管理人ですが、何か?

Author:不動ゆり子



不動産投資or建設・不動産業ランキングへジャンプ

芸の幅を広げるべく、コストパフォーマンスの高さを武器に転職を繰り返して不動産業界を漂ってます。

※このブログはリンクフリーです。
承諾無くリンクして下さって結構です。


ご注意→当ブログについて
(初心者様用)ブログの読み方


連絡先/ご感想・ご質問

ご意見・ご感想・ご質問…こちらからどうぞ
管理人へメール
(お気軽にどうぞ)

不動産屋訪問者様(累積)


不動産屋の記事更新速報

当ブログ内に限定して検索

全過去ログ(1ヶ月分ずつ)

QRコード

QR

RSSフィード

ブログランキング参加中


↓人気ブログランキングへ
不動産投資or建設・不動産業ランキングを開く
(クリックありがとうございます)


しょぼくれん会員の印です。

ご注意

時々他のサイトへリンクを貼っておりますが、リンク先でのトラブルについて当方は一切の責任を取りませんので、ご自身の判断と責任で取引するようにお願いいたします。お問い合わせや苦情等も、直接リンク先へお願いいたします。

こう言えば女は喜ぶ(…多分)。

女性ばっかりの不動産屋さんで働いたことはございますが(育児世代のママさんが働き易い環境でした)、男性しか居ない不動産会社さんは見たことありません。あ、私が女性だからですね^^;多分、女性の在籍するところがほとんどだと思います。総務とか経理のエキスパートでもない事務の男性お一人とそれ以外の全員が男性営業マン男性店長…っていう世界もあるのかしら?あるとして、おそらく皆さま、事務員さんに結構お気を遣われているのだと思います。パートに大した権限がないからって社員の女性にだけ気を遣う方はおられますけどね(後でゆるキャラ動画で癒されておくから平気!)。

当然、わざわざ嫌われに行きません。八つ当たりしない、迷惑かけないように気を付ける、迷惑かけたのなら謝る、最低限の清潔感はキープする。…人として当たり前のことなのにパートにはなんで気遣いして下さらないのかしら…おっと、愚痴をこぼす人も好かれませんね!プラスアルファの好感度アップ作戦としては、お礼。私は洋菓子を頂くと大喜びしちゃいますけど、お金をかけなくても大丈夫。『さっきはありがとうございました!』って、自動音声っぽくない感じできちんと言葉にするだけでも好印象です。

一応営業職なのですから、接客用のスイッチが入ったらきちんとなされて下さい。相手のお話に興味を持っている顔で傾聴すること。この延長上のテクニックで、『相手の得意そうな話題について自発的に質問する』という技がございます。私は職場ではこの技は使いませんね、パートが業務外の話題で雑談するというのもよく思われませんし。社員さんの場合、若い人の私語を一番よく思わなさそうなお局様から順に声を掛けることが大切です。怖いベテラン→かわいい新入社員(よっぽど急いでいたら割愛)→パート(よっぽど暇を潰さないといけない空気の時以外は不要)って順です。

お客様のことを特によく覚えないといけないでしょうに、女性従業員一人一人が興味持ってることを全部覚えておくのは大変?そんな時は、お局様お一人分の情報だけ暗記されて下さい。狙っている女の子のことは努力しなくても覚えられると思いますが、その知識を披露されるとお局様によく思われなくて彼女に迷惑がかかるかも知れませんので、まずはお局様から。或いは、『女性(独身であったり子持ちであったりで色々相違あり!)が好きそうな話題』っていうザックリな話題でも大丈夫…かも?

お局様に、『確か昨日が発表会でしたよね?どうでした?』(何か趣味に打ち込んでおられるって私は初耳でした)って聞いてから、アイドル好きな事務員さんに、『ねー今〇〇事務所ヤバいんだって?心配だよねー!』と、ザックリ話題を振る営業マンがおられました。『ふーん、若い子=アイドル好きっていうテンプレ質問か…』って思いながら聞き流していると、『あ!不動さん!この間モデルチェンジしたハイブリッド車が…。』って私にだけ女子力の低い話題。上機嫌で雑談しちゃったけど、この方、いつもお局様にはプライベートな趣味ジャンルを振ったあと、若い事務員さんには一般的な女性向けの話題で、最後に野郎っぽい私でオチにされている気がいたします…。

清き一票を♪

敬語

パートのお仕事を続けながら簿記の勉強をしていた時期がございまして。本来なら自席のパソコンも勤務先から貸与された物なので休憩時間でも私用で色々検索するのは遠慮すべきとは思うのですが。お昼休みぐらいいいかなぁ♪って、アクセスしておりました。『Book keeping を簿記と呼ぶようになった経緯は、ブッキー → XXXX →簿っ記ぃ…と、呼び方が徐々に変わったようです。』って丁寧に説明されているページをウッカリ開いてしまうと、『警告!』って画面が出てくるような、厳しい会社さんでした。特定の単語リストを作っておいでで、その単語を含む文字列が表示されると警告されるようです。たまに押し間違えましたが、お蔭様でお金をかけずに合格出来ました。

数字ばかり見ていると疲れてしまうので、『貸与されたパソコン使って関係ない勉強するならするで、集中しなさい!』って言われてしまいそうですが、気晴らしにゆるキャラの動画をよく閲覧していました。『なかなか届かないよぅ。よいしょっ!』って一生懸命に短い腕を伸ばしているのがカワイイんです。不器用ながら頑張っている姿を見て、私も頑張るぞ!って励まされたり。頑張っている姿って素敵ですよね。

たまに営業マンが、尊敬語だか謙譲語だか分からないのかごっちゃ混ぜで変な敬語で接客している姿、もうどこから突っ込んでいいのか分からなくなりますが、カワイイなぁって思います。三重四重に敬語を重ねて、そのうち、奉り候!とか言い出しそう(厳しい会社のNGワードに引っかかるかしら?)。お客様のご自宅訪問の際に屋外の汚れを持ち込む姿(…地面に置いてそうなカバンを食卓の上に置くとか、消毒できてなさそうな手で調度品に触れるとか…気にされる方はおられるでしょう)をご覧になって苦情を入れるって話はたまにございますが。不動産会社に勤めていて、営業マンのヘンテコな敬語が気に食わないっていう苦情は受けた覚えがございません(…カワイイし?)。

重要事項説明の時は、敬語の定型句がスラスラ出てくるでしょうから大丈夫ですよね?日本語の文法がちょっと変というのは実害が無いと思いますが、『なんか不潔だ』っていうのは本当に感染症のリスクがあったりしてクレームを入れたくなる部分です。でも一個一個は小さな所作の積み重ねで、逐一報告していたら小さいヤツだと思われそう?で、『マナーがなってない!』の一言で済まされがちです。髪とか服とかある程度の清潔感があって、一生懸命な感じが伝われば(汗だくで息切れしながら…みたいなのはダメ!)、文末に『です』か『ます』を付ける程度の日本語を話していれば、お客様に不快感は与えないことでしょう。変な所に力を入れ過ぎず、ご活躍されますように。

清き一票を♪

厚かましいお願い

若手営業マンたちが吠えていました。『アイツ、自分のミスを棚に上げて好き勝手言いやがって!』『俺がひとこと言ってきてやるからな!』若い事務員さんもソッチ側…かしら?共同仲介しようとしていた相手の不動産屋さんがミスしたのがきっかけで(弊社の言い分)、取引が流れてしまったそうです。『これさあ、先方もコッチも、二人とも若手だからこそ、こうなったんだよ。どっちかベテランだったら未然に気付いて防げたんだと思うよ。』『流れてしまったものは仕方ない。気持ち切り替えていった方がいいよ。』年上グループはこんな感じ。退屈そうに聞き流していたパートのおばさんもね。

名指しで他社さんを悪く言わない主義ですが、大手さんです。大手不動産会社の営業マンだからって間違うことはあるのです。人間ですもの。弊社のベテラン勢の言い分によれば、不動産に長く関わってる人ならミスに気付くはず…とのことですが、それでも全然ミスしないとも限りません。発生率が低いだけ…かも知れませんし、低いのは露呈率だけなのかも知れません。契約予定が流れない程度には慎重であるべきですけどね。

相手のことはお電話の声でしか存じませんが、少なくとも弊社の担当営業マンは他人から嫌われない方です。冷めすぎと思われているであろう社内年配層だって本当は悲しく思っています。お客様が残念に思っておられるのは間違いないでしょう。誰一人として望まない結果のために、みなさん時間や労力を無駄に注いできたのでした。

そこで、厚かましいお願いがございます。担当の営業マンはプロとしての自覚と責任を持って一生懸命頑張っております。部下の抱える案件を時に厳しい目で見守る上司も、売主様買主様共にご満足頂けるように気を付けております。…と、一応は努力しているのですが。売主様も買主様も、『プロだからミスするはずがない』…とは思わず、何かおかしいかも?って思われたらお申し付け下さい。仮に間違ってなくても、お客様から怪しく思われるような説明しか出来なかったことについては、営業マンの反省材料になりますので、とてもためになるご意見です。積極的にチェックして頂けると幸いです。

内見予定段階でミスしても社内一同が悲しむことは滅多にございませんが、見たいお部屋じゃない方のお部屋の鍵しかご用意出来なかった…では、お客様の貴重なお時間を無駄にしてしまいます。どこかのパートと違ってオウム返しのように復唱しなくても叱られることはありませんが、『この営業マン、本当に間違えてないよね?』って気持ちで、『では、日曜日の10時半に〇〇マンション〇号室のお部屋の中を見ますので…』って感じで、確認して頂けると助かります。スムーズに成約していけることはみんなの願い。みんなで叶えていきましょう。…本当に厚かましいこと書いてすみません。

清き一票を♪

マンション売る(媒介する)なら

嫌な意味で大人になってしまいました。老化でなくて熟成かも知れませんが、何か?不動産屋さんでパートをし始めた頃は、自らが正義と信じるものを貫き、間違っていると確信すれば過ちを正そうとして参りました。嘘をついてでも決済までいきつけばいいと思っている営業マンを見ていると私の心臓にも悪いのですが、目的のための手段全てに正当性を求めるのは子供だったかも知れないと、最近は思うようになりました。

営業マンの、その時間配分。宅建合格のための勉強時間は取れるのでしょうか?…とか思っても何も申しません。『今年こそは受からないとヤバいです。』って仰られたら、両手で作った握りこぶしを振って、『頑張って下さい!』って励ますのみ。パートのおばさんが資格試験の個人指導をしてくれることなんて、望まれてないでしょう?

