょう。困りましたね。
同業者様も、定期購読(安くなるんです)しているか、少なくとも特集の時だけは買うって方が多いのではないでしょうか。ただでさえ業界が弱っている時に、『こんな時代だから関係者は絶対に買うだろう』っぽく狙い打ちされているような気分。私たちって、ネタにされて、買わされて、二重にオイシイ存在みたいですね。食い物にされていると自覚しつつ、読む甲斐があるから買い続けますが…。この手の雑誌で勤務先の社長の氏名を覚えた(知った)こともございました。

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