それは工場用の土地探しにしては電気も水道もそれほど使わない業種とのことで、豊富な選択肢の中からご予算にあった物件を見つけるという、比較的簡単そうなお仕事でした。ただ、工業団地は都心に集中して在る訳ではないので、見に行くのも一日仕事、遠すぎるエリアの物件は日を改めてということで、チマチマしたお仕事をたくさんこなしたい不動産屋さん(…少数派?)には不向きかも知れません。各地の業者さんと連絡を取ること自体は簡単でした。…レスポンス悪い業者さんとはご縁が無かったのだと潔く諦められたからですが、何か?
一件目というか、一台目。第一印象が『ボロいなぁ!』という社用車で、『電気系統がおそらくショートしてません?』って言いたくなるぐらい、ウィンカーの調子もおかしかったです(失礼)。『お車を値踏みしに来たのではない、不動産を見に来たのだ!』と、心の中で言い聞かせながら色んな物件をオジサン営業マンに案内して頂きましたが、エアコンのある車に戻って来られるとは言え、夏は少し外に出るだけでも汗だくになります。私の化粧が…(泣)。
遊びに来ているならリゾート仕様ワンピースにパラソルとか涼しい対策も出来そうですが、炎天下コンベックス(巻き尺)持って小走りする状況で日傘も出していられません。私の日焼けが…(泣)。遊びの内見(暇か!)だったら、スマホに入れている無料アプリ(カメラ、騒音チェッカー、距離カメラ、水平器、コンパスなどなど)で済ませて軽量化出来そうです。そうもいかないので靴と服の形に日焼けして、違う靴を履いてきた日なんかよく笑いを取ることになりました。
このボロ車の営業マンが、お客さんそっちのけで自分だけ車内に置いてあった水を飲むんですよ。何も用意してない私も悪いのですが、その飲みかけペットボトル寄越せとは言いたくないし、その辺のコンビニで停めてくれとか言えそうにない、大平原の工業団地だし。一番汗をかいていた私でも日焼け以外の健康被害は無かったのですが、それからは500mlのペットボトルを何本も持ってくることにしました。これで何時間連れまわされても大丈夫?

(c) .foto project二台目はファーストクラスのシート(座ったことないけど)みたいな高級な座席のお車を美人営業マンが運転して下さいました。これでもか!ってぐらい大量に飲み物が何種類も用意してあって、おやつとウェットティッシュ付き(負けました…)。余ったのも全部持ち帰って下さいねーと言われ、飲まなかった自前の水含めて大荷物で戻ることになりました。さすが女性営業職は気が利いているなぁ!と涼しい車内で冷えた炭酸を飲みながら思ったものですが、ちょっと時間が経つと、変な話、あわよくば化粧室に入りたいなぁと思ってしまいました(我慢の範囲内)。
ボロ車の時は暑くて汗かきっぱなしで水分補給もしてなかったので、色んな物を濾して出すべき水も汗の方に回っていたのでしょう。あまり汗をかいてなくて水分も十分にとっていると、時間がたてば当然、濾過したくなるというものです(一カ月ぶりの更新が下ネタですみません)。こういうのを我慢し続けていると女性でも結石が出来たりするらしいので、やはり暑さ対策+水分補給+トイレ休憩はどれも欠かせないように思います。夏場はみなさん気を付けて下さいね。
お客さんの都合も聞かずに返事を急かした三台目の不動産屋さんは論外として、出来れば気配り上手な方の女性営業職に儲けさせてあげたかったのですが。ボロ車さんの物件を気にいられたので、彼女のお役に立てませんでした。エリア内に安い居住用賃貸需要がございましたが、『安い仕事にまで高級車使わせる気?』って思われても恥ずかしいですし、安い方の案件も飲み物とおやつとウェットティッシュ持参の上、ボロ車(失礼だって?)で決めました。
残念ながらご縁の薄かった気配り営業マンですが、あの時の快適ドライブのことは感謝しておりますし、仕事中あんなにトイレ我慢することもなかったなぁと、今もよく覚えております。