『マンションは建て替えるのに確か、過半数以上の決議が必要って法律で決まってるんです。だから、建て替えられないと思います。』…少なくとも3回は聞きましたが、私が聞き耳立てる前からずっと言ってきたっぽいです。若い頃の私なら1回目で、『区分所有者の4/5以上かつ議決権の4/5以上の賛成で建て替え決議。大規模滅失の復旧でも区分所有者の3/4以上かつ議決権の3/4以上の賛成が必要です!』って言い放っていたでしょう。『誰も教えてくれないなら私が教えてあげなくっちゃ!』って信じていましたから。『決議要件が法律で厳しく規定されているので実際は難しいでしょうね。』って曖昧に答えてもいいのかしら?正確に覚えられた方が合格が近づきますけれど。

受かってほしい。トラブルなく売れて欲しい。効率よく働いて適度に息抜きして欲しい。私には想いを伝える資格が無い…と、分をわきまえるように悟ってから、余計なことを言わないことに注力するようになってしまいました。営業マンの学習意欲を高め、正しい知識に導き、トラブルを回避させる存在。そんな方が現れて欲しいと心から願っているのですが、パートのおばさんがそれに立候補してはならない…気がします。保身のため、本人には直接言えません。でも、このブログ記事のように不特定多数の営業マン宛てに書いたら、いつか私の想いは届くのでしょうか?…勉・強・し・て・ね☆

清き一票を♪

営業マンの行く末

接客したくないけど不動産会社で働きたい!…というワガママを仰る男女が落ち着ける部署は、前回の総務部のほか、人事部や経理部などがございます。おそらく大学在学中は税理士試験を目指していたとかいう経歴で?不動産屋さんっぽさ皆無の社員さんだらけの経理部は、社内のオアシスというか、異空間というか…面白いスポットのように見えました。『また銀行さんから折り返し電話下さいって…』と、やや催促気味にお取次ぎした際の、『ああ、今日はタスクがいっぱいいっぱいで限界なんですけど~。』ってお答えが気に入ったので、心の中で『タスクん』ってあだ名を付けておりました。

業界臭のような物をまとっておいて欲しいのか?人事や経営企画のような部署は元営業マンのみで構成されているように見えます。劣化しない程度に新しい会社の場合、まだ若くていっぱい稼いでくれそうな営業マンが引き抜かれていく先で、営業部署に居た当時はそういう人事に不満を感じたものでした。3カ月後の歩合給より俯瞰した、1年以上先の会社全体の方針について、成功体験を活かすべき場ということですね。

伝統とか歴史とかいう言葉の似合う老舗の場合、現役じゃなさそうなオジサンが集まる場のように見えました。オジサンたちの現役時代よりも便利なシステムが色々導入されて、社用車も会議室も、お席のパソコン操作だけで予約するルールに変更されていました。それについていけないオジサンたちが、『理由の如何を問わず、第一応接室に予約を入れてはならない。』などという謎ルールを上から押し付けてきて、残りの応接だけを使って、月末も決算期も乗り切らなくてはならなくなりました。明記されていない不可侵ルールを新人パートさんに説明することも先輩の仕事のうちです(…ふぅ)。

多忙を極める四半期決算期の月末。第二応接室を決済に使うのでセッティングに入ったところ、オジサンたちが会議中でした。『入って来ないでくれたまえ。会議中だよ!』追い出されてしまいました。営業マンに、『何か偉そうなオジサンたちが占拠していて追い出されたんですけど、本当に第二応接室で予約取ってますよね?』って確認したら、『間違いありません。もうお客様来られるから急いで下さい。』と、追い返され、『また君か!』と、追い出され…。お客様を連れた営業マン自ら、『予約入れておりますので、今すぐこの部屋を開けて下さい!』ってピシャリと言って頂いて、ようやく決済出来ました。ああ、役立たずのパートで申し訳ございません。゚(゚´Д`゚)゚。

清き一票を♪

手癖が悪い紳士のファン

口数が少なくて不動産に関係ない話をしたことのない営業マンに突然話しかけられることがございます。『あの人、奥さんとラブラブだからね!』って。同じ部署でお仕事を通じて心が通う可能性のある方ならともかく、他部署から私の席までお喋りしに来る方に関しては、呼びつけている訳でもない私がサボり行為について責めを負うとは思えないのですが、何か?

業務上はほとんど絡みどころが無かったけど、同じ部署のある営業マンにはとてもかわいがって頂きました。帰社される時には、もし私が犬だったら確実にしっぽフリフリしていたであろう雰囲気でニコニコ出迎えていたものです。『あ、そうだ。もう何回も読んだ本だから不動さんにコレあげようと思って。』私は本下さいなんて言った覚えはございませんが、この方が奥様と仲良しという情報は頂いております。『えっ?よろしいんですか?ありがとうございます!愛読書を熟読したら、私も隠れファンからファンクラブ会員に昇格できそうですね♪』

人事異動の発表後、お食事に誘われました。『社内でなかなかゆっくり話せないからね。最後に会社の近くで美味しい物でも食べながら話そうよ。』とっても高級なランチを御馳走して下さるそうです!『二人で出かけてる所を見られてもマズイからね、事務員さんも交えて明日のお昼休み一緒に行こうか。』相手の都合も考慮できるところが紳士でしょう?今日言って明日の話でも優しい事務員さんは予定を空けて下さいました。いい雰囲気の美味しいお店が会社の近くにあったことを知った喜びよりも、部署が別々になってしまう悲しみの方が大きかったです。

『しまった!返し忘れてた!』この営業マンが夏に汗だくになっている私を見兼ねて突然配線して下さった卓上扇風機、『ずっと使ってていいよ。』って仰ったからそのままだったけど、下さるとは仰ってなかった訳で…借りパク?それを聞いた事務員さんが仰いました。『あの人に返す必要ないわよ。それ私のだから。私の隣の席だった時にいつも勝手に自分の方に向けてたんだけど、席替えの時に自分の席に持ってっちゃったのよ。手癖の悪い人だから、隣の席だった時は色んな物を盗られたわよ。文房具とか、本とか、花粉症用ボックスティッシュとか。』

『そうとは知らずに使っていて、すみません。お返しします…。』『いいの、いいの。今の私の席はコンセントが遠いからね。もうUSBファン買ったから問題ないわ。』私の退職時に自宅に持ち帰るのも気がひけるので、後任のパートさんに帰属と経緯を説明した上で、引き続き使って頂くことにしました。ご本を頂いたこともあるけど、読んですぐ売却したので手元に現物は残っていないことについては、『犯人は誰かわかっているけどその本が自分の物だったかどうかは確認できないからいいわ。』と、事務員さんに許して頂きました。もう、盗品ダメ!絶対!!

清き一票を♪

無料査定してもらうコツ

高校三年生の夏休み~秋にかけてはスケジュール帳が埋まって埋まって嬉しかったものです。毎日通った夏期講習の成果を試すため?模擬試験が毎週のように有るのですが、結構無料で受けさせてもらえたんですよね。その返ってくる結果を読むのが楽しみでした。『あら?私は解けたのにこの問題、正答率こんなに低かったんだ♪』ってわかると褒められたような気分になりますし、客観的に分析されることで、『あらやだ、私ったらこの分野が弱いじゃないの!』って気付けますし。ええ、ええ。毎週のようにデートする相手なんて居ませんでしたが、何か?



大人になった私が持ち家を売却することとなり、チャンス到来を喜びました。『あなたの物件、無料査定いたします!』ってチラシを3社から頂いてますから。コレ、本当は売る気がなくても気軽に呼ぶ方も多いのですが、次の転職先かも知れない不動産会社さんに、『この間の冷やかしの査定の人が、今度は面接の冷やかしですか・笑?』って言われたら働きづらいので、遠慮していたのです。不動産鑑定士さんと違って不動産屋さんは査定するのにお金取らないものですけど、積極的に『無料!』ってアピールされている方が、『よっぽど査定したそう』って思いますし、この3社に絞りました。『べっ、別に、私があなたを探してたんじゃなくて、たまたまチラシが入ってたから呼んだだけだからねっ!』って言い訳できるのは強味のはず。

A社さま。最初の電話の受信から来訪やらアフターやら、営業マンAさんの対応は完璧でした。近隣の物件のほとんどを仲介しておられるのも納得、Aさんにお会いしたのに他社を選ぶお客様には、なぜそうしたのか小一時間ほど問い詰めたいものです。丁寧な査定書を受け取りつつ、『勤務先の関係で売却のお願いは出来なくて、すみません…。』って謝った時の対応まで、素敵でした。査定額、最終決まりそうな額、売り出し始めるべき価格など、ブレてないなーと思いましたし(上からで本当にすみません)。生まれ変わったら今度こそ一緒に売却しましょう!

B社から来たのは、後ずさりしそうなぐらい前のめりな営業マンBさん。『このBに任せて頂ければ、必ずや、必ずや!』いえ、あの、上司から紹介されて店長さんがBさんでって指名して下さったから(チラシも持ってたけど、私の勤務先経由で呼びました)、Bさん以外に任せるはずないですし…。『それにしても、随分キレイにお使いですねー(棒)』のあとに続いた、『ちょっと狭いけど…』の部分が素のBさんだとすると、彼は接客中95%ぐらい無理矢理テンションを上げて前のめり営業マンという役を演じていると考えられます。この機会に見習おうと思いました。

C社さんへも電話。『えー?価格査定ですかー?いくらで買われましたー?』女子かっ!ってぐらい語尾伸ばしする男性営業マンCさんでした。『じゃあ、それより200万安いぐらいだと思いますー。』それってメモすら取ってなさそうだし。『次の日曜日に他社さんたち査定に来られるので同じ日に来て頂けると私も楽だとは思ってましたが、せめて査定書を郵送するぐらいのこと出来ませんか?あなたの名前でうちに査定しますってポスティングされましたよね?受けた電話でマイナス200万ぐらいって即答して済ますのがC社さんの査定方法なんですか?』

Cさん、ブログネタたくさんありがとう…。渋々来られた瞬間は確かに語尾伸ばしだったのですが、部屋の一番奥に私服姿の男性を見つけた途端、ピシッと変化されました。ラスボス(竜王みたいなの)に出くわしてから兜の緒を締めるタイプの勇者だったのでしょう。『あっ、ご主人様もご在宅でしたかっ。私、C不動産販売のCと申しますっ。』名刺を取り出すスピードなんて同じ人とは思えません。『随分ご多忙らしいのにわざわざご訪問ありがとうございます。あなたを呼んだのは私でなくて彼女なので、名刺交換は彼女とされたら如何ですか?』『あっ、奥様も名刺を…』『www私が欲しいのは名刺でなくて査定書の方ですので、お気遣いなく。』



私が模試シーズンの受験生のように査定書を熟読してニヤニヤするまで少々手こずりましたが、何とか三冊手に入れることが出来ました。Cさん、個人名まで入れてポスティングしてなかったら即答査定のまま電話を切られたことでしょう。私のように不動産屋さんのチラシを収集する癖の無い方でも、『べっ、別に、検索して見つけた訳じゃなくて、たまたま見たブログに無料査定の広告が載ってただけなんだからねっ!』って(大人なんだから敬語使用を推奨しますが)言えるよう、気を利かせておきました。こちらは自宅がエリア外だったのでポスティングして頂けてなくて、どんな査定書を出されるのか私も存じておりませんが…。良かったらお試し下さい。

個性の違う男性営業マンをお呼びした感覚として、大丈夫だったような気はしますが。インターネットで情報入力して郵送してもらうだけでなく、内覧してから査定書作成してもらう場合…。私の感覚では大丈夫だったんですけど、部屋の奥に私服姿の男性を置いておくと、防犯上とても便利です。男性の調達が難しい場合は道着姿の屈強な女友達でもよろしいかと存じます。

清き一票を♪

営業マンに騙された話

彼は不動産業界経験のある営業マンとして中途入社して来られたのですが、その不動産屋さんでは、私の方が先に働いていました。後輩パートさんにお仕事を教える立場でもあり、パートと言えども社内ルールには新入社員より詳しいぐらいでした。…というか、宅建業法を知らない宅建士なんて居ないはず…じゃないですか?どう考えても、知ってて内部の人間を騙すつもりだったとしか考えられません。私がコロッと騙されることを確信していたのでしょう。

私の方が中途入社の方より詳しいのは社内独自のルールのみです。金額、件数のみならず、案内した回数とか物件登録数とか、毎月色んなノルマが有るのは他社でもよくある話でしょうし、そのうちの一つが足りないとか催促するのは上の方の業務。営業マンとは、渡された書類を見て定型フォームに入力するだけの関係でした。いつも月末に契約いっぱい入れてくるなぁとか物件登録数は常に少ないなぁとか個性だと思って見てきましたが、それが伏線でした。

『これ、午前中に全部入力しといてね。』って言われた時に、締め切りの短さのあまり疑うことを忘れてしまった私のミスです。他社物件は実質仲介しない主義の不動産会社ではありますが、建前上、他社物件をいくつも登録しておりますアピールのために、営業マン一人一人に登録件数のノルマがあるのです。どうせ仲介しないのにって思うと面白くないのでしょうが、社内ルールも法律も、それでお給料を頂くのなら守らなければなりません。

登録物件に反響があってから問題が発覚しました。資料を下さったという他社さんに確認してみると、『何の話ですか?』と、寝耳に水のような反応です。資料を再度見てみると、まったく歪みのないFAXの端に印刷された文字部分だけ、この他社さんのものとは違う?頂いた会社印の部分だけ全くカスレが無い?『 エンド さんから反響あったので他社さんに確認のお電話してみたんですけど…この資料、どういうことですか?』詰問調で訪ねても、『今忙しいからあとで!』と、逃げようとします。『 物確 も出来ないのに、反響にどう答えるんですか?』『もう放っといてよ。』反響電話に折り返す約束した後輩パートさんに、放っとけなんて言えない…。

帯替え 作業(決して悪いことではない)のコツを後輩パートさんに教えていたところでした。目立つ局所カスレの消し方、帯だけあとで載せましたーって雰囲気が出ないようなじませる方法、頂いたFAX資料の端を隠すためにA4サイズの長さに切っておいた修正テープを使い回すと便利だとか…色々。『これぐらい丁寧に作りこまないとお客様に違和感を与えてしまいます。』って私が指導してきたレベルより、営業マン作成分は低かったのです。それに騙されるなんて、不甲斐ない!先輩パートである私の信用も道連れに失墜してしまいました。

清き一票を♪

五球入魂のモテ営業

彼女又はそれに準じる人を複数キープしている方って、全員に対して感じいいじゃないですか。23日は祝日にして不動産屋さんの定休日である水曜日。24日は平日だけどクリスマスイブ。25日はクリスマス当日にして金曜の夜。26日は次の日に仕事出るからこそ休める土曜日。27日は日曜日。それぞれの日に厳かな理由を付けて説明したら五人相手も不可能ではない?!当たり前ですが、それ以外にたくさん居る…という事実は臭わせないことです。

社内パートの目線では、『調子良過ぎるから異性としては警戒対象だけど大きなミスをしでかさないから安心できる』って評価をさせて頂いている営業マンは、お客様からもモテます。異性としてというより、物件という大切な財産をお任せしたいという意味で好かれやすいのです。キープしている媒介の数も多いし、契約の数も契約予定の数も、多めキープ。月末(或いはクォーター決算末)ギリギリに仕上げていくのではなく、慌てなくて済むようなペース配分を心がけているようです。忙しい日に慌てないようにしているのがミスの少ない理由なのかも知れません。

こういうブログよりも制約の多そうなシステムの中、『家ではイクメンです』アピールを毎日書いている方がおられたり、頻繁にお昼ご飯の写真をアップする方がおられたり、真面目に決済ごとに『お客様に感謝です』って書いている方がおられたりするのですが。俗っぽい例えですが、『23日デートしました。24日もデートしました。そして25日もデートします。』って書かれてたら、26日とか27日デートの人が怒るから…みたいなのと同じ理由でしょうか?営業ブログの更新頻度は低く、個別の進捗状況は絶対に書かないことにしているように見えます。

媒介の件数は多めキープしておきたい。でも体は一つ。1クール3ヶ月。以上は皆さんだいたい同じだと思いますが。今期注力すると決めた物件以外は、『よく動く時期が来るまで強気の価格で様子を見ましょう。』…とでも説明するのかしら?お問い合わせも来なさそうな価格で説得している気がします。ところてん式に優先物件が前クールで売れたあと、いよいよ売る気になってから、『価格変更をご提案します。根拠は…』本気の資料を出しているっぽいです。

専任媒介物件を多く抱えている不動産会社と非明示型の一般媒介契約を結んだとしても存在すら忘れられるんじゃないかと 過去の記事 で書いてますが、媒介物件を多く抱えているモテ営業マン相手の場合も似たようなことが言える気がします。媒介件数キープ要員のままだと23~25日どころか、26日も27日もデート無しです(来期はアリかもですが)。『全然何もしてくれないじゃないの!』って怒らせないような対応でキープするために、『大きい契約できました!!』なんてブログに書かないルールなのかも?説明して頂けないモテ営業のコツを研究中です。

清き一票を♪

モモ

真面目にブログ更新しなくちゃ…とは思いつつ、夜のテンションで妙な文章が浮かんだまま消えないので、書かせて下さい。万人向けではない小説なので不快に思われたらすみません。


危険な視線を感じてモモは隠れた。隣家の窓から身を乗り出しながらつぶやかれた言葉は隠れなくても聞こえない程度の声量ではあった。『また成長したね。来月には来てくれるんだよね?モモ…』気持ち悪い笑いを見ずに済んだのであるから隠れた甲斐は有ったのだろう。

このモモが天に召されて長い年月が経った。ようやく、その気持ちを理解しようとしている私が居る。見る者にも見られる者にも感情は有るのだ。なぜ、気付かなかったのだろう?


(c) .foto project


不動産屋さんで事務のお仕事が片付いたあと暇そうにしていると、『パートさん要らなくない?』って思われちゃいそう!当初はそう考えてのパフォーマンスでしたが、今では癖になってしまって、することがなくなっても止まらずに、手を動かしています。忙しい時期に放置していた文房具の在庫スペースを片付けたり、乱雑に入り乱れた住宅地図を綺麗に並べ直したりしていると、自分も楽しいし、社員さんにも気持ちよく使って頂けて一石二鳥です。

そんな作業に夢中になっていた私に、ある営業マンが声を掛けました。『不動さんの後ろ姿、見てるとさ…。ピーッ(自主規制)したくなるよね。』AT車でRレンジに入れた状態でアクセル踏むって意味かしらとか、背中という意味でbackという単語を使われたとして何らかの善意的な意味でもあるのかしらとか色々考えてみたものの…。困惑顔で振り返る私を見下ろしながら腰を振るような動作をして見せている様子、どう考えても悪い意味しか無いように思いました。

ちょっと怒った顔をプイと逸らして作業を続けていると、昼間向きでないセリフがどんどん後ろから続きます。仕方がないので口をへの字に曲げた顔で睨みながら振り返り、腰をひねって腕だけ後ろ向き…って楽しい作業に集中できない姿勢をとるようになってしまいました。


(c) .foto project


昼間だし二人きりでもないし、その時私が感じたのはただの不快感。その後、怒鳴られた時には恐怖を感じて泣いちゃいそうになりました。夜だけど二人きりではないし、ガヤガヤうるさい居酒屋だから至近距離に居ない人には大声出さないと聞こえないから、怒鳴るのは自然だったかも知れませんが。『パートさんは二千円でいいよ♪』って言われたから、カバンの底に有るお財布を取り出そうと後ろを向いた時でした。『だから背中向けちゃダメって言ってるでしょ!!俺すっごく酔ってるから本当に危ないよ!!』目が笑ってないし、冗談とは思えません。

こんな衆人環視状態ですら背を向けただけで危ないことになるのでしょうか?怖くて聞けませんでした。この営業マンは私の後ろ姿を見ることによって高確率で危険思想を連想する癖が付いているようです。今まで後輩のかわいがり方とか見てきて本当にいい人だなと思ってきましたが、『なんでお顔じゃなくて背中でスイッチ入るんですか?』…って気軽に聞ける雰囲気ではありません。人として尊敬してきたので普通の話題もしたいのですが、ゴルゴ13みたいに背中絶対見せない習慣でも付けるまで、怖くて喋れそうにありません。



子供の頃、隣の家のおばさんは確かに私に言いました。『ゆり子ちゃん、ほら見て!うちの庭にニワトリ居るでしょ?大きくなったら食べさせたげるからね♪』(農地ではない、住居地域でした。)クリスマスにモモ肉を丸かじりさせてもらえると思い込んで、その成長をニヤニヤしながら見守ってきましたが、(私はモモと名づけていた)ニワトリはペットとしてのびのび暮らし続け、そのまま天寿を全うしたらしく、隣家は新しいペットとして猫を飼い始めました。

食べられる部分なんてほとんどないヒヨコの時にモモと出会っていたら、私は食べ物ではなくペットと認識していたのかも知れません。学校でイヤなことでも有ったら愚痴を聞いてもらう相手に選んでいたのかも知れません。ただ、出会った頃にはいい大きさに育ったニワトリであり、『右手であの部分を掴んで左手であの部分を支えてからこのお口であの部分に噛り付いて…』って食欲を満たすための想像の対象としてしか見られませんでした。

仮に、『お願い!愚痴聞くぐらいのことはするし、生かしてよ!』ってモモに命乞いされたとしても、『成長期の子供の食欲を甘く見ないでよ!』なんて言いながらかじりついていた気がします。煩悩と戦おうとする前の自分のことなんて、自分でも信用できませんから。


背後に隙のあるパートとしてではない出会いだったら、この営業マンは違う見方をしてくれたのでしょうか。私が『不動産屋さんで働くことすら初めてです☆』っていう初々しい営業職として出会っていたら、お仕事必死で覚えようとメモをとる背中を優しい先輩の顔で見守ってくれたのでしょうか。思いつく限りのありえない仮定を想像しながら、これでもか!ってぐらい腰をひねって文房具の在庫を整理しつつ、険しい顔を社員さんの側へ向けています。

清き一票を♪

履歴書対決。手書きVS印刷

パートなんてフルタイムで働いている訳ではないし、慣れた職場できちんと勤めつつ次を探すのは比較的容易だと思います。正社員の場合は仕事に時間をとられながらの転職活動か、辞めちゃったあとで残高がゼロになるのが先か次が決まるのが先か…と焦りながらの就職活動になるので大変ですよね。特に時間と手間のかかるのが履歴書の量産です。

パートさんに教えられたくない…とかお思いでしょうが、正社員採用担当者の意見を色々伺ったまま書くので、興味があればご覧下さい。印刷された履歴書は確かに増えています。当然、読みやすい字ですよね。美しい字でもないのに敢えて手書きにするメリットと言えば?→心象をよくします。時間と手間をかけてくれて真面目に入社希望しているのだな…程度には。

『うち蹴ってまで他社に行くはずがない』っていうぐらい待遇の良い不動産会社もあるでしょうが、『おお!ついに弊社にもこんな有望な人材が来たか!』って思われた人の99%が、『社長面接のお知らせ?スミマセン、他社に決まってしまいまして…。』って断って来る所だと、本気度を探りたくもなるものです。職務経歴書(印刷が普通)のアピール部分がどの業界に行っても印象に残らないことしか書いてないような内容だと、本気じゃないと思われることもあるそう。

でも一杯ひっかけながら書いたのか?ってぐらい汚くて判別できない手書き文字で出して来られたら、『社会人として付き合えない』…とのことなので、本気が絶対に勝つということでもありません。手書き文字がギリギリ判別できるレベルの悪筆だからこそ印刷履歴書を出して入社できた人もおられるので、本気度の伝わる内容なら印刷でも落ちないみたいです。

負けた例→●面倒くさがっている手書きで、学歴欄は一つだけ…何年何月大学卒業。職歴が多すぎるから学歴スペースを節約しているという訳でもなく、やたら空白が目立つ。

勝った例→○読みやすさを重視した印刷履歴書で、志望動機欄は熱弁。御社の特性を理解して共感していますアピール満載で、職務経歴のこの部分は御社に役立てると思いますと説得。

もちろん、書類でアピールするのが得意な方、不器用そうだけど対面したお客さんに同情してもらうのが得意な方等々、その時点で欠員している人物像にも左右されるので、必ずしも例と同じ勝敗結果が出るとも限りません。『お断りするのがもったいない人だけど今一名しか増やせなくてソッチ系キャラは足りてるから残念ながら…』って惜しみながら不採用通知を出した例もあるそうです。結局、ご縁の有無が最終的な決め手になっているように思います。

清き一票を♪

ハイ!でございます?

大切に、大切に(プライドを傷つけないように気遣うという意味で)育ててきた営業マンが居るのですが、スクスクと成長しています。入社希望者の面接担当のお仕事もこなしています。拝啓抜きの敬具 時代と違って、立ち位置も中途半端ではなくなってきたということなのでしょう。

面接した相手について伺っているうちに、ある特徴に気づきました。『威圧感こそ無いけれど、知性を感じさせる高学歴で…』『威圧感はそこそこ、体格も良く、しっかりした印象』『威圧感がかなり有り、働き方次第では…』って、全部、威圧感の有無が人物評価の基準のようです。有る人、無い人、いずれも採用してきましたけど、ソレ不動産取引に必要な要素なのでしょうか?

私は『威圧感少な目の小物』でしょうが、『何か教えて欲しそう』オーラを出されると、それとなくヒントをお出しするので、敵対関係ではないと見られているような気がします。威圧する人しない人、色々居ると思いますが、『ウソを教えなければ全てヨシ♪』だと思いません?

予想外のご質問を受けました。『不動さんの下の名前って、ゆり子、だよね?』ナニ?名前を彫ったキーホルダーとかプレゼントして下さるの?(いらない…)その時は真意が不明でございました。後日、さりげなさを装った会話の中で、妙な質問に至った理由が明らかになりました。

『今度の担当者さん、俺の下の名前がハイだと覚え間違ってるらしいんだ。確かに俺の名前は長くて覚えづらいだろうけどさ。』拝啓~敬具、前略~草々で文章をとじる書き方には慣れて頂いたようなので、最近は文末に『苗字+拝』を付ける書き方を覚えて頂くよう強化中でした。取引先が何の疑いもなく、『不動拝様、昨日は連絡ありがとうございました。』…みたいなことを書いてきたとして…どう間違いを指摘すべきなのか迷っちゃいそうですよね。

彼はそれ以前に、『苗字+拝』という書式を教わっていると思っていたけど単純に私の氏名が不動拝なのに勘違いしていたんじゃないかと、自信がなくなってしまったようです。もちろん、タップリ自信のつくようなセリフで再び送り出しましたよ。知識は分ければ分けるほど増えていく、ポケットの中のビスケットのようなものです。どんどんポケットを叩いて、取引先にも分けていかれることでしょう。やんちゃ系営業マン→漢字多用営業マン→面接官→国語の先生…と、色んな役目を兼業できる日も近いはず。これからも大切に大切に、育て続ける所存です。

清き一票を♪

いざない

社内の誰もが、『ヤな奴!』って思いつつ、『仕事は出来る』…と認められる営業マンが居ました。性格は悪くても指示が適切…という人の方がお手伝いしやすいので、パート仲間で『この人の仕事手伝うのはイヤだ!』って話題に上ったことは有りません。あと、お席が近いとお楽しみも増えます。他の営業マンとの会話を聞いていると、『ホント感じ悪い人…』って思うのですが、電話だと超紳士に早代わり!いい人アピール語録をしっかり暗記してどこかで使おうと思ったこともあるけど、思ってもいないことがスラスラ出てくる程の演技力は私には無く…。

隣の部署のパートさんから、『不動産屋らしからぬ、かわいらしい顔の子居るよね?』って評判の営業マンが居ました。『居るけど、すっごいバカだよ。』って答えると、『そっちの女の人、全員そう答えるwwブサイクより良さそうなのにぃ。』って言われました。品が良くていい子だし、お仕事さえ絡まなければイラッと来ることは無かったのかも知れません。面食いな女性なら、例え食われてなくても眺めているだけで楽しい気分で一緒にお仕事出来たのかも知れませんし。

飽きっぽくてスミマセン!また別な転職先で、隣の部署の営業マンが超爽やかでした。顔良しセンス良し人当たりソフトかつ知性もあって、『理想の権化って彼のことだわ。』って思っていました。でも、隣の部署のパートさんは、『あいつ一番最悪だよ。飲み会ではただのヘンタイおやじだし。あんな下品な男、知らない!』って言うんですよね。そんな裏側を知らないまま退職した私は幸せだったのでしょうか。そもそも飲み会で豹変するというのが未だに信じられません。

特にハンサムではなく、清潔感は有り。お客様には誠実な態度、社内では控えめで真面目。これと言って目立つ部分もない無難な営業マンが居たのですが。お茶を出しに行ったら他社の営業マンと談笑していて、遊び人みたいなチャラいこと言ってるのが聞こえてきました。以後、空気みたいに見えていた彼の言動が、いつもと同じはずなのに気になって仕方ありません。

お客様が不動産に詳しくないことに付け込んで悪巧みする不動産会社…というのを、パートが潜入して見抜く機会は訪れないかも知れません。ローン組めなかったら仕方ないので上限を意識しながら買って頂ける物件を紹介して仲介するという当たり前の工程を何度も見るだけのお仕事です。そういう意味では色んな不動産屋さんで働くことが勉強になるのかと言うとウンとは言い難いものですが。社内の顔と社外の顔、見比べてみると面白い人がたくさん居るので、職場にそういう楽しみを求める主婦には、不動産事務のパートはお勧めなのかも知れませんね。

清き一票を♪

素直で繊細な事務員さん対応法

女性なら当然ご存知の事実ですが、『隆起した筋肉とか、ケダモノ感漂う物を自分の視界に入れて欲しくない』って思っています。あと、『優しい言葉が聞きたい♪』『特別な私を褒めて欲しい♪』…と、聴覚にスイーツのような甘美なご褒美を欲しているものです。女性同士なら、『あ、髪切った?かわいい♪』って言ってるじゃないですか(※触覚は使用せず)。『私はあなたを正確に観察してプラス評価しています』って趣旨の言葉を、女性の耳に入れてあげれば良いのです。

常に高めで安定している営業マンが、ベテラン事務員さんにいつも使うセリフがございます。『さっすが、お嬢様の嫁ぎ先は○社マンで、ご子息の○大進学に貢献されただけあって、○○さんの仕事ぶりは素晴らしい!』この事務員さん、家族に尽くしてきたというのが誇りらしいのですが、お嬢様の学歴やご子息の就職先については決して問うてはならないのです(私、やらかして睨まれたことがあります)。その不動産屋さんの従業員全員がセリフまるごと暗記するぐらいの頻度で聞きますが、営業マンが全く同じセリフを使う度に、毎回嬉しそうになさいます。

聞きたがっているセリフを何度でも耳に入れる。触れてはならない話題は完全にスルーする。詐欺師のように俺俺俺…と、求められていないセリフを話さない。これを守れば事務員さんは機嫌よく、サービス過剰気味に働いてくれるものです。聞きたがっているセリフと触れてはならない話題は何か?高め安定営業マンが彼女にかける言葉の全てを覚えておけば、おのずと浮かび上がってくるはずです。…というコツを、私は男性である営業マンから学びました。悔しい。

接客業のはしくれとして、パート事務員であっても、相手の気持ちを汲んで接することの出来る人間となるために努力すべきであると考えております。女性ならではの努力をですね…逞しいだの、どんどん強くなるだの、漢(おとこ)臭い褒められ方をされて嬉しい女は居ないと思うのですが。『さっすが、ピンク色でかわいらしい外観のブログで業務を復習するだけあって、けなげですね☆』…みたいな褒められ方を、女性は熱望しております。> 管理者Xの検針 さま。

営業は進化するいきもの ← いい話だけど、絵がヒドイ の( *´Д⊂ グスン…

清き一票を♪

世界に一つだけの歌

不動産屋で机並べて いろんな営業を見てきた
ひとそれぞれ好みはあるけど どの営業もすてきだね

この中で俺が一番じゃないって 疑う事もしないで
狭い井の中誇らしげに しゃんと胸を張っている

それなのに本社の人間は 金額・件数etc.比べたがる
盛者必衰といわれる業界で 一番をきめたがる

そうさ君たち 世界に一人だけの営業 一人一人違う技を使い
仲介手数料とることだけに 一生懸命になればいい


困ったように笑いながら ずっと迷ってたお客様
頑張って引いた図面はどれも きれいだから仕方ないね

やっと銀行から出てきた 残代金と手数料
帯の巻かれた札束は うれしい事に満額

事情も知らなかったけれど あの日店に笑顔をくれた
誰も買うはずないような瑕疵を 持ってた部屋だけれど

そうさ物件も 世界に一つだけの商品 一つ一つ違う過去を持つ
予算の中で妥協されるよう 一生懸命に説けばいい

小さい家や大きな家 一つとして同じ地番は無いはず
No.1を買わなくてもいい もともと特別なOnly one

清き一票を♪

営業マンが困ってるから

ごくまれに、『俺の代わりに売ってきてよ。』…なんて冗談を言われますが。不動産屋さんでパートが営業マンにヘンなこと命令されることはございません。言われたら何でも従うスタンスです。ただ、そればっかりだと飽きてしまうので、言われる前にして欲しそうなことをして見せます。『金、銀、鉄。どの斧が欲しいですか?』って指示待ちスタイルで居るより、『本当は鉄しか持ってないけど、金も銀もあわよくば欲しいと思ってるんでしょう?差し上げます♪』って先読みして驚かせたいのです。

驚かせるために必要なのは、沈黙。営業マンの動きなんか気にかけてません…ってフリをしておいて、突然、『ハイ!これ探してたんでしょう?』って言いたいから。珍しい時間に敏腕営業マンが戻ってきたと思って黙って観察していたけど、様子がおかしいです。そもそも帰りが早すぎる。何か嫌なことが有ったというお顔ではないけど相当お困りの様子。仕方ありません。『何かお探しですか?』

『今日って事務員さん休みで、店長は夕方まで戻って来ないんだよね?』『そうですね。』『ン○万円預かってきたけど、金庫を開けられる人が居ないってことだ。』『大金を持つ緊張感から解放されたいってことですか?一日でン○万円でもおろせるっていうキャッシュカードお持ちでしたら銀行に預けてしまうとか、いかがでしょう?』ない知恵を絞ってみましたが…『いや、俺が持ち出したみたいなのじゃなくて、金庫の中が良かったんだよ。』…金庫にこだわっておいでです。難しい要求ですが。

『なるほど、ダイヤル式の金庫ですね。店長でも事務員さんでも開けられるということは、わかりやすい番号か、どこかにその番号のメモを隠しているかのどちらかでしょう。』『そんな番号知るはず無いし。』『店長が鍵とか大切な物を隠すとしたらココじゃないですかね…あ、コレそうかも?』『待って待って!金庫を開けて欲しい訳じゃないんだ!』『違うんですか?この紙切れ開いたら開け方わかるかも知れないのに?』『もう金庫のことは忘れて!店長の引き出しとか元通りにしておいてよ。』

せっかく帰社されたのに、大金を持ったまま次のお仕事に出かけられました。営業マンの望みは緊張感からの解放に間違いないと確信したのに、お役に立てなくて残念でした。そこは残念でしたが、もうちょっとの所でストップかけられたのは、きっと私のためを思ってのことです。泥棒に物色されたみたいに全ての引き出しを開けられた店長の両袖机を、営業マンの優しさに感謝しながら完全に何もなかったかのように戻しておきました。昼下がりのやりとりは、営業マンと私だけの秘密です。

清き一票を♪

門前払い対策

ある業者さんについて、『営業マンはいい人なんだけどね~』って話題になることがございます。この場合のいい人というのは、彼が家族を裏切らないことを保証するとか、彼が弱い者いじめしないことを私は確信するとかいう意味ではなく、『私に不快感を与えることはなさそう』…程度の意味です。

この話題になっている営業マンがどのようにいい人なのかは問題にしていません。営業マンはいい人だけど…って評価されるということは、営業マンの人柄以外の面で、取引先に不快感を与える不動産屋だと思われていることが問題です。それが仕事の質である場合は、営業マンもっと勉強しなさいとしか言えませんが。意外な落とし穴、それはパートであると思われる事務員かも知れません。

お金を稼ぎに行く営業職には高い報酬を支払って良い人材を確保しようと思うでしょう。彼らの外出中に留守番させるだけのパートにお金をかけたくないという気持ちはわかります。営業職が居ないような昼間に電話すると、ひどい対応のオバサンが出てくることがあります。会社同士の付き合いなら私もガマンして付き合います。エンド 客が『折り返しお電話下さい』って言ったのに営業マンには伝わってなかった…という場合、『今後ここには任せられないな。』って思うはずですが、何か?

電話番とか受付とかに良い人材を確保出来ていない恐れがある場合、せっかく営業マンの接客が上出来でも、お客さんは入り口の所で引き返してしまいます。それを防ぐための手段を何度か目にしました。【携帯電話ですと、いつでも素早く対応できます。】社名や会社の連絡先を隠すと怪しいけど、そちらに連絡されると雑な応対をされるかも知れません。こう書いておけばお客様は会社経由ではなく携帯電話に直接連絡してくることでしょう。…これってパートの接客に不満が有るってこと?

【携帯電話の方が不快感を与えない応対が出来ます。】…とは書かれていませんでした。単純にスピードとかレスポンスの良さを強調したかったのでしょう。うん、きっとそう。それはさておき、私からの提案です。接客スキルの高い人を募集するのにはお金がかかりますが、不快感を与えない程度の応対方法を教えるのに一日もかかりません。お店の収入を減らそうと思って接客しているのではないので、最低限の研修は受けさせて下さい。パートの先輩の対応を横で見ていて時々思います。

清き一票を♪

対ご機嫌ななめ

サトラレ(さとるの化け物の反対で、人の心を悟るのではなく人に心を悟られる人)みたいな営業マンが居ました。『昨日会った担当者は子持ちとは思えないぐらい若々しくてかわいらしい人で♪午後から伺うお客さんは上品なおばあちゃんで、いつも上等のお菓子を用意して待っててくれるんだ♪♪』機嫌のいい日は不動産屋の営業マンって幸せな職業だなーって思いながら聞いていました。

逆に、乱暴に音を立てて荷物を机に投げつけ、『ったく。庭から変な物がゴロゴロ出てきたって呼び出されて平謝りしてきたよ!』と、機嫌の悪い日もございました。調査ミスしたのは私じゃないのに!って不満に思ったものですが、何考えてるかわかりやすい人なので付き合いやすかったです。

ほとんどの営業マンは、『言っていることイコール思っていること』ではないタイプの方のように思います。不動産という大きな財産の売買仲介をする商売では、『念願のマイホーム買うぞ♪』とか『結婚するから家も買うよ♪』って上機嫌の買主様だけを相手にする訳ではありません。別居とか離婚、治療費のかさむ病気のため、住宅ローンの融資を受けた時には想像していなかった経済状態になったためなど。大切な財産を不本意ながら手放す売主様を相手にすることもございます。社内の人にはお馴染みの、ハイテンション・トークのノリのまま接していて媒介が取れるとは思えません。

機嫌の悪いお客様が機嫌の悪くなる事情がらみで他人と接する時にどんな感じになるのか。営業マンはなかなかその愚痴を言いませんが、何となく想像できます。身内に不幸があった時にとった葬儀屋さんへの態度は我ながら最低でした。あと、お寿司屋さんにもすみません。そもそも上機嫌ではない人と付き合う商売だとわかっているプロだから、慣れているのかも?うん、きっとそう。

売買の仲介だけが接客つらいってことは無いと思います。賃貸管理業で、滞納者のお部屋に向かうこともございます。『お腹に電話帳』は合言葉ですよね?先輩営業マンが新人クンに言ってました。『行くの怖いか?俺は怖くないぞ。お前の体軽そうだからひょいと持ち上げて盾に出来るもんな。』そこでクスッと笑ってしまいましたが、新人クンの返しも好きです。『いや、俺の体薄っぺらいんで、貫通するから無意味っすよ。』営業マン二名も同時に失いたくないので、くれぐれも用心して下さいね。

清き一票を♪

引継がれ

ベテランパートさんがその不動産会社に入ってくる前から媒介取りっぱなしの売れ残り物件だったそうです。担当のおじいちゃん営業マンは高額案件しか片付けない人なので興味なさそうでした。ご退職後に若い営業マンがその物件の担当となりました。『これからの時期ってベストシーズンだ♪』

そもそも土地勘もない遠方で相場より高いから売れてないのか、放置しているから売れてないのかも知りません。『見てみましょうか?あ、飛行場からそう遠くないですね。無理すれば日帰りで往復できるかも。』『不動さん、鬼だなあ。金曜に入って月曜から仕事するとかダメ?』

どういういきさつで遠方の不動産会社がこんな所の物件を扱うようになったのかは知りません。担当者が調査に出向くのも面倒くさがるような遠い不動産屋さんより、近場の不動産屋さんに任せる方が話は早かったことでしょう。ただ、行ったこともない不動産屋さんの会ったこともない営業マンに任せるのは嫌ってことで、何らかのコネで売主様のご自宅近くに有る弊社に来たのでしょうか?

最近まで担当だったおじいちゃん営業マンは、片手仲介とか低額案件とかお嫌いだったんですよね。だから、客付け 業者さんに BK 付けるなんて発想も無かったはずです。おじいちゃんの体にはこたえる出張も、若い営業マンには魅力的な無料旅行にしか見えなかったのが幸いしました。

『おめでとうございます^^さすがですね!』『つらかったんだよ。観光地でのぼっちご飯は、そこそこ美味しいの経費で食べられたからまだガマン出来たんだけどさ。』ランチに千円以上か、羨ましい…。『往復の飛行機、カップルだらけだよ。俺だけ1人でスーツ。みんなウキウキしてるのに黙々と本読んで過ごすの、つらかった。』この経験を踏まえて、彼は二度と遠方の案件に手を出さなくなるかも知れません。人生経験の浅いうちに担当してもらえた物件にとっては、良いお話でした。

清き一票を♪

本気の季節

『ちょっと!善良な主婦をこんな時間に…あんまりです!』『何年不動産屋で働いてきてるんだよ?わかるだろ?空気読めよ。』 四半期決算 で仕事が増える時期、時給を払って頂けるなら残業は引き受けますとも。『あーあ、この残業のせいで夜ご飯作れなくて家庭が崩壊したらあなたのせい。』『夜ご飯?帰って何を作る気なんだ?』『…海鮮丼。』『それって飯炊いて切って載せるだけのやつか?』『お米は研いでタイマーかけてから出社してきましたし、切れてるお刺身が冷蔵庫にございますが、何か?』馬鹿トークは続けつつも、手は動いています。『やる気マンマンじゃないか。』

日が沈む前に帰宅できるのがパートの良さだと思ってたのに…とか言ってる場合じゃない時期は、繁忙期モードで働くこともございます。そうでもしないと仕事が回らないのがわかっておりますので。言葉が乱暴な営業マンも、お礼とは言わずにただ、『買ってきてやったぞ。』って私が好きだと言ってたアイスラテを翌日持ってきてくれるはず…ということもわかっておりますので。『来月は中旬が一番契約が多くなりそう』って事前に言ってくれてたし、こういう人のためなら無理もします。

普段は用心深い営業マンも、珍し過ぎでかえって記憶に残るぐらいの頻度で、慌ててパートに仕事を頼むことがございました。『お嬢様方、先に好きなお味をお選び下さい。営業マンはその残りな!』シューアイス?ぱくぱく。『営業マンのみんなが忙しくさせてるのは承知の上でのお願いですが、午前中に!お願い!!』ぱくぱくぱく…冷たっ!お礼を先に食べちゃったから無理せざるを得ません。

用意周到な方はコピー機が混雑する月末には余裕で居られるようにするものですが、だいたいの営業マンは月末最後の最後まで忙しくて、当然のように周囲に迷惑をかけます(仕事だから別にいいですけど)。いずれにせよ、そういう忙しい時期に、決算期には間に合わなさそうな案件って後回しにしたがっているように見えます。儲け少ないのに時間のかかりそうな不動産を売りたいなら、夏枯れと言われる暇な時期が始まる頃に持って来れば、丁寧かつ真剣に動くような気がいたします。

清き一票を♪

縄伸び&縄縮みでFinish

『何か面白いお話、聞かせて下さいよ~♪』//////。『昼間からソレは、大っぴらに笑えません。もっと、不動産屋さんならではの。』『俺を仲介業者扱いしないでよ。今までの地上げの経験から為になる話を特別に教えよう。』『そういうの、好きー!』かわいがって下さったおじさんとの会話です。

『今、○○が建ってる所ね、地上げしたの俺なんだよ。その時のお話ね。覚えとくといいよ。』『へー。』ナニナニ?足元見てひどく値段を吊り上げてきたバアサン相手に四苦八苦してきた?…で、よくよく考えたらそこじゃない方の土地を買えば用が足りるじゃないということに気付き、欲張りなバアサンには一銭もお金を払わず、違う地主さんにそれなりの価格で売って頂いて終了…と。欲張り過ぎると何も得られませんよという教訓で為になるお話は、特に面白く無いと思いますが、何か?

『あっ、足りない?こんな話も覚えておくといい。為になるから。』ナニナニ?居続けると言い張る人と、ここで建てたいと言う人は、二人だけだと対立し合ったまま。そこで地上げ屋さんの出番です。『それぞれに聞いて欲しいこと、強く思っていることってあるんだ。その両方を、俺が全部聞いてあげる。そしたら心を開くでしょ?(以下省略)』…そういうお仕事なんだから当たり前じゃない?

頼んでないのにしてくるお話は下ネタばかり。不動産絡みの面白いのを頼むと特に面白くない訓話を聞かせてもらってきました。『引退する前に、伝えておきたいことがあるから聞いて欲しい!』一種の引継ぎ?『縄伸び。反対語は縄縮み。こういう字を書く。測量する時に使った縄が実は伸びてて(?)あとで測り直したらもっと広かった…ってのが縄伸び。少なめに書いてあったんだ。逆に縄縮みは(以下省略)。覚えといてよ。』素直に覚えましたが、その縄一体どこで使うのでしょう?

聞き流してくれてもいいと言われた話の方が気になります。おじさんから見ると仲介業者はチマチマしてて打ち方がセコい…のだそう。『みんなニコニコとか小さいの狙うからな。地上げを経験したら恥ずかしくてそんなの出来ない。』みんなでニコニコ作ってる卓なんて見たことないけど、あったらカワイイかも。そういう私を『まだまだだな』って言うのが常でした。居なくなると寂しく思います。

清き一票を♪

気の合う先輩

不動産業界では人の入れ替わりが多いので、印象に残らないまま消えていった営業マンも多いものです。活躍されてからいい所に転職していった方なら印象に残りやすいものですが…。パートの入れ替わりの激しい不動産会社もございましたっけ。美人ばっかり採用するのにお局様が苛めてスグ辞め…十人ぐらいスグ辞める美人が続いたのち、そうでない女性を採用してみたら長く持ちこたえた…って話は印象的でした。今回は、どちらのパータンでもないけど記憶に残ったお話。

社員がどんどん辞めていく中、見かけ倒しな人の入社が続き、ついに、『ダメっぽい』雰囲気の若い男の子まで入社してくるようになりました。褒めるべき所のほとんどない子だったけど、インパクトは大きかったです。女性の居る職場というのが嬉しかったらしく、やたら機嫌良かったのが印象的でした。『女の人と同じ空気が吸えるだけで嬉しいっす!』って気持ちはわからなくないけど、女性にとっては気持ち悪い発言。だから女性から不評でした。仕事出来ないから上司からも不評でした。

でも、1人だけ気の合う先輩が居ました。淡々と業務を処理していく先輩と、モテない新人くんの共通点って何?女性の趣味が同じなんですって。お世話になっている女優さんが全部同じなのだそうです。お宝DVDを披露したり…貸し借りする姿は見たくないけど、趣味の合う人が社内に居ると楽しいという気持ちは理解できます。先輩も仕事でカツを入れて欲しかったものですが。

何の成果も出せないまま新人クンが去る直前、彼がまさかの言動に出ようとしているので、止めに入ることにしました。確かに若くてカワイイけど、挨拶以外の会話をしたことない社内の女性に、退社目前で唐突に【告白】するって変でしょう?彼はこれ以上、恥をかく必要はありません。『大っぴらに言うべきでないと思って黙ってたけど。若くてカワイイ彼女は、先輩と付き合ってるからね。』

『せっかく若い女の人と出会えたと思ったのに…。』うーん、職場でせっかく気の合う先輩にかわいがってもらえたんだから、仕事のコツとか学ぶ機会だったと私は思います。営業マンはある程度仕事出来ないと社内に残れないし、社内恋愛はよっぽど仕事が出来るようになってからですよ。

清き一票を♪

スタートラインにて

高卒で上等、時々学歴不問とまで書いて求人されているのが不動産屋さんの営業マン。私の勤務経験で悟ったその実態は…本当に学歴不問です。高学歴だから偉いなんてルールは見ませんし、年功序列すら有りません。年下高卒の営業マンに、『おいっ!』って大卒のパートが呼びつけられることもよく有ります。いいんです、よく稼いで会社を儲けさせてくれる営業マンですから。

教育熱心な家庭で育っていたなら高学歴になったかも知れない営業マン、若いうちは持って生まれた賢さを女の子をいかに効率よく口説くかということに集中して使われてきたようです。『合コンで一番かわいい子を持ち帰るコツ?序盤はどんなブスが混じっていようと女の子全員に優しく気遣う。中盤は…(以下略)。』営業が上手くいくと全国で何位とか言われて表彰されることに喜びを見出し、稼ぎまくるようになったそうです。※全然イケメンじゃないけどモテてらっしゃいます。

ちょっとオバカに見える三枚目で明るい感じが客層の好みにマッチしていたのだと思いますが、彼は一歩踏み出して別なステージに上がってみたくなったようです。書き置きにやたら変な言葉が混じってくるようになりました。全然無くてもいいタイミングで、文末あたりに『敬具』って単語がソロで入ってくるんですよ。取引先から来る文章に良く使われてるから使ってみようと思った…のかな?

『拝啓』抜きの『敬具』と同様、彼の立ち位置って中途半端だと思うんですよね。必要以上にパートから中途半端な長さの書き置きを連投し、都度、『前略~草々』を入れておきました。最近特に漢字に興味持っておられるようだから、辞書とか使って調べてみるのではないかと期待して。効果はすぐに現れ、書き置きが『拝啓』と『敬具』の間に挟まるスタイルに落ち着いたので、パートによる書き置き教育は終了しました。『国語が得意だった私が日本語の書き方を教えてやりましょう。』って言うとヘソを曲げそうなので気を遣いました。教育されていたという自覚は有ったようで…。

『不動さん、アレ何て言うんだっけ?四角定規…違う!』『三角定規とか 三角スケール のことですか?』『お店に有る定規の話じゃなくて、定規みたいな悪い状態を例える言い回しで…。』『……。もしかして、杓子定規のことですか?』その時に私の頭に浮かんだのは杓子ではなくて、陸上競技場。トラックの内側寄りってスタート位置が後ろの方に有って損しているように見えるでしょう?おバカで明るい若造イメージから渋い漢字多用キャラへの転身は、最初のうちは損しているように見えそうです。でもきっと成し遂げられます。プライドを傷つけない形で今後も協力させて頂きますね!


清き一票を♪清き一票を♪清き一票を♪

女の子に魔法の呪文

不動産屋らしからぬロマンティックな記事タイトルにした理由は、こんな時期なので自分にクリスマスプレゼント的な意味で無理矢理かわいく取り繕ってみたからです。お嫌でなければ皆様もご一緒にロマンティックな気分に浸って下さいね。言葉の魔法にかかるかも知れませんよ。
一票ください♪
主人がいつも会社でお世話になっているらしい経理のおばさんって仕事が出来て人柄も良いのだそう。社内エピソードをありがたく伝え聞いてきました。『今日はつくづく思ったな。このは本当に残念過ぎる顔をしているな~って。』…恩をあだで返すような発言で申し訳ないですけど、写真を見る限り…そうかも(すみません)。まあ、失礼な部分は聞き流して下さい。
一票ください♪
主人から見ても随分いい年の女性を、『この』と呼んでいるのです。もちろん社内ではさん付けらしいですけど。『その言い方って…』『さんざん親切にしてもらってるのにってわかってるけど、本当に顔が…』繰り返させるだけなのでその話題全体を流してしまうことにしました。
一票ください♪
女性同士では、年上の人を『女の』呼ばわりにすると失礼にあたるとか色々考えてしまって、目上の方を『この』って呼ばないし、心の中で思うこともないと思います。男性の場合、『女の』と呼ぶために超えるべきハードルが結構低いらしいです。これは素晴らしいことです。
一票ください♪
『好きな方を選んで。』って言って下さった営業マンが、『こっち選ぶってたいてい…』って占い師みたいな診断して下さったんです。『当たってますね。』って答えつつ、頭の中では、『きゃ~~!久しぶりに、って言われちゃった♪』って有頂天でした。結局一回しか言われませんでしたが、その一回で10歳ぐらい若返ったように感じました。向こう10年ぐらい感謝され続けることになると思うので、周囲の色んな女性を女の扱いすることを皆様にもお勧めいたします。

清き一票を♪

エクセル世代属性

『不動さん、家賃表を作って欲しいんだけど、出来る?』『白紙の状態から作ったことはございませんが、他の営業マンが使って来られたフォームを改造する形で作ったことは何度かございますよ。』『俺が独自に作ったのを使って欲しいんだ。』ここまでは余裕の笑顔で了承しました。

送られてきたファイルを見てビックリ。『○○さん…お若いと思ってたのに、ワード世代だったんですか!』『俺が自分で作ることも出来るんだけど(怒)。不動さんはワード出来るの、出来ないの?どっちよ?』『あっ、もちろん、出来ます!させて頂きます!○○さんほど早くないかも知れませんが、私めに作らせて下さい!!』…なんで作表をワードなんて面倒くさいソフトでするんだろう?私なんて作文もエクセルだけで済ませちゃいますよ~って顔を見せてしまいました。

同じ不動産屋さんの同じ支店なのに、担当者ごとにフォームが全部違うってのも効率悪い話ではございました。会社から統一フォームを使うように指示するとかしたら…パートの作業がラクになるんですけどね。私よりちょっと上の世代、家庭用ワープロを使いこなしてきた延長でパソコンで作った表を印字するようになったと思われる方々は、エクセルよりワードを愛用していることが多いです。勝手ながらエクセル敬遠する方々をワード世代と呼ばせて頂いております。

ここでとりあえず一票♪

これも勝手な想像ですが、ワード世代の方は下の世代がエクセルの便利な機能に感動してどんどん吸収していくのを見ても精進する気力がなくなってしまっているのです。濃い化粧だけど古い方向に頑張り過ぎな年上の女性を見かけることがございます。彼女がテクニックを磨こうと思った時期が濃い眉に濃い化粧全盛期で、その後はギャル系が流行ろうがドール系が流行ろうが、新しいメイクを覚える気力が出なくなってしまったのでしょう。似たような話だと思って。

ワードを使う作業が営業マンより遅い事務員の分際で、偉そうに『世代』が上の人を馬鹿にしたような発言をしてしまってすみませんでした。その後の転職先で深く反省しました。思わず『お父さん』って呼びたくなるような、本当に上の世代のおじさんがパソコンに向かっておられるのを見て、『自分だけがエクセル世代』って言い切っちゃいけなかったことを痛感いたしました。

おじさん、作業の途中で『ちょっと聞きたいんだけど…』って質問して下さったんです。とても簡単なご質問なので即答できて助かりましたけど…。セル一つの大きさが、トランプより大きかったです。一つのセルに入っている数字は6つぐらい。その数字は、雀牌一個分ぐらいの大きさ。まるで私がおじさんと一緒のエクセル世代って言いたくないみたいな拒否反応ですが、何か?

清き一票を♪

釣りメールVS自意識

昔は迷惑メールの件数も少なかったものです。増えてくると、『他人から見た私が欲求不満だから、こんな件名のメールが来るのかしら?』って落ち込むようになり…もっと増えてくると、迷惑メールフォルダーごとポイッ。更に増えるとフィルタリングされずに普通の受信箱に入ってくるのもあり、イラッ。『バイ○グラ』みたいに、わざわざ伏字にするとか、あざといし。イライラッ。

特に私の心を見透かして?『不動産投資でひと儲けしましょう!』っぽい件名でよく届くのが気にいりませんでした。儲けたくない訳じゃないけど、買うお金は無いし、大金を借りるあても無いし。『○○町(一等地)のビル、売却予定です!』とか、開いてみたくなる件名なのが余計に悔しく思いました。いつからこのシリーズが届くようになったのかしら?心当たりが有るような?

そのシリーズの送信者から、『明後日○時で予約しました』ってメールが来た時に、送信者の氏名に心当たりがあることを思い出しました。ありがちな名前ですが一応仮名で、ウッカリさんとしておきます。実力もあるし人もいいけど色々ウッカリな失敗もあって、退職されて…その頃から私の欲望にピンポイントな釣りメールが来るようになったんでしたっけ。

調べてみると、送信者はウッカリさん。送信元アドレスはウッカリさんの転職先の会社アドレス。Toに私のアドレス一つだけ、Cc は無し。私とは違う苗字の方への呼びかけで、『現地集合で明後日よろしくお願いします』って書いてあるメールでした。Bccにも相手のメールアドレスを入れられてない場合、ウッカリさんは待ちぼうけになりますよね?入れてないでしょうし。

慌ててウッカリさんに連絡しました。以後、エッチ系とギャンブル系以外の迷惑メールは受信箱に入らなくなりました。『私の欲望を見透かされてる!』って思って意地を張らずに最初に開いていれば、ウッカリさんの送信ミスはもっと早く防ぐことが出来たように思いますが、何か?

清き一票を♪

ハンカチおじさん

目より下のお顔はデンゼル=ワシントンにそっくり。身長167cmぐらいぽっちゃり目。私にとってはお兄ちゃんみたいな営業マンですが、世間一般から見ればオジサンでしょうね。モテ要素満載ではない外見ですが、女性のお客様に人気です。『土地売って欲しいな~』って下心あって通いつめたお家の主婦から子守兼留守番を任されるって、嫌われてない証拠ですよね?

黒人俳優似の彼(以下、デンゼルさん)は夏場は涼しく見えないというハンディを負っているはずです。『実際、汗かきやすい体質ですよね?』『おーぅ。エアコンの設定温度は相当下げたがるタイプだよ。』そこを手っ取り早く誤魔化しているつもりなのか?ムスクとか何らかの強いニオイを発することで、『はいはい、努力してますから文句言わないでね。』って投げやりなことをするオジサンも多いですが、彼は違います。私の嗅覚ではデンゼルさんは無臭と認識しました。

パッと見た感じ、デンゼルさんは生まれつき夏っぽい雰囲気だけど汗臭い訳でもなくて、何か不思議だけど自然という雰囲気です。私は影で相当の小細工をしていると見破りましたが、その方法がわからないので本人に聞いてみました。『不動産屋は客商売だから気持ち悪いとか不潔とか思われたら終わりだよ。そりゃ、色んな所で気を遣ってるんだよ。』特別に奥義を教わりましたが、門外不出とも言われてないのでブログで晒します。参考にして下さいね。



基本的なことなので、制汗作用と消臭効果の高い小道具のご説明は控えます。それぞれご自分の肌に馴染む物を探してご利用下さい。デンゼルさんは普通の小道具の使い方が特に上手なので、そのお話のみ書きます。用意するのはエアコン付き営業車と木綿のハンカチ(普通のサイズ)。暑い中、徒歩で移動してきたら、一旦エアコンの効いた車内に入ります。汗がひいた頃に出てくるのがコツなのだそうです。『この瞬間の俺、一番爽やかな笑顔になってるから。』

自他共に認めてる爽やかな笑顔で挨拶出来たとして、夏場は何分か過ごすと汗ばんできますよね?『うわー汗出そう。もう出る。出た?出たかも知れない。』って思いながら話上の空で過ごす時の表情は全然爽やかでないはずです。『汗出そう』って思ったら、爽やかな笑顔そのままで右手をポケットに入れてすばやく正方形にアイロンされたハンカチを取り出します。それを半分に折ってお顔が隠れないように気遣いつつ、おでこから垂れてきそうな汗を木綿の吸水性を活かして吸わせ、即座にポケットに戻します。何分かして垂れそうになったら又繰り返します。

暑さでダラけたりせず機敏に動くので、見ていて暑苦しくなりません。『男なんだもん、外歩いてるもん、ダラダラ汗流して何が悪い?冷たい水だせよ、水!』…みたいなこと言わない男性の方が女性にモテるものです。爽やかな気遣いをされ続けているうちに、『自宅に知らない男が居る』っていう不快感を覚えなくなったのでしょうね。美容室行くから歯医者行くから。何度も子守兼留守番をお願いされたそうです。結局その主婦には何も売って頂けませんでしたが、何か?


清き一票を♪

動かないのが仕事という体質

ノルマを意識し過ぎたのでしょうか、普通は手を引くような案件を、崖っぷち営業マンが強引に契約予定までまとめられました。『そこって相続で揉めてる最中じゃなかったでしたっけ?』揉めるような人って、約束を守らない人が多いものです。契約予定まで来たということで営業マンの首は一旦つながりましたが、やはり契約は流れました。当然と言えば当然。

その後の展開は当然とは思えませんでした。揉めている親族の方からお電話が入ったそうです。『あっ、妹の件でお世話になってる不動産屋の○○さんですよね?この間はどうも失礼しました。』怒鳴り込んできた人が急にこんな態度に出た時点で警戒しても良かったと言えそうですが。『○○さん、○○町の角にお住まいなんでしょう?毎朝○時頃、奥さんが窓から手を振って、○色の車で出社するご主人を見送ってるの、カワイイですねww』関わったことを悔やんでいるそうです。翌月会社を辞めても、お客さん未遂のお兄様から買った恨みは消えません。

この営業マンもカワイイ奥様を養うために首をつなぎたくて、無理をしたのです。会社はノルマ未達という理由だけで社員をクビにするのは難しいのですが、稼いできてくれない営業マンに居座ってもらっては困るので、居心地悪く感じるような罰を科します。長文反省文の提出とか、あからさまに嫌味を言うとか。嫌がらせをエスカレートさせ続ける会社を訴える人はまれで、ノルマを達成するか自己都合退職するかを選ぶのが普通です。少なくとも不動産業界では。

関わらなければ良かったって言われるような性質の不動産会社ではなくて、過度に非人道的な罰は加えていないように見えた職場で。普通は3ヶ月契約ゼロなら辞めるでしょうって空気の中で、大幅に超える期間ゼロのまま居続ける営業マンを見たことがあります。昼間からいつも怒鳴られてました。よっぽど特殊な人なのか?居心地悪い所に居ても体調を崩さないという体質みたいです。なぜ耐えられるのか?叱責や嫌味が耳から入ってきても気にならないのか?

私の定義する『普通』は。そこまで泥沼化する前に崖っぷち営業マンは退職の意思を伝えます。形式的なお引留めすら無いかも知れません。よくある話ですから。明日で辞めることが確定している営業マンに不必要な罰を与えることはしません。よく居るパターンですから。長文反省文を読むこと自体、上司にとって時間の無駄でしょう?事務的に事務手続きの話をして、さようならです。最近、あからさまな嫌がらせにどう耐えるべきかというご相談メールを頂き、特殊体質でない方にはそこで耐える以外の選択肢を選んで頂きたくて、この記事を書きました。

清き一票を♪

CcわかるよねJK

『不動さん、カーボンコピー知ってるよね?』『…もしかして、メールのCcのことですか?』『おぅ!最新OA機器を揃えた不動産会社で営業マンがパートさんにカーボン紙を挟んでボールペンの筆圧強くして複製を同時に作れ…とかいうアナログな話をする訳ないだろJK!』
一票ください♪
『Bccが何の略かもわかるよね?』バックカーボンコピー…の前に、カーボンコピーとは。電子メール(e-mail)のあて先(To)以外の人にも、こんな連絡送ってるよとさり気なくお知らせするための、オマケのあて先。この人にもこのメールのコピーを見せてますってことをみんなに内緒で送っておくのが、Bccのあて先。Toで送られた人とCcで送られた人は同じ物を受け取ります。Bccの人のアドレスはみんなに表示されませんが、ToとCcはみんなに表示されます。
一票ください♪
『最近、○○さんから俺宛の電話多いじゃない?毎回同じ内容って知ってた?』『…存知ません。折り返し電話下さいとか、お手すきの時に電話下さいとしかおっしゃらないので。』『毎回、さっき違う人宛のメールが私の所に送られてきたのでお知らせしますって電話で、その都度俺が、あなたのはCcであってToじゃないから間違いじゃないですよってちゃんと説明するんだよ。その次のメールもToが違う人で○○さんCcなのに、また電話してくるの。懲りないよね。』
一票ください♪
『ToとCcの違いがわからない人にCcで送り続ける方が懲りないって見方も出来そうですが?』『今どき、わからない方がおかしいんだよ。現に、不動さんは俺が説明する前から知ってた。』『私はあなたのお陰で社内で二番目にパソコンヲタクという称号を頂きましたが、その差は大きいままです。』『だから、その差が大きい不動さんでも知ってるじゃない?』『…ちょっと失礼!』
一票ください♪
『…また○○さんからお電話です。』その後、【メールをCcで送る→電話が来る→Ccですからと答える】…という無駄なローテーションに加えて、【→パートに愚痴る→時間の無駄になるから、『Toの人へのご連絡ですが、Ccの人にもお知らせしておきます』って冒頭に書く癖を付けた方がいいとパートに言われる→そんな文を書くのは時間の無駄だと口答えする】って儀式も加わり、効率悪いことしているなぁと思いました。…無駄な愚痴にお時間を取らせてすみません。

清き一票を♪

悪い不動産屋と結婚した話

金屏風の前で微笑む美女。その横でニヤつく不動産屋の営業マン。彼に向かってビール瓶を持って進み出た私が言いました。『今度は二人で、また家に泊まりに来て下さいね♪』直後に、しまった!と思いました。新郎の顔が真っ青になってしまったからです。新婦が彼に言いました。『あ、彼女がこの前泊めてもらった、ゆり子ちゃんなの。』自己紹介してなくてスミマセン。

披露宴に呼ばれる友達って彼もよく知っている人が多いのでしょうけど、私は異色でした。招待してくれた彼女の気持ちを考えてみると参列すべきだと思ったのでノコノコ出てきたのです。だって、この縁談を進めるかどうか迷っている彼女の背中を押したのは私だったのですから。

当日、懐かしい知人にも会いました。『え?ゆり子さんも?』そうよね、私、違う子と卒業旅行したもんね。『彼のことで色々相談に乗ってたから…かな?』弁解っぽく、呼ばれた理由を推理して説明しました。誰からも好かれる彼女を気にいっているであろうことは理解できます。けど、『本当にこんな人でいいのか?』って悩んでたんです。付き合ってる彼が凄く悪い人だから。

他人の悪いエピソードをブログに書くのもいかがなものかと思いますが。一つだけ挙げると、何のためらいも無くゴミをポイ捨てするんです。彼女にとがめられた彼が、『なんで怒るんだよっ!』と、不良少年のように逆ギレするから言い返したそう。『地球が汚れるじゃないの!』と、言い放ってゴミを拾った彼女は、自分が善良な市民に昇格したような気分になったそうです。

宿を貸す予定だったのが徹夜恋愛相談になってしまい、結婚経験のある者として私の経験を話しました。『私は結婚してから2ヶ月に一回は保険のオバチャンと話さないといけなくなったのよ。』主人がセールスレディに話しかけられると断れない人なので、『決定者は妻なので私は知りません。』って一律答えるからです。私なら通話時間3分以内で済むお断りなのに、断れないのだとか。『その彼なら、保険のオバチャンに自宅の電話番号教えることもなさそうじゃない?夫がいい人だと妻が悪い人にならざるを得ないのよ。あなたは善良な市民でいられそうよ。』

自分勝手な人と敵対する立場になると、色々損することがあります。お人よしの味方になっても、損することがあります。お人よしが敵対する立場に居れば楽勝ですが(悪い人の発言?)、自分勝手な人が味方にいれば、何もしなくても得することが多そうです。実際、場所取りとか上手なご主人との行楽は快適で、幸せに暮らしているそうです。悪い不動産屋さんと結婚すべきかどうか悩んでいる女性の皆様は、今回の記事を読んで賢い選択をされることでしょう。

清き一票を♪
めでたく結婚することになった悪い不動産屋さん!お礼のクリックを忘れずにね♪
 | HOME |  » ▲ page